買収後の偶発債務・計画未達・のれん減損
FY2021に初出。10回の記載のうち5回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2022-Q2。直近の記載はFY2026。
アピリッツがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。89社中36社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに4社。
- FY2026条件付取得対価の追加有価証券報告書
「2026年12月期から2027年12月期までの業績達成度合いに応じて、条件付取得対価(アーンアウト対価)で最大9,787百万VND(約61,644千円)の支払が行われます。」
BUNBU買収について、将来の業績達成度合いに応じた最大61,644千円の条件付取得対価が開示され、買収後の計画達成・追加支払に関するエクスポージャーが具体化している。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「オンラインゲーム事業においては、2022年6月に運営移管した「UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)」について、当初計画した2年間での投資回収が難しいとの判断に至ったため、当連結会計年度において20,567千円の減損損失を計上しております。」
運営移管タイトルについて、計画した2年間での投資回収が難しいと判断され、20,567千円の減損損失が実際に計上された。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「運営移管タイトルにおいては、『けものフレンズ3』及び『UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)』がいずれも9月にサービス開始4周年を迎えたことを記念して周年イベントを開催し、売上に貢献したものの、計画していたほどの伸長は見られませんでした。一方で、運営移管後に運営体制の効率化や外注の内製化を継続して行っていることで、原価は低減しております。」
運営移管後の効率化・内製化による原価低減を進めているものの、売上の伸長が計画を下回る状況が続いている。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「また、『UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)』につきましては、運営移管後に運営体制の効率化や外注の内製化を行い、原価の低減策を講じているものの、一部コンテンツ費用が増加したことに加え、売上が安定しなかったことから見込んでいた損益計画を下回る結果となりました。」
運営移管後の効率化・内製化による原価低減策を講じているものの、コンテンツ費用増加と売上不安定化により損益計画未達が継続している。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「運営移管タイトルについては運営移管後に運営体制の効率化や外注の内製化を行い、原価の低減策を講じているものの、損益計画を下回る結果となりました。」
運営移管後のタイトルについて、計画未達が継続していることを記載している。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「「けものフレンズ3」及び「アルカ・ラスト」について、当初計画した2年間での投資回収については、期間内での回収が難しいとの判断に至ったため、40,821千円の減損損失を計上しております。」
買収・運営移管後の計画未達およびのれん・関連資産の減損という買収後リスクが、2タイトルについて実際に発生した。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「8月1日より「けものフレンズ3」の運営主体が当社に完全に移行したことにより、移管に係るコストの発生がなくなった」
運営移管費が想定を上回った事象の後、運営主体の完全移行により移管関連コストの発生がなくなったと記載している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「他社運営ゲーム「けものフレンズ3」の運営移管費が想定を上回ったことによる原価の増加により、売上総利益・セグメント利益は減少いたしました。」
買収・運営移管後の計画外コストに関するリスクのうち、運営移管費が想定を上回る事象が実際に発生した。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「「けものフレンズ3」の運営移管費が想定を上回ったことによる原価の増加により、売上総利益・セグメント利益は減少いたしました。」
買収・運営移管後の計画外コストに関するリスクのうち、運営移管費が想定を上回る事象が実際に発生した。 - FY2021初出有価証券報告書
「買収後に偶発債務の発生や未認識債務の判明等事前の調査で把握できなかった問題が生じた場合、事業の展開等が計画どおりに進まない場合、のれんの減損処理を行う必要が生じる等、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。」
M&A実施後の財務・事業統合リスク。