オルメサルタンへの依存とパテントクリフ
FY2016に初出。31回の記載のうち17回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q3。直近の記載はFY2026。
第一三共がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。7社中4社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに1社。
- FY2026欧州売上の減少停止有価証券報告書
「オルメサルタン 高血圧症治療剤 183 183 0 0.2%」
欧州オルメサルタンはFY2025の183億円からFY2026も183億円で、これまでの減収傾向が通期ではほぼ止まった。特許満了後の販売リスク自体の記載は継続している。 - FY2026-H1欧州オルメサルタンの一時的増収有価証券報告書
「オルメサルタン 高血圧症治療剤 95 103 8 8.1%」
オルメサルタンの欧州売上収益は前年同期の95億円から103億円へ8.1%増加した。これまで継続していた販売減少とは異なる中間期の動きが示されたが、製品依存・特許満了後の販売リスク自体の記載は変更されていない。 - FY2025再掲有価証券報告書
「オルメサルタン 高血圧症治療剤 196 183 △13 △6.7%」
オルメサルタンの欧州売上収益は前年度比6.7%減の183億円となり、独占販売期間満了後の販売減少影響が継続して示された。 - FY2024再掲有価証券報告書
「オルメサルタン 高血圧症治療剤 200 196 △4 △2.1%」
オルメサルタンの欧州売上収益は前年度比2.1%減の196億円となり、独占販売期間満了後の販売減少影響が継続して示された。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「オルメサルタン 高血圧症治療剤 148 145 △3 △2.1%」
オルメサルタンの欧州売上収益は前年同期の148億円から145億円へ2.1%減少し、独占販売期間満了後の販売減少影響が継続して示された。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「オルメサルタン 高血圧症治療剤 98 92 △6 △6.1%」
オルメサルタンの欧州売上収益は前年同期比6.1%減の92億円となり、独占販売期間満了後の販売減少影響が引き続き示された。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「オルメサルタン 高血圧症治療剤 54 47 △7 △12.6%」
オルメサルタンの欧州売上収益は前年同四半期比12.6%減となり、独占販売期間満了後の販売減少影響が継続して示された。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「オルメサルタン 高血圧症治療剤 149 148 △1 △0.8%」
オルメサルタンの欧州売上収益は前年同四半期の149億円から148億円へ0.8%減少し、独占販売期間満了後の販売減少影響が継続して示された。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「オルメサルタン 高血圧症治療剤 103 98 △5 △4.7%」
オルメサルタンの欧州売上収益は前年同四半期の103億円から98億円へ4.7%減少し、独占販売期間満了後の販売減少影響が継続して示された。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「オルメサルタン 高血圧症治療剤 56 54 △2 △3.8%」
オルメサルタンの欧州売上収益は前年同四半期比3.8%減の54億円となり、独占販売期間満了後の販売減少影響が継続して示された。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「オルメサルタン 高血圧症治療剤 215 203 △12 △5.6%」
オルメサルタンの欧州売上収益がFY2022に前年の215億円から203億円へ5.6%減少し、独占販売期間満了後の販売減少影響が通期でも継続した。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「オルメサルタン 高血圧症治療剤 162 149 △13 △7.9%」
オルメサルタンの欧州売上収益が前年同四半期の162億円から149億円へ7.9%減少し、独占販売期間満了後の販売減少影響が継続して示された。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「オルメサルタン 高血圧症治療剤 110 103 △7 △6.4%」
オルメサルタンの欧州売上収益が前年同四半期の110億円から103億円へ6.4%減少し、独占販売期間満了後の販売減少影響が継続して示された。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「ジャパンビジネスユニットの売上収益には、イノベーティブ医薬品事業、ワクチン事業及び第一三共エスファ㈱が取り扱うジェネリック事業の売上収益が含まれております。リクシアナ、タリージェ、エンハーツ等が伸長したものの、薬価改定の影響や、独占販売期間の満了に伴うジェネリック参入によるメマリーの減収等により、前年同四半期比11億円(0.8%)減収の1,291億円となりました。」
独占販売期間満了後のジェネリック参入によるメマリーの減収が、国内事業の実績上の減収要因として引き続き顕在化した。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「オルメサルタンは、918億円、前連結会計年度比90億円減収(8.9%減)となりました。」
独占販売期間満了後のオルメサルタン売上減少が通期実績として継続し、グローバル売上収益は918億円となった。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「オルメテック 高血圧症治療剤 94 74 △20 △21.4%」
オルメサルタン製品であるオルメテックの国内売上収益が前年同四半期比21.4%減となり、独占販売期間満了後の販売減少影響が続いている。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「国内医薬事業では、タリージェ等が伸長したものの、薬価改定や独占販売期間の満了に伴うジェネリック参入によるメマリーの減収、ワクチン販売提携の終了等により、売上収益は109億円(4.2%)減収の2,501億円となりました。」
独占販売期間満了後のジェネリック参入により、国内のメマリーが減収となった。オルメテックも前年同四半期比21.1%減収となり、主力品の販売減少影響が継続した。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「オルメサルタン(注)3 高血圧症治療剤 52 44 △8 △14.5%」
オルメサルタンは欧州で前年同四半期比14.5%減収となり、独占販売期間満了後の販売減少影響が継続して示された。北米では28百万米ドルから35百万米ドルへ22.9%増収となり、地域別には異なる動きもみられた。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「オルメサルタン及び配合剤、エフィエントが減収となったものの、リクシアナが伸長いたしました。 オルメサルタン(注)4 高血圧症治療剤 162 140 △22 △13.7%」
欧州においてオルメサルタン及び配合剤の第3四半期累計売上収益が162百万ユーロから140百万ユーロへ13.7%減少し、独占販売期間満了後の減収影響が継続して示された。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「オルメサルタン(注)4 高血圧症治療剤 29 28 △1 △2.6% オルメサルタン(注)5 高血圧症治療剤 63 52 △11 △17.8%」
オルメサルタンの売上収益が前年同四半期比で北米2.6%減、欧州17.8%減となり、主力品への依存および販売減少の影響が継続して示された。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「国内医薬事業では、リクシアナ、カナリア、プラリア、ビムパット等の主力品の伸長及びオーソライズド・ジェネリック製品の寄与があったものの、薬価制度改革に伴う薬価引下げの影響及び独占販売期間の満了によるオルメテックの減収等により、売上収益は167億円(3.1%)減収の5,233億円となりました。」
オルメサルタン製品の減収が継続し、国内オルメテックの売上収益は149億円、前年同期比66.7%減となった。北米・欧州でもオルメサルタン関連製品の減収が続いた。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「オルメテック 高血圧症治療剤 405 119 △285 △70.5%」
独占販売期間の満了によるオルメサルタンの減収影響が継続し、国内オルメテックの売上収益は前年同四半期比70.5%減の119億円となった。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「オルメテック 高血圧症治療剤 319 79 △240 △75.4%」
独占販売期間満了の影響を受けるオルメサルタン製品について、国内オルメテックの売上収益が前年同期比75.4%減となり、減収影響が継続して顕在化した。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「エドキサバン等の主力品が伸長したものの、独占販売期間の満了によるオルメサルタンの減収影響等により、減収となりました。 オルメテック 高血圧症治療剤 168 42 △126 △75.2%」
独占販売期間満了によるオルメサルタンの減収影響が継続し、国内オルメテックの売上収益は前年同期比75.2%減となった。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「独占販売期間の満了に伴いオルメサルタンが減収となったものの、エドキサバン等の主力品の伸長及び為替影響(140億円)により、増収となりました。」
独占販売期間満了に伴うオルメサルタン減収が2017年度にも発生した。国内オルメテックは446億円で35.8%減、米国オルメサルタンは192百万米ドルで68.5%減、欧州は258百万ユーロで28.9%減となった。 - FY2018-Q3顕在化有価証券報告書
「オルメテック 高血圧症治療剤 541 405 △137 △25.2% オルメサルタン※ 高血圧症治療剤 571 155 △416 △72.8% オルメサルタン※ 高血圧症治療剤 293 198 △95 △32.4%」
オルメサルタン製品の売上減少が国内、北米、欧州で数値化された。オルメテックは国内で前年同期比25.2%減、オルメサルタンは北米で72.8%減、欧州で32.4%減となった。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「欧米における独占販売期間の満了に伴いオルメサルタンが減収となったものの、エドキサバン等の主力品の伸長及び為替影響(92億円)により、増収となりました。」
欧米の独占販売期間満了に伴うオルメサルタンの減収影響が当第2四半期にも継続した。売上表では、オルメサルタンが米国で前年同期比73.3%減、欧州で31.9%減となった。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「エドキサバン等の主力品が伸長したものの、欧米における独占販売期間の満了によるオルメサルタンの減収影響等により、減収となりました。」
欧米における独占販売期間満了によるオルメサルタンの減収影響が、当第1四半期の連結減収要因として引き続き顕在化した。米国売上は前年同期比71.5%減、欧州売上は35.8%減となった。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度において、オルメサルタンの売上収益は、当社連結売上収益の22.8%を占めております。オルメサルタンについて、独占販売期間終了後のジェネリック医薬品の市場浸透等により、売上が減少した場合には、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。」
オルメサルタンの連結売上収益に占める比率は22.8%に低下したが、国内オルメテックは前年同期比6.0%減、米国・欧州でも関連製品が減収となった。 - FY2017-Q3顕在化有価証券報告書
「オルメテック 高血圧症治療剤 605 541 △64 △10.5%」
オルメサルタン製品であるオルメテックの国内売上収益が前年同期比10.5%減となり、同製品の売上減少が数値で示された。減少原因の全てを特許満了に帰す記載ではない。 - FY2016初出有価証券報告書
「当連結会計年度において、オルメサルタンの売上収益は、当社連結売上収益の28.8%を占めております。オルメサルタンについて、特許の保護期間の満了(当該特許の保護期間は米国では2016年10月まで、日本及び欧州では2017年2月まで)及びその他の要因が発生して売上が減少した場合には、当社の経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼすことがあります。」
連結売上収益に占めるオルメサルタンの比率と、米国・日本・欧州の特許保護期間満了をリスクとして記載している。