需要業界の低迷による業績・財政状態への影響
FY2016に初出。26回の記載のうち12回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2018-Q1。直近の記載は2026-09-04。
ナトコがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。76社中61社が悪化側に。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに4社。
- 2026-09-04再定義決算
「金属用塗料分野では、鋼製家具、景観資材向けの需要は低調でしたが、工作機械、電気機器向けの需要が旺盛だったことに加え、中東情勢の先行き不安から3月以降の受注が好調であったことにより、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。」
需要業界の低調・旺盛が併記され、金属用塗料全体では受注好調により増収となる構成を示している。 - FY2026-H1再定義有価証券報告書
「金属用塗料分野では、景観資材向けの需要は低調でしたが、金属加工機械、電気機器やボンベ向けの需要が旺盛だったことに加え、中東情勢の先行き不安から3・4月の受注が増加したことにより、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。建材用塗料分野では、住宅着工件数減少の影響を受けたことにより、売上高は前年同期に比べ僅かに減少しました。」
需要業界の状況は一様ではなく、景観資材・住宅関連の低調と、金属加工機械・電気機器・ボンベ向け需要の旺盛さが併記される構成へ変化している。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「金属用塗料分野では、鋼製家具、景観資材向けの意匠性・機能性塗料が順調であったことと、建材用塗料分野では、主力ユーザー向けの需要増やDICグループから内装建材用塗料の販売事業を2024年7月1日付で譲り受けたことにより、売上高及びセグメント利益は前年同期に比べ増加いたしました。」
金属用塗料の意匠性・機能性塗料、建材用塗料の主力ユーザー需要増加および事業譲受により、需要業界低迷による影響が緩和され、塗料事業は増収増益となった。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「金属用塗料分野では、工作機械の受注は国内外とも前年割れが続き市況は芳しくないものの、」
工作機械の受注が国内外とも前年割れとなり、需要業界の低迷が具体的に記載されている。景観資材向け製品の採用増加による一部補完も併記されている。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「建材用塗料分野では、建材業界の動向は低迷しておりますが、内装分野で高機能塗料が伸び、外装分野の主力ユーザーの業界シェア拡大による需要の増加で、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。」
建材業界の低迷は継続しているが、内装の高機能塗料と外装主力ユーザーのシェア拡大による需要増が減収リスクを補い、建材用塗料は増収となった。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「建材用塗料分野では、新設住宅着工動向は前年割れと厳しい方向へ推移し、主力ユーザーの生産状況も国内の住宅市況悪化に伴い需要が低下したため、売上高は前年同期に比べ減少いたしました。」
住宅着工の前年割れと主力ユーザーの生産低下が、建材用塗料の需要低下・減収として通期で実際に現れている。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「建材用塗料分野では、新設住宅着工動向は前年割れと厳しい方向へ推移し、主力ユーザーの生産状況は全体的に生産ダウンとなり需要低下となったため、売上高は前年同期に比べ若干減少いたしました。」
住宅着工動向の悪化と主力ユーザーの生産ダウンが、建材用塗料の需要低下・減収として実際に現れている。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「金属用塗料分野では、工作機械、農業機械、特殊車両を中心に採用された意匠、機能性塗料が順調であったこと、中国でモーターコア向けの塗料が堅調であったことにより、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。建材用塗料分野では、主力外装建材ユーザーの高耐久商材向け塗料や内装建材向けの抗ウイルス仕様塗料の需要が増えたことで、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。」
金属・機械・特殊車両・建材等の複数の需要分野で採用・需要の増加が記載され、需要業界低迷による業績影響は当四半期には緩和方向となっている。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「金属用塗料分野では、工作機械、農業機械、特殊車両を中心に意匠、機能性塗料の提案活動により採用が増えたことや、中国でモーターコア向けの塗料が好調であったことにより、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。建材用塗料分野では、主力外装建材ユーザーの高耐久商材向け塗料、内装建材向けの抗ウイルス塗料の需要が増えたことにより、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。」
金属・機械・特殊車両・建材等の複数の需要分野で採用・需要の増加が記載され、需要業界低迷による業績影響は当四半期には緩和方向となっている。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「金属用塗料分野では、工作機械、農業機械を中心に機能性塗料や粉体塗料の採用が増え、中国で水性塗料を中心に新規ユーザーの開拓が進んだことで、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。建材用塗料分野では、主力外装建材ユーザーの高耐久商材向けや海外向けの商材が増えたことや内装建材向けの抗ウイルス塗料が順調に増えたことにより、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。」
金属・機械・建材等の需要分野で採用・販売の増加が続き、需要業界の低迷が業績に与える影響は当四半期には緩和方向である。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「金属用塗料分野では、工作機械、農業機械、物流機器を中心に意匠、機能性塗料の採用が増えたことや、中国で水性塗料を中心に新規ユーザーの開拓が進み、堅調であったことで、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。建材用塗料分野では、主力外装建材ユーザーの高耐久商材向け塗料、内装建材向けの抗ウイルス塗料の需要が増えたことにより、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。」
金属・機械・物流機器関連や建材分野で採用・需要の増加が記載され、需要業界低迷による業績影響は当四半期には緩和方向となっている。 - FY2021対処有価証券報告書
「金属用塗料分野では、工作機械、農業機械、物流機器向け塗料の出荷が増えたことや中国での販売が堅調であったこと、建材用塗料分野では、主力建材ユーザーの高耐久商材への採用、内装建材において抗ウイルス塗料の採用が増えたこと、」
複数の需要業界で出荷・採用の増加が記載され、需要業界低迷による業績影響は当年度には緩和方向である。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「金属用塗料分野では、中国向けは堅調であったものの、日本国内向けはコロナ禍の生産調整の影響を受けて低調な推移であったことで、売上高は前年同期に比べ僅かながら減少いたしました。」
需要業界の生産調整が日本国内向け金属用塗料の低調と減収として実際に現れている。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「当社グループの製品は、金属、機械、電機・電子、住宅、自動車を始め多分野の業界において生産財として使用されており、これらの業界の需要が低迷した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
需要業界リスクの対象に自動車が加わった。実績面では、製造業の生産減少や住宅着工戸数減少により塗料事業の売上高・利益が減少している。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「建材用塗料分野でも、新設住宅着工戸数の減少に伴い需要が落ち込み、売上高、セグメント利益は前年同期に比べ減少いたしました。」
需要業界の低迷が、新設住宅着工戸数の減少、建材用塗料需要の落ち込み、売上高・セグメント利益の減少として引き続き実際に現れている。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「建材用塗料分野でも、新設住宅着工戸数の減少に伴い需要が落ち込み、売上高、セグメント利益は前年同期に比べ減少いたしました。」
需要業界の低迷が、新設住宅着工戸数の減少、建材用塗料需要の落ち込み、売上高・セグメント利益の減少として実際に現れている。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「建材用塗料分野では、消費税増税の影響による新設住宅着工戸数の減少に伴い需要減となり、売上高は前年同期に比べ減少いたしました。」
需要業界の低迷が、消費税増税による新設住宅着工戸数の減少と建材用塗料の需要・売上高減少として実際に現れている。 - FY2019対処有価証券報告書
「建材用塗料分野では、戸建住宅の新設着工が増えたことで需要増となり、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。」
需要業界の低迷リスクが残るなか、戸建住宅の新設着工増加により建材用塗料の需要・売上高が増加している。 - FY2019-Q3対処有価証券報告書
「建材用塗料分野では、新設住宅動向で戸建て住宅が好調であったことで需要が増大し、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。」
需要業界の低迷リスクが続くなか、当四半期は戸建て住宅の好調により建材用塗料需要が増大し、増収となっている。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「建材用塗料分野では、新設住宅着工数が伸び悩む中、戸建て住宅向け高級商材への需要が増え、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。」
新設住宅着工数の伸び悩みという需要業界の低迷が実際に発生している一方、高級商材への需要増加により建材用塗料は増収となった。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「建材用塗料分野では、新設住宅着件数の減少に伴い、総じて需要が低調であったものの、高級グレード品へのシェアが伸び、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。」
住宅着工件数の減少に伴う需要業界の低迷が実際に発生しているが、高級グレード品のシェア伸長により建材用塗料は増収となった。 - FY2018-Q3顕在化有価証券報告書
「建材用塗料分野では、新規住宅着工件数の減少に伴い、総じて需要が低調であったため、売上高は前年同期に比べ僅かに減少いたしました。」
住宅着工件数の減少に伴う需要業界の低迷が、建材用塗料分野の減収として引き続き実際に現れている。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「建材用塗料分野では、新規住宅着工件数の減少に伴い、総じて需要が低調であったため、売上高は前年同期に比べ僅かに減少いたしました。」
需要業界の低迷が業績に影響するリスクについて、住宅着工件数の減少に伴う建材用塗料需要の低調と売上減少が実際に記載されている。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「建材用塗料分野では、総じて需要が低調であったため、売上高は前年同期に比べ減少いたしました。」
需要業界の低迷が業績に影響するリスクについて、建材用塗料分野で需要低調と売上減少が実際に記載されている。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社グループの製品は、金属、機械、電機・電子、住宅を始め多分野の業界において生産財として使用されており、これらの業界の需要が低迷した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
需要業界の低迷が業績・財政状態に影響するリスクを、引き続き記載している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループの製品は、金属、機械、電機・電子、住宅を始め多分野の業界において生産財として使用されており、これらの業界の需要が低迷した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
複数の需要業界の低迷が、業績・財政状態に影響する一般的な事業リスクとして初めて整理されている。