積極的なM&A・事業投資の計画乖離リスク
FY2016に初出。7回の記載のうち2回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
エア・ウォーターがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。83社中28社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに10社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「また、過去の投資案件について、事業環境及び将来収益性を踏まえて事業計画を見直し、回収可能性を検討した結果、海外事業を中心としたのれん及び固定資産等に係る減損損失として1,079億8千1百万円を計上しております。」
M&A・事業投資の計画乖離リスクについて、海外事業を中心に1,079億81百万円の減損損失を計上し、影響が大幅に拡大した。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「Air Water India Private Limitedでは、インドでの産業ガスの販売状況を踏まえ、将来の販売単価の下落リスクを将来の販売予測に織り込んだことから、買収時に想定していた超過収益力が低下しました。」
買収後のインド産業ガス事業で販売単価下落リスクを織り込むほど超過収益力が低下し、買収投資の計画乖離リスクが拡大した。インド事業ではのれん10,195百万円の減損損失を計上している。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「これは主に、アグリ&フーズセグメントにおける冷凍ブロッコリー事業の将来の事業計画を見直した結果、買収時に想定していた超過収益力が低下したため、関連する資産及びのれんの帳簿価額を回収可能価額まで減額し、のれんについて889百万円の減損損失を計上したものとなります。」
買収した冷凍ブロッコリー事業について、買収時の想定を下回る超過収益力の低下が生じ、のれん889百万円を含む減損損失1,089百万円として実現した。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「同社は取得時点での計画に比して収益性が乖離していることから、減損損失を計上しております。」
M&Aで取得した農業・食品関連子会社について、取得時の計画から収益性が乖離し、減損損失2,297百万円を計上したことが開示された。事業投資の計画乖離リスクが実際に発生している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社グループは近年積極的にM&Aを展開し業容の拡大を図っております。事業投資が当初計画から乖離する場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
M&Aを継続する一方、投資結果が当初計画から乖離するリスクを従来どおり記載している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社グループは近年積極的にM&Aを展開し業容の拡大を図っております。事業投資が当初計画から乖離する場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
M&Aを継続する一方、投資結果が当初計画から乖離するリスクを従来どおり記載している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループは近年積極的にM&Aを展開し業容の拡大を図っております。事業投資が当初計画から乖離する場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
M&Aを成長手段とする一方、投資結果が当初計画から乖離する可能性をリスクとしている。