ラツーダ独占販売期間満了後の収益影響
FY2016に初出。18回の記載のうち6回が「再掲」。直近の記載はFY2024-Q3。
住友ファーマがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。7社中4社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに5社。
- FY2024-Q3顕在化有価証券報告書
「売上収益は1,154億円(前年同四半期比58.7%減)となりました。基幹3製品や小児先天性無胸腺症治療剤「リサイミック」の売上は増加しましたが、「ラツーダ」の米国での独占販売期間が2023年2月に終了した影響が大きく、減収となりました。」
ラツーダの米国独占販売期間終了後の収益影響が、基幹3製品等の売上増加があったにもかかわらず、北米売上収益の前年同四半期比58.7%減として継続して実績化している。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「売上収益は733億円(前年同四半期比62.5%減)となりました。進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」、子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「マイフェンブリー」、過活動膀胱治療剤「ジェムテサ」の売上は増加しましたが、「ラツーダ」の米国での独占販売期間が2023年2月に終了した影響が大きく、減収となりました。」
ラツーダの米国独占販売期間終了による収益影響が、新製品の売上増加があったにもかかわらず、北米セグメントの前年同四半期比62.5%減収として現れた。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「売上収益は355億円(前年同四半期比62.7%減)となりました。進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」、子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「マイフェンブリー」、過活動膀胱治療剤「ジェムテサ」の売上は伸長しましたが、「ラツーダ」の米国での独占販売期間が2023年2月に終了した影響が大きく、減収となりました。」
ラツーダの米国独占販売期間終了後の収益影響が、北米売上収益の前年同四半期比62.7%減という実績として現れた。新製品の売上伸長はあったが、ラツーダの減収影響が大きいと記載している。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「「ラツーダ」の米国での独占販売期間が2023年2月に終了したことにより、後発医薬品メーカーによる「ラツーダ」の競合品が発売され、2023年度の売上収益が大幅に減少する見込みです。」
ラツーダの独占販売期間終了後に後発品が発売され、2023年度の売上収益が大幅に減少する見込みとなるリスクが具体化した。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「共同開発・販売提携契約による一時金を売上収益に計上したことに加え、前期に販売を開始した進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」、第1四半期に販売を開始した過活動膀胱治療剤「ジェムテサ」および子宮筋腫治療剤「マイフェンブリー」の売上などの増収要因が、「ラツーダ」の減収や独占販売期間が終了した慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療剤「ブロバナ」の減収などの影響を上回り、増収となりました。」
北米では新製品と契約一時金が増収に寄与した一方、ラツーダの減収および独占販売期間終了後のブロバナの減収が実績として現れた。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「前連結会計年度に販売を開始した進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」に加え、当四半期に販売を開始した過活動膀胱治療剤「ジェムテサ」および子宮筋腫治療剤「マイフェンブリー」の売上が増収要因となりましたが、独占販売期間が終了した慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療剤「ブロバナ」や、前連結会計年度後半の出荷増の影響を受けた「ラツーダ」の売上が減少したことなどにより、減収となりました。」
北米では新製品の売上が増収要因となったものの、ラツーダの売上減少等によりセグメント売上収益は前年同四半期比3.7%減となった。ラツーダを含む主力製品への依存に伴う収益変動が実績として現れている。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当社グループの収益の柱である、「ラツーダ」(ルラシドン塩酸塩)の当連結会計年度の北米での売上収益は、当社連結売上収益の40%を占めております。」
ラツーダへの連結売上収益依存度が前年度の39%から40%へ上昇した。独占販売期間終了後の競合・後発品、サプライチェーン等による売上減少リスクを引き続き明示している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「「ラツーダ」(ルラシドン塩酸塩)の当連結会計年度の北米での売上収益は、当社連結売上収益の39%を占めております。ラツーダの有力な競合品の出現(これには先発医薬品メーカーによる競合品の上市のほか、後発医薬品メーカーによるラツーダの競合品の発売が含まれますが、これらに限りません。)または原材料調達を含むサプライチェーンへの影響その他の予期せぬ事情等により、売上収益が減少した場合には、当社グループの経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。」
ラツーダの北米売上収益への依存度が前年度の38%から39%に上昇し、競合・後発品に加えてサプライチェーン影響もリスク要因として明示された。 - FY2020-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等または、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。」
ラツーダ独占販売期間満了後の収益影響について、事業等のリスクの重要な変更はないと記載している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「先行訴訟および追加訴訟の被告であった複数の後発医薬品メーカーは、和解契約の条項に従い、2023年2月20日以降、米国において「ラツーダ」の後発医薬品を販売することができることになります。」
ラツーダの後発品販売可能時期を2023年2月20日以降とする状況を通期報告でも確認している。 - FY2019-Q3後発品販売時期確定有価証券報告書
「本訴訟および追加訴訟の被告であった複数の後発品メーカーは、和解契約の条項に従い、2023年2月20日以降、「ラツーダ」の後発品を販売することができることになります。」
ラツーダの独占販売期間満了後の収益影響について、和解契約により後発品の販売可能時期が2023年2月20日以降と具体化した。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等または、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。」
ラツーダ独占販売期間満了後の収益影響について、事業等のリスクの重要な変更はないと記載している。 - FY2018悪化有価証券報告書
「当社グループの収益の柱である、非定型抗精神病薬ラツーダ(ルラシドン塩酸塩)の当連結会計年度の北米での売上収益は、当社連結売上収益の38%を占めております。ラツーダは、特許侵害訴訟の動向や他の有力な競合品の出現その他予期せぬ事情等により、売上収益が減少した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。」
ラツーダへの売上依存度を38%と具体化し、独占販売期間満了に加えて特許侵害訴訟や競合品を売上減少要因として明示している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「現在、当社グループの収益の柱である「ラツーダ」につきましては、順調に伸長を続けておりますが、平成30年度に独占販売期間が満了となります。」
ラツーダの独占販売期間満了が平成30年度に到来し、北米事業の利益確保と再成長に向けた最重要課題であるとの位置づけを維持している。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等または、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。」
ラツーダ独占販売期間満了後の収益影響について、リスク記載上の重要な変更はない。 - FY2017-Q2対処有価証券報告書
「シナプサス社を買収し、同社で開発中のパーキンソン病治療剤を獲得することにより、平成30年度に独占販売期間が満了する「ラツーダ」の減収の一部を補うことを期待しています。」
ラツーダの独占販売期間満了リスクについて、パーキンソン病治療剤の獲得を通じて減収の一部を補う対応策が具体化した。ただし、補完効果は「期待」として記載されており、リスク記載自体には重要な変更がない。 - FY2017-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等または、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。」
ラツーダ独占販売期間満了後の収益影響について、リスク記載上の重要な変更はない。 - FY2016初出有価証券報告書
「現在の当社グループの収益の柱である「ラツーダ」の平成30年度の独占販売期間満了に伴う損益への影響を最小限にとどめるとともに、その後の再成長を確固たるものにするための投資も戦略的に進める必要があります。」
平成30年度の独占販売期間満了を、収益影響とその後の再成長投資を必要とする要因として位置づけている。