導出先企業の開発進捗・中断への依存
FY2016に初出。21回の記載のうち12回が「再掲」。直近の記載はFY2026-H1。
カルナバイオサイエンスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。9社中3社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに4社。
- FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「ギリアド社は本創薬プログラムからGS-9911を見出し、2023年12月に固形がん患者を対象としたフェーズ1試験を開始しましたが、2025年8月に、ギリアド社におけるポートフォリオの優先付けに基づく決定により、当該フェーズ1試験への新規患者登録が中止されました。」
導出先ギリアド社のポートフォリオ優先付けにより、DGKα阻害剤GS-9911のフェーズ1試験で新規患者登録の中止が実際に発生した。一方、ライセンス契約は有効に存続し、研究開発は継続していると記載している。 - FY2025-H1再掲有価証券報告書
「当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
導出先企業の開発進捗・中断への依存リスクについて、重要な変更はないとされた。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
導出先企業の開発進捗や中断への依存リスクについて、重要な変更はないとされた。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「本ライセンス契約の取扱いについて協議を行い、2024年3月に本ライセンス契約の終了について合意いたしました。」
導出先FRTX社の清算・解散計画を受け、導出先企業の経営判断によりライセンス契約終了が実際に発生した。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「キナーゼ以外を標的としたパイプラインとして当社が創製したSTING(Stimulator of Interferon Genes)アンタゴニストを米国フレッシュ・トラックス・セラピューティクス社(以下「FRTX社」)に導出しておりますが、同社は2023年9月に、2023年11月開催予定の株主総会の決議を条件とする清算・解散計画を発表いたしました。」
STINGアンタゴニストの導出先であるFRTX社が清算・解散計画を発表し、導出先企業の開発継続に依存するリスクが具体的な事象として発生した。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
導出先企業の開発進捗や中断への依存リスクについて、重要な変更はないとされている。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「しかし、その後の中国における厳しい感染症対策などの影響で中国での治験開始が遅れており、中国での臨床試験データを他の地域に先行して得るという導出時の目的の達成が困難と判断し、2023年3月に中華圏における開発・商業化の権利をバイオノバ社から再取得しております。」
導出先BioNova社の中国での治験開始遅延が実際に発生し、導出時の目的達成が困難となったため、2023年3月に権利再取得へ至った。導出先の開発進捗への依存リスクが具体化した。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
導出先企業の開発進捗や中断への依存リスクについて、重要な変更はないとされている。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「AS-0141はシエラ社によって米国におけるIND申請(新薬臨床試験開始届)が完了しており、当社はシエラ社が実施したすべての前臨床試験データ、原薬および治験薬等を譲り受けました。」
導出先の経営方針変更による契約終了・権利再取得後の状況を継続して記載している。導出先の開発進捗への依存が顕在化した状態に実質的な変更はない。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「本件は、シエラ社が経営方針を変更し、臨床試験のフェーズ3段階にある同社の別のパイプラインに経営資源を集中的に投資すると決定したことを受けたものです。」
導出先の経営方針変更により、Sierra社とのライセンス契約終了と権利再取得が実際に発生し、導出先の開発継続に依存するリスクが顕在化した。 - FY2020-Q1再掲有価証券報告書
「当社が開発し、シエラ・オンコロジー社(以下、シエラ社)に導出した、がんを標的とするCDC7阻害剤AS-141 (シエラ社の開発コード:SRA141)につきましては、導出先のシエラ社が、開発を引き続き前進させるため様々な選択肢を戦略的に検討中と発表しており、当社はSRA141の治験が早期に開始されることを期待しております。」
SRA141について、シエラ社が開発継続の選択肢を検討中であるとの従来の説明を継続している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「シエラ社は、SRA141の開発を引き続き前進させるため、様々な選択肢を戦略的に検討中と発表しており、当社はSRA141の治験が早期に開始されることを期待しております。」
SRA141について、導出先が別パイプラインにリソースを集中させるため開発方針の選択肢を検討中とされ、導出先の判断・進捗への依存がより具体化した。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
導出先企業の開発進捗や中断への依存リスクについて、重要な変更はないとされている。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。」
導出先企業の開発進捗や中断への依存リスクについて、重要な変更はないとされている。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。」
導出先企業の開発進捗や中断への依存リスクについて、重要な変更はないとされている。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
導出先企業の開発進捗や中断への依存リスクについて、重要な変更はないとされている。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。」
導出先企業の開発進捗や中断への依存リスクについて、重要な変更はないとされている。 - FY2017-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。」
導出先企業の開発進捗や中断への依存リスクについて、具体的な変更は記載されていない。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社が大手製薬企業等に導出した創薬パイプラインは、主に導出先企業において導出後の医薬品開発を実施し、その開発の進捗に応じて、導出先企業よりマイルストーンを受領することで売上を計上するとともに、上市後は当該医薬品の売上高に応じたロイヤリティ収入を計上します。しかしながら、導出先企業における開発スケジュールが変更になった場合、また、当該医薬品開発が中断された場合は、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
導出後の開発、マイルストーン、上市後ロイヤリティが導出先企業の開発スケジュールや継続に依存する構造をリスクとして示した。