開発費・広告費の回収不能
FY2021に初出。5回の記載のうち2回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2022。直近の記載はFY2025。
ワンダープラネットがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より6年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。15社中4社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに3社。
- FY2025顕在化有価証券報告書
「「パンドランド」は、注力した繁体字圏の事前登録数が想定どおりに進捗したものの、広告獲得効率やユーザー継続率が想定を下回り、2024年6月に開始していた日本版とともに期初の想定を大きく下回る結果となりました。」
パンドランドで広告獲得効率・ユーザー継続率が想定を下回り、開発・広告投資の成果未達リスクが具体化している。 - FY2024再掲有価証券報告書
「しかしながら、事業を継続していくにあたって、新規開発スケジュールやアップデートの遅延、もしくは開発中止となった場合や期待した成果が得られない場合、広告宣伝の効果が得られない場合には、開発費及び広告宣伝費の回収ができず、当社の事業、業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。」
開発遅延・中止、成果未達または広告効果不発による開発費・広告宣伝費の回収不能リスクが継続している。 - FY2023対処有価証券報告書
「当社では、既存タイトルで培った各種ノウハウを活かし、タイトル単位での開発状況の進捗管理や、費用対効果を見極めた広告宣伝の実行により、安定した財務基盤の構築に努めております。」
開発進捗管理と広告宣伝の費用対効果管理を対応策として明示している。開発費・広告費の回収不能リスク自体は引き続き記載されている。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「同タイトルの今期売上高は約1,140百万円と想定しておりましたが約480百万円となり想定を下回りました。費用面では、リリースまでの開発投資は期初想定内で推移いたしましたが、前述の広告投資によるユーザー基盤の確保を優先した結果、通期で広告宣伝費を約440百万円と想定しておりましたが、約830百万円となり想定を上回りました。」
アリスフィクションの売上未達と広告宣伝費の想定超過により、開発費・広告費の回収リスクが実際の業績に表れている。 - FY2021初出有価証券報告書
「しかしながら、不測の事態により、新規開発スケジュールやアップデートの遅延、もしくは開発中止となった場合や期待した成果が得られない場合、広告宣伝の効果が得られない場合には、開発費及び広告費の回収ができず、当社の事業、業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。」
開発期間長期化・開発費高騰・広告宣伝費増加を背景に、開発遅延・中止や広告効果不発による投資回収不能をリスクとしている。