半導体不足による自動車メーカーの生産調整
FY2021に初出。13回の記載のうち7回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2022-Q1。直近の記載はFY2025。
ダイキョーニシカワがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。28社中9社が悪化側に。
直近の記載が「削除」なのは、ほかに5社。
- FY2025削除有価証券報告書
「中国・東南アジアでの中国の新興メーカーの躍進、また、米国の政策動向など、急激な環境変化に直面しております。」
FY2025の主要リスク欄では、半導体不足による自動車メーカーの生産調整を独立したリスクとして記載していない。市場環境の変化は中国新興メーカーや米国政策動向など、より広い表現で記載されている。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「当社グループの主要な事業領域である自動車部品市場は、半導体不足による影響が解消され、生産が持ち直すなど、回復基調となりました。」
半導体不足による自動車メーカーの生産調整リスクについて、影響が解消され、生産が持ち直す回復基調と記載されている。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「当社グループの主要な事業領域である自動車部品市場は、半導体不足による影響がほぼ解消され、生産が持ち直すなど、緩やかな回復が継続しました。」
半導体不足による影響がほぼ解消され、自動車部品の生産が持ち直していると記載されており、生産調整リスクは緩和方向にある。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年6月30日)においては、新型コロナウイルス感染症の影響や半導体供給不足による影響は回復しつつあるものの、ロシア・ウクライナ情勢等により、原材料及びエネルギーの価格は依然高い水準で推移しております。」
半導体供給不足による影響は回復しつつあると記載され、従来の生産調整リスクは緩和方向にある。ただし、影響が解消したとは記載されていない。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度の連結業績は、世界的な半導体不足の影響等はありましたが、顧客生産台数が回復傾向になったことと、原材料・エネルギー費高騰分の価格への転嫁等により、売上高は前連結会計年度と比べ29,075百万円(24.9%)増加の145,744百万円となりました。」
半導体不足は継続して事業環境に影響したが、顧客生産台数は回復傾向となり、連結売上高は24.9%増加した。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「以上のような経営環境の中、世界的な半導体不足の影響等はありましたが、顧客生産台数が回復傾向になったことにより、売上高は前年同期と比べ18,096百万円(21.4%)増加の102,630百万円となりました。」
世界的な半導体不足が引き続き顧客生産に影響している一方、顧客生産台数は回復傾向となり、連結売上高は前年同期比21.4%増加した。半導体不足による生産調整リスクは解消していない。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「日本では、新型コロナウイルス感染症の拡大と世界的な半導体不足の影響等はありましたが、主要顧客の生産台数が回復傾向になったことと、販路拡大に向けた戦略OEMへの売上増加により、売上高は前年同期と比べ4,241百万円(10.2%)増加の45,787百万円となりました。」
世界的な半導体不足が引き続き主要顧客の生産に影響している一方、顧客生産台数の回復もあり、日本の売上高は前年同期比10.2%増加した。半導体不足による生産調整リスクは解消していない。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「世界的な半導体供給不足を受けた顧客各社の生産台数減少による製品売上の減少がありましたが、」
世界的な半導体供給不足が顧客各社の生産台数減少と製品売上の減少として引き続き実績に表れている。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度の連結業績は、販路の拡大による売上増加はありましたが、世界的な半導体供給不足と、新型コロナウイルス感染症の影響による東南アジア地域からの自動車部品調達支障等により顧客各社の生産台数が減少したことに加え、会計基準変更による影響等で、売上高は前連結会計年度と比べ33,565百万円(22.3%)減少の116,669百万円となりました。」
世界的な半導体供給不足が顧客各社の生産台数減少として通期業績に実際に表れ、感染症に伴う東南アジアからの部品調達支障も併発した。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年12月31日)においては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、海外においては東南アジア等でのロックダウン、国内では緊急事態宣言の発出に加え、世界的な半導体供給不足等が経済に影響を及ぼしており先行きは不透明な状況が続きました。」
世界的な半導体供給不足が経済に影響を及ぼす状況が実際に続いており、自動車メーカーの生産・販売環境に関する半導体不足リスクが継続して顕在化している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「このような状況の中、世界的な半導体供給不足や東南アジア地域からの自動車部品調達の停滞による生産影響等、事業環境の変化に注視しながら、中期経営計画の目標達成に向け努めてまいりました。」
半導体供給不足に加え、東南アジア地域からの自動車部品調達の停滞による生産影響が明示され、供給制約の範囲が広がっている。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間の連結業績は、主要取引先の半導体供給不足を要因とする生産への影響もありましたが、新型コロナウイルス感染症による減産影響が大きかった前年より生産台数が増加したことにより、売上高は前年同期と比べ2,772百万円(10.2%)増加の29,891百万円となりました。」
半導体供給不足が主要取引先の生産に実際に影響し、半導体不足リスクが顕在化した。感染症影響からの回復による増収がある一方、供給不足による生産制約は残っている。 - FY2021初出有価証券報告書
「半導体不足の影響で日系メーカー、米国、欧州の海外メーカーも生産調整を強いられており、生産台数が下がる懸念があり先行きの見通しは不透明であります。」
半導体不足により複数地域の自動車メーカーが生産調整を強いられている状況を、新たな個別リスクとして記載している。