フェノール・澱粉の原材料価格変動
FY2016に初出。24回の記載のうち13回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2018-Q1。直近の記載は2026-07-30。
群栄化学工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。66社中46社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに11社。
- 2026-07-30対処業績予想の修正
「原材料調達の代替ルートの確保等により稼働維持の目途が立ち、原材料価格の高騰に関しても価格転嫁等が進んでおります。」
原材料調達について代替ルートを確保し、原材料価格高騰について価格転嫁が進んでいると記載している。 - FY2026悪化有価証券報告書
「原材料の調達、サプライチェーンに関するリスク」
原材料価格・製品市況の変動、供給遅延・停止に加え、働き方改革関連法に由来する輸送量低下による調達・納入遅延を含むリスクとして整理し、発生蓋然性・影響度はいずれも「高」とされている。 - 2026-05-14悪化決算
「2027年3月期の連結業績予想につきましては、現時点で中東情勢が原材料の価格及び調達等に与える影響を合理的に算定することが困難であることから、未定とさせていただきます。」
中東情勢が原材料価格・調達に与える影響を理由に業績予想を未定としており、原材料・サプライチェーン関連リスクの影響を具体化している。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「利益面では、原材料価格等高騰分の価格是正に取組んだこと並びに在外子会社の利益改善を行った結果、営業利益は前年同期比67.3%増加の2,405百万円、経常利益は前年同期比66.3%増加の2,686百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比64.7%増加の1,843百万円となりました。」
原材料価格等の高騰に対し価格是正を継続し、在外子会社の利益改善と合わせて営業利益等が前年同期を上回ったと記載している。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「利益面では、原材料価格等高騰分の価格是正に取組んだこと並びに在外子会社の利益改善を行った結果、営業利益は前年同期比79.5%増加の1,606百万円、経常利益は前年同期比74.3%増加の1,837百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比70.9%増加の1,269百万円となりました。」
原材料価格高騰への対応として価格是正を継続し、利益面では前年同期比で営業利益等が増加したと記載している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「原材料価格分の価格是正に取組んだこと並びに在外子会社の利益改善を行った結果、営業利益は前年同期比89.3%増加の839百万円、経常利益は前年同期比83.1%増加の935百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比85.9%増加の618百万円となりました。」
原材料価格上昇への対応として価格是正に取り組んだ結果を記載しており、前年度までの原材料価格高騰による利益圧迫の記載から、対応を通じた利益改善の記載へ変化している。 - FY2023再定義有価証券報告書
「原材料の調達、サプライチェーンに関するリスク・地政学リスク等により、原材料調達価格や製品市況が変動することによる業績への影響・原材料メーカーの供給遅延・停止となる事態」
従来のフェノール・澱粉等の原材料価格変動から、地政学リスク、調達価格・製品市況の変動、供給遅延・停止を含むサプライチェーンリスクへと範囲を広げている。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「利益面では、高付加価値製品の拡販や工程改善によるエネルギー消費低減をはじめとする経費削減を実施いたしましたが、上昇し続ける原材料価格をはじめとしたコストアップの影響を受け、営業利益は前年同期比31.3%減少の1,437百万円、経常利益は前年同期比29.7%減少の1,615百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比29.4%減少の1,119百万円となりました。」
上昇し続ける原材料価格を含むコストアップが実際に発生し、経費削減を実施したものの、営業利益31.3%減少などの利益悪化要因となった。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「利益面では、高付加価値製品の拡販や工程改善によるエネルギー消費低減をはじめとする経費削減を実施いたしましたが、上昇し続ける原材料価格をはじめとしたコストアップの影響を受け、営業利益は前年同期比35.4%減少の895百万円、経常利益は前年同期比31.7%減少の1,053百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比29.4%減少の742百万円となりました。」
上昇し続ける原材料価格を含むコストアップが実際に発生し、経費削減等を実施したものの、営業利益35.4%減少などの利益悪化要因となったと記載している。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「利益面では、高付加価値製品の拡販や工程改善によるエネルギーコスト削減をはじめとする経費削減を実施いたしましたが、上昇し続ける原材料価格をはじめとしたコストアップの影響を受け、営業利益は前年同期比42.9%減少の443百万円、経常利益は前年同期比40.8%減少の510百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比42.3%減少の332百万円となりました。」
上昇し続ける原材料価格を含むコストアップが実際に発生し、経費削減等を実施したものの、営業利益42.9%減少などの利益悪化要因となったと記載している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「先行きは、感染力の強い変異株拡大に対する防疫措置による経済活動の回復が期待されるものの、原油価格の高止まりや国際的な商品需給の逼迫の長期化によるインフレ加速が懸念されるなど、依然として不透明な状況で推移すると見込まれます。」
原材料価格リスクに関連して、原油価格の高止まり、国際的な商品需給の逼迫、インフレ加速への懸念を新たに明示している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「利益面では、原材料価格の高騰の影響を受けましたが、前年同期からの売上高の回復、また、高付加価値製品の拡販等により、営業利益は前年同期比42.8%増加の1,386百万円、経常利益は前年同期比44.3%増加の1,542百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比46.7%増加の1,052百万円となりました。」
原材料価格の高騰が当第2四半期累計期間の利益へのマイナス要因として実際に発生した一方、売上高の回復や高付加価値製品の拡販により利益は前年同期を上回っている。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「利益面では、原材料価格の高騰の影響を受けましたが、前年同期からの売上高の回復、また、高付加価値製品の拡販等により、営業利益は前年同期比67.4%増加の776百万円、経常利益は前年同期比67.2%増加の863百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比81.3%増加の577百万円となりました。」
原材料価格の高騰が実際に利益へのマイナス要因となったと記載している。ただし、売上高の回復や高付加価値製品の拡販等により利益は前年同期を上回っている。 - FY2021再定義有価証券報告書
「・石化原料の調達困難化や価格上昇」
原材料価格変動のリスクが、従来のフェノール・澱粉の市況変動という整理から、脱炭素・循環型社会への適応に伴う石化原料の調達困難化・価格上昇という整理にも広がっている。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「利益面では、償却負担の増加、原材料価格の上昇や物流コストの増加等の影響を受けたことにより、営業利益は前年同期比34.4%減少の1,614百万円、経常利益は前年同期比32.2%減少の1,836百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比25.7%減少の1,176百万円となりました。」
原材料価格の上昇が物流コスト等とともに利益減少要因として実際に発生し、営業利益等への影響が数値化されている。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「利益面では、償却負担の増加、原材料価格の上昇や物流コストの増加等の影響を受けたことにより、営業利益は前年同期比29.6%減少の1,391百万円、経常利益は前年同期比29.9%減少の1,510百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比26.6%減少の1,047百万円となりました。」
原材料価格の上昇が償却負担の増加や物流コストの増加とともに利益減少の要因として実際に発生し、営業利益29.6%減少などの影響が数値化されている。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「利益面では、償却負担の増加や原材料価格の上昇等の影響を受けたことにより、営業利益は前年同期比27.1%減少の906百万円、経常利益は前年同期比27.1%減少の1,007百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比28.4%減少の703百万円となりました。」
原材料価格の上昇が償却負担の増加とともに利益減少の要因として実際に発生し、営業利益27.1%減など影響が数値化されている。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「利益面では、輸入原材料価格の上昇等の影響を受けたことにより、営業利益は前年同期比29.2%減少の493百万円、経常利益は前年同期比30.6%減少の508百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比29.0%減少の351百万円となりました。」
輸入原材料価格の上昇が実際に利益減少の要因となり、営業利益29.2%減、経常利益30.6%減など影響が数値化されている。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「利益面では、輸入原材料価格の上昇等の影響を受けたことにより、営業利益は前年同期比9.7%減少の2,459百万円、経常利益は前年同期比7.3%減少の2,708百万円となりました。」
輸入原材料価格の上昇が営業利益及び経常利益の減少要因として実際に発生し、影響が数値化されている。 - FY2018-Q3顕在化有価証券報告書
「利益面では、輸入原材料価格の上昇等の影響を受けたことや、在外子会社の伸び悩みにより、営業利益は前年同期比11.0%減少の1,978百万円、経常利益は前年同期比8.3%減少の2,154百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比17.4%減少の1,427百万円となりました。」
輸入原材料価格の上昇が在外子会社の伸び悩みとともに利益減少の要因として実際に発生しており、営業利益11.0%減などの影響が数値化されている。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「利益面では、グループ全体で生産性の向上及びコスト削減の取り組みを実施いたしましたが、在外子会社の伸び悩みや、輸入原材料価格の上昇等の影響を受けたことにより、営業利益は前年同期比6.6%減少の1,244百万円となりました。」
輸入原材料価格の上昇が実際に営業利益の減少要因となったと記載している。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「利益面では、グループ全体で生産性の向上及びコスト削減の取り組みを実施いたしましたが、輸入原材料価格の上昇等の影響を受けたことにより、営業利益は前年同期比0.8%減少の696百万円となりました。」
輸入原材料価格の上昇が実際に営業利益の減少要因となったと記載している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「これらは、当社グループ製品の材料費のコストアップ要因となります。このコストアップに対して原価低減や製品価格への転嫁により対処していく考えでありますが、原材料価格が高騰した場合は、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。」
フェノール・澱粉の市況連動による原材料価格リスクを継続開示し、原価低減と製品価格への転嫁を対応策として示している。 - FY2016初出有価証券報告書
「化学品事業の主原料であるフェノールの購入価格は、原油の市況に左右されます。また食品事業の主原料である澱粉の購入価格は、トウモロコシの市況に左右されます。」
原油・トウモロコシ市況を通じた原材料価格変動を、材料費上昇と業績・財政状態への悪影響要因としている。