有利子負債依存と資金調達・金利上昇リスク
FY2016に初出。21回の記載のうち12回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018。直近の記載は2026-08-10。
阿波製紙がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。105社中26社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに84社。
- 2026-08-10対処決算
「負債総額は19,041百万円となり、前連結会計年度末より1,056百万円減少しております。主に短期借入金が1,225百万円減少し、長期借入金が220百万円増加いたしました。」
短期借入金の減少により有利子負債依存は一時的に低下方向となった一方、長期借入金は増加しており、リスク全体の解消を示すものではない。 - FY2026悪化有価証券報告書
「当連結会計年度末において、現金及び現金同等物は1,585百万円、有利子負債(借入金及びリース債務を含む)の残高は14,089百万円となっております。」
有利子負債残高が前年度末の12,614百万円から14,089百万円へ増加し、設備投資等に伴う資金調達依存が拡大した。 - 2026-05-13悪化業績予想の修正
「主に1年以内返済予定の長期借入金が593百万円、長期借入金が565百万円、短期借入金が328百万円、支払手形及び買掛金が309百万円、電子記録債務が205百万円増加し、設備関係電子記録債務が1,495百万円減少いたしました。」
1年以内返済予定の長期借入金、長期借入金、短期借入金などの増加を通期の財政状態として記載している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「負債総額は19,630百万円となり、前連結会計年度末より25百万円増加しております。主に長期借入金が1,243百万円、短期借入金が253百万円、1年内返済予定の長期借入金が236百万円増加し、設備関係電子記録債務が1,282百万円、流動負債のその他に含まれる未払金が383百万円減少いたしました。」
新工場等に関連する資金調達のもと、長期借入金、短期借入金、1年内返済予定の長期借入金が増加し、有利子負債への依存がさらに拡大方向となった。 - FY2025悪化有価証券報告書
「なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は12,614百万円となっております。」
有利子負債残高が前年度末の7,747百万円から12,614百万円へ増加した。新小松島工場の建設等に伴い、資金調達依存がさらに拡大した。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「負債総額は15,857百万円となり、前連結会計年度末より1,495百万円増加しております。主に長期借入金が1,609百万円、短期借入金が972百万円増加し、設備関係電子記録債務が1,233百万円減少いたしました。」
長期借入金と短期借入金が増加し、負債総額も増加した。有利子負債依存・資金調達に関する財務エクスポージャーが前年度末から拡大方向に動いている。 - FY2024悪化有価証券報告書
「なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は7,747百万円となっております。」
有利子負債残高が前年度末の4,141百万円から7,747百万円へ増加した。新小松島工場建設に伴う短期借入金等の増加により、資金調達依存が拡大している。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「負債総額は11,943百万円となり、前連結会計年度末より2,137百万円増加しております。主に短期借入金3,478百万円の増加があったものの、長期借入金が846百万円、電子記録債務が297百万円、支払手形及び買掛金が266百万円減少いたしました。」
短期借入金が3,478百万円増加し、負債総額も2,137百万円増加した。有利子負債依存は前年度末から拡大方向となり、設備投資等に伴う資金調達の増加が財務状態に現れている。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「負債総額は12,614百万円となり、前連結会計年度末より2,808百万円増加しております。主に短期借入金が3,243百万円増加し、長期借入金が367百万円減少いたしました。」
新小松島工場の建設資金調達等に伴い短期借入金が32億43百万円増加し、負債総額も増加した。有利子負債依存・金利上昇リスクの面では、前四半期までの減少傾向から拡大方向へ変化している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「負債総額は10,269百万円となり、前連結会計年度末より464百万円増加しております。主に電子記録債務が235百万円、長期借入金が188百万円減少しました。」
長期借入金の減少などにより、借入金及びリース債務は前年度末の4,141百万円から当四半期末の約3,930百万円へ減少した。 - FY2023対処有価証券報告書
「なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は4,141百万円となっております。」
有利子負債残高が前年度末の4,438百万円から4,141百万円へ減少し、借入依存は縮小した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「主に長期借入金が325百万円減少し、電子記録債務が431百万円、短期借入金が381百万円、支払手形及び買掛金が285百万円増加いたしました。」
長期借入金は減少した一方、短期借入金等が増加し、有利子負債残高は前連結会計年度末の約4,413百万円から当第3四半期末の約4,604百万円へ増加した。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「主に長期借入金が144百万円減少し、電子記録債務が359百万円、支払手形及び買掛金が228百万円、1年内返済予定の長期借入金が84百万円、リース債務が71百万円、短期借入金が69百万円増加いたしました。」
長期借入金は減少した一方、短期借入金、1年内返済予定の長期借入金、リース債務が増加し、当四半期末の有利子負債関連残高は前期末比で増加方向となった。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「主に長期借入金が171百万円減少し、流動負債のその他に含まれる未払費用が220百万円、支払手形及び買掛金が195百万円、電子記録債務が185百万円増加いたしました。」
長期借入金が171百万円減少した。短期借入金は増加しているものの、借入金およびリース債務の合計残高は前連結会計年度末から減少している。 - FY2022対処有価証券報告書
「なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は4,438百万円となっております。」
有利子負債残高が前事業年度末の5,656百万円から4,438百万円へ減少し、借入依存が縮小した。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「主に長期借入金が513百万円、短期借入金が167百万円減少し、電子記録債務が533百万円、支払手形及び買掛金が298百万円増加いたしました。」
前連結会計年度末から長期借入金513百万円、短期借入金167百万円が減少し、有利子負債・資金調達依存の縮小が続いている。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「これは主に電子記録債務が285百万円、支払手形及び買掛金が105百万円増加し、長期借入金が342百万円、短期借入金が87百万円減少いたしました。」
前連結会計年度末から長期借入金342百万円、短期借入金87百万円が減少し、有利子負債・資金調達依存の面では縮小方向の変化が記載された。 - FY2021悪化有価証券報告書
「なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は5,656百万円となっております。」
有利子負債残高が前期末5,420百万円から5,656百万円へ増加し、資金調達への依存が数値として拡大した。 - FY2019対処有価証券報告書
「当社グループの2019年3月期末における有利子負債依存度は31.8%と高い水準にあります。」
有利子負債依存度は前期の32.2%から31.8%へ低下したが、なお高い水準と記載している。 - FY2018悪化有価証券報告書
「当社グループの平成30年3月期末における有利子負債依存度は32.2%と高い水準にあります。」
有利子負債依存度は、FY2016の28.1%から32.2%へ上昇した。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループの平成28年3月期末における有利子負債依存度は28.1%と高い水準にあります。当社グループでは国内及び海外の生産能力拡大に伴い多額の設備投資を必要とするなど相応の資金需要が見込まれますが、今後、当社グループが十分な資金調達ができない場合又は金利が上昇した場合には、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。」
有利子負債依存度28.1%を示し、設備投資資金の調達不足・金利上昇を挙げている。