石油化学品等の原材料市場価格変動
FY2016に初出。22回の記載のうち11回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2018-Q3。直近の記載はFY2026-H1。
日華化学がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。167社中121社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに39社。
- FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「一方、中東情勢の影響等により、売上原価、販売管理費は増加しましたが、原材料代替の取り組みや価格改定により化学品事業は増収増益となり」
原材料・エネルギー供給に関するリスクが中東情勢の影響による売上原価・販売管理費の増加として実際に現れた一方、原材料代替と価格改定による対応も記載された。 - FY2025悪化有価証券報告書
「また、中東地域をはじめとする産油地域における地政学的リスクの高まりや国際情勢の変化等により、主要な海上輸送路に制約が生じた場合には、産油国からの供給や国際的な輸送網に影響が及び、石油関連原材料の価格が高騰する可能性があります。」
従来の市況・需給・天候・為替による原材料価格変動に加え、中東等の地政学リスク、海上輸送路の制約、調達支障が具体的なリスクとして追加された。 - FY2024対処有価証券報告書
「原料調達コストの削減などによる収益性の向上」
石油化学品等の原材料価格変動リスクが残る中、原料調達コストの削減などによる収益性向上が対応策として記載された。 - FY2024-H1対処有価証券報告書
「価格改定・原料コストダウンによる収益力向上」
原材料価格変動による収益圧迫に対し、価格改定と原料コストダウンにより収益力を向上させたとの説明が続いている。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「今年は、アパレル市場の一部や中国市場の回復、新規ビジネス獲得、価格改定・原料コストダウンによる収益力向上などがあり、増収増益となりました。」
原材料価格変動による収益圧迫リスクが続く中、価格改定と原料コストダウンによる対応・収益力向上が記載された。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「為替相場において依然として円安傾向にあること等により原材料や光熱費が高騰し、国内における経営環境は厳しい状況となっております。」
原材料価格の変動リスクが、円安等を背景とする原材料・光熱費の高騰として引き続き実際の事業環境に現れている。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「一方、ウクライナ情勢の影響などにより原材料価格が激しく高騰しましたが、販売拡大、経費抑制、円安の影響、更には価格改定もセグメント利益に寄与しました。」
原材料価格の変動リスクが、ウクライナ情勢等を背景とする激しい高騰として実際に発生した。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「また、経済活動の回復や需給バランスの影響により原材料価格が大きく高騰しましたが、販売拡大、価格改定、経費抑制継続などによりカバーしたことに加え、円安の影響がありました。」
原材料価格の変動リスクが、経済活動の回復と需給バランスを背景とする大幅な高騰として実際に発生した。価格改定、販売拡大、経費抑制継続による対応も記載されている。 - FY2021再掲有価証券報告書
「経済活動の回復、需給バランスの影響により下期に原料価格が大きく上昇しましたが、昨年から実施している経費抑制の継続、一昨年実施した設備投資の減価償却費減少により、セグメント利益は増加しました。」
原料価格の上昇が実際に発生した一方、経費抑制と減価償却費減少により利益増加が記載された。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「一方、経済活動の回復、需給バランスの影響により原料価格が大きく上昇しましたが、昨年から実施している経費抑制の継続、一昨年実施した設備投資の減価償却費減少により、セグメント利益は増加しました。」
原材料価格の変動リスクが、経済活動の回復や需給バランスによる原料価格の大幅上昇として実際に現れている。 - FY2020再掲有価証券報告書
「当社グループの生産のために調達する原材料は石油化学品の割合が高く、石油の国際市況の影響を受けやすい状況にあります。」
石油化学品・天然物への依存と、石油市況、需給、天候、為替による原材料価格変動リスクが継続している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「また、売上高の減少に加え、特定原料価格の値上がり、鹿島工場における減価償却費の増加により、化学品セグメント全体ではセグメント利益が減少しました。」
特定原料価格の値上がりが通期の化学品事業の減益要因として引き続き実際に現れている。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「また、アジア通貨に対する円高の影響、特定原料価格の値上がり、鹿島工場における減価償却費の増加により、化学品セグメント全体では売上高及びセグメント利益ともに減少しました。」
原材料価格の変動リスクが特定原料価格の値上がりとして実際のコスト増要因となり、鹿島工場の減価償却費増加とともに化学品事業の減益に影響した。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「また、昨年来の中国原料供給減が継続したことにより情報記録紙用薬剤の販売が影響を受け、対アジア通貨円高による影響もあり、化学品セグメント全体では、売上高及びセグメント利益ともに減少しました。」
中国原料供給減問題が継続し、情報記録紙用薬剤の販売に実際の影響を及ぼしている。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「繊維加工用薬剤、業務用クリーニング薬剤の販売が堅調に推移した一方、昨年来の中国原料供給減問題継続により情報記録紙用薬剤の販売が影響を受けました。」
原材料供給の減少問題が前年から継続し、情報記録紙用薬剤の販売に実際の影響を及ぼした。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「また、世界的な環境規制の強化、化学品規制の動向、人件費の上昇、金融資本市場の変動、原油価格の乱高下など、引き続き注視が必要な状況であると認識しています。」
原油価格等の市場変動リスクに加え、原料・運賃等のコスト増加が実際の事業運営上の要因として現れている。 - FY2018-Q3顕在化有価証券報告書
「また、NICCA KOREA CO.,LTD.において収益性の高い製品の販売が伸びたことに加え、原料・運賃等のコスト増要因への対策として国内でのコスト最適化活動を継続的に推進した結果、セグメント利益も増加しました。」
原料・運賃等のコスト増要因が実際の事業運営上の要因として記載され、国内でのコスト最適化活動による対応も併記されている。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社グループの生産のために調達する原材料は石油化学品の割合が高く、石油の国際市況の影響を受けやすい状況にあります。」
石油化学品・天然物への依存と、石油市況、需給、天候、為替による原材料価格変動リスクが継続している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループの生産のために調達する原材料は石油化学品の割合が高く、石油の国際市況の影響を受けやすい状況にあります。天然物及び石油関連原材料の割合が高く、需給バランス、天候不順、為替レートの変動に伴い市況価格が変動します。」
原材料の石油化学品・天然物への依存と、石油市況、需給、天候、為替による価格変動をリスクとして記載している。