海外事業投資に伴うカントリーリスク
FY2016に初出。28回の記載のうち10回が「対処」で、最初の「対処」はFY2021-Q1。直近の記載はFY2026。
SRAホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より5年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。12社中5社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに5社。
- FY2026対処有価証券報告書
「当連結会計年度においては海外事業投融資に関する貸倒引当金繰入額223百万円を計上しました。 当社グループでは成長戦略のひとつとして「グローバルビジネスの推進」を掲げており、海外事業投融資には引き続き注力してまいりますが、当社グループの業績に与える影響度につき、より一層慎重に見極めながら進めていく所存です。」
海外事業投融資に関する貸倒引当金繰入額223百万円は発生したが、前期の特別損失1,797百万円から規模は縮小し、投融資の影響度をより慎重に見極める方針を示した。 - 2026-05-13対処業績予想の修正
「なお、営業利益の増加に加え、前連結会計年度は171百万円の為替差損を計上していたのに対し、当連結会計年度では円安により722百万円の為替差益を計上したため、経常利益は9,500百万円(同16.9%増)となりました。」
為替差損から為替差益へ転じ、為替変動による当期の損益影響は前期より改善した。ただし、為替変動自体への言及は継続している。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「経常利益は営業利益増益に加え、為替差損が前年同期は699百万円であったのに対し5百万円にとどまったこともあり、4,008百万円と866百万円(前年同期比27.6%増)の増益となりました。」
為替差損は前年同期の699百万円から5百万円へ大幅に減少し、為替変動による経常利益への悪影響が縮小した。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度においては海外事業投融資等に関する特別損失1,797百万円等を計上しました。」
海外事業投融資に関して投資有価証券評価損210百万円と貸倒引当金繰入額1,587百万円を計上し、投融資リスクが実際の損失として顕在化した。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「経常利益は為替市場が大幅に円高方向に変動したことから為替差損を699百万円計上(前年同期は1,235百万円の為替差益)したこともあり3,142百万円と1,462百万円(前年同期比31.8%減)の減益」
円高方向への変動により為替差損699百万円が発生し、前年同期の1,235百万円の為替差益から損益状況が反転した。 - FY2024-Q3為替差益が前年同期比で減少有価証券報告書
「経常利益は、為替相場が前連結会計年度末に比べ円安となったことに伴い為替差益を642百万円計上しましたが、前年同期比減少(前年同期は1,175百万円)したこと等により5,876百万円と337百万円(前年同期比6.1%増)の増益、売上高経常利益率は17.5%(前年同期は17.7%)となりました。」
円安により為替差益は発生したものの、前年同期の1,175百万円から642百万円へ減少した。為替変動の損益影響は継続している。 - FY2024-Q2為替差益が前年同期比で減少有価証券報告書
「経常利益は為替市場が大幅に円安方向に変動したことから為替差益を1,235百万円計上したものの前年同期比(前年同期は2,199百万円)で減少したこともあり4,604百万円と416百万円(前年同期比8.3%減)の減益、売上高経常利益率は20.4%(前年同期は24.0%)となりました。」
円安により為替差益は発生したものの、前年同期の2,199百万円から1,235百万円へ減少し、経常利益は前年同期比8.3%減となった。 - FY2024-Q1為替差益が前年同期比で減少有価証券報告書
「経常利益は、為替市場が大幅に円安方向に変動したことから為替差益を902百万円計上したものの、前年同期比(前年同期は1,032百万円)で減少したこともあり、2,342百万円と9百万円(前年同期比0.4%減)の減益」
為替変動の影響は引き続き損益に表れたが、為替差益は前年同期の1,032百万円から902百万円へ減少した。為替変動リスク自体の影響は継続している。 - FY2023-Q3為替差益が前年同期比で増加有価証券報告書
「経常利益は為替市場が前連結会計年度末時点に比べ依然として円安水準にあることから為替差益を1,175百万円(前年同期は302百万円)計上したこと等もあり、5,539百万円と1,324百万円(前年同期比31.4%増)の増益」
為替変動に伴う損益影響は、前年同期の302百万円の為替差益から1,175百万円へ増加した。 - FY2023-Q2為替差益が拡大有価証券報告書
「経常利益は為替市場が円安となったため為替差益を2,199百万円(前年同期は62百万円)計上したこと等もあり、5,021百万円と2,398百万円(前年同期比91.5%増)の増益、売上高経常利益率は24.0%(前年同期は13.8%)に向上しました。」
為替変動に伴う損益影響は、前年同期の62百万円の為替差益から2,199百万円の為替差益へ拡大した。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「経常利益は為替市場が大幅に円安方向に変動したことから為替差益が1,032百万円(前年同期は24百万円の為替差損)となり、2,352百万円と1,184百万円(前年同期比101.5%増)の増益」
前年同期の24百万円の為替差損から、当第1四半期は1,032百万円の為替差益となり、為替変動による損益上の悪影響は解消した。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「経常利益は為替市場が円安となったため為替差益を302百万円(前年同期は337百万円の為替差損)計上したこと等もあり、4,214百万円と1,008百万円(前年同期比31.4%増)の増益」
前年同期の337百万円の為替差損に対し、当第3四半期累計期間は302百万円の為替差益となり、為替変動による損益上の悪影響は解消している。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「経常利益は為替市場が円安となったため為替差益を62百万円(前年同期は189百万円の為替差損)計上したこと等もあり、2,622百万円と485百万円(前年同期比22.7%増)の増益」
前年同期の189百万円の為替差損から、当第2四半期累計期間は62百万円の為替差益となり、為替変動による損益への悪影響は解消した。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「経常利益は為替市場の変動幅が限定的であったため為替差損が24百万円(前年同期は66百万円)にとどまったこともあり、1,167百万円と206百万円(前年同期比21.5%増)の増益となりました。」
為替変動による為替差損は前年同期の66百万円から24百万円へ減少し、損益への影響が縮小した。 - FY2021対処有価証券報告書
「当連結会計年度においては、持分法による投資損失306百万円及び投資有価証券評価損404百万円を計上しました。」「当社グループの業績に与える影響度につき、より一層慎重に見極めながら進めていく所存です。」
海外投融資に伴う損失は引き続き発生したが、前連結会計年度の大規模な評価損・減損損失からは縮小し、投融資の影響度をより慎重に見極める方針を示した。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「経常利益は為替市場の変動が前年同期に比べ拡大したため為替差損が337百万円(前年同期は83百万円)と増加したこと等もあり、3,206百万円と110百万円(前年同期比3.3%減)の減益となりました。」
為替変動リスクが為替差損337百万円として発生し、前年同期の83百万円から増加した。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「経常利益は為替市場の影響が前年同期に比べ限定的であったため為替差損が189百万円(前年同期は225百万円)にとどまったこと等もあり、2,137百万円と180百万円(前年同期比9.2%増)の増益となりました。」
為替差損は前年同期の225百万円から189百万円へ減少し、為替変動による損益影響が前年同期比で縮小した。 - FY2021-Q1対処有価証券報告書
「経常利益は為替市場の変動幅が限定的であったため為替差損が66百万円(前年同期は222百万円)にとどまったこともあり、961百万円と286百万円(前年同期比42.4%増)の増益、売上高経常利益率は9.9%(前年同期は6.7%)に向上しました。」
海外事業投資に関連する為替リスクは残るものの、為替差損は前年同期の222百万円から66百万円へ減少した。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当連結会計年度においては、投資有価証券評価損3,958百万円、並びに無形固定資産の減損損失1,039百万円を計上しました。」
海外事業投融資に関して、投資先の業績悪化・現地株式市場の低迷等により大規模な評価損・減損損失が実際に発生した。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「為替差損 - 83」
為替変動リスクが当第3四半期連結累計期間に83百万円の為替差損として実際に発生した。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「為替差損 - 225」
為替変動リスクが当第2四半期連結累計期間に225百万円の為替差損として実際に発生した。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「為替差損 - 222」
為替変動リスクが当第1四半期に222百万円の為替差損として実際に発生し、経常利益は前年同期比32.1%減となった。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「有価証券および投資有価証券の時価変動によりその他有価証券評価差額金が457百万円減少し196百万円、為替相場の変動により為替換算調整勘定が163百万円減少し282百万円となりました。」
為替相場の変動が為替換算調整勘定の163百万円減少として財務数値に表れた。本文ではこれを損失とは説明していない。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「為替差損 - 253」
海外事業投資に関連する為替変動リスクが、当期に253百万円の為替差損として実際に発生した。 - FY2017再掲有価証券報告書
「事業投資を行う際には、事前調査の実施はもとより、投資先経営陣と十分な意見交換を行っております。投資後にも定期的に事業の進捗管理を行っております。しかしながら、当社の想定を超えた急激な世情不安、市場環境悪化、為替変動などや政治・文化、制度、法律、商習慣などの違いによる海外事業に不可避なカントリーリスクが発生したり、投資先企業の経営陣交代、資本構成の変化、事業戦略の転換などにより、期待された収益が確保できずに損失が発生した場合には、業績に影響を与える可能性があります。」
海外投資の事前調査・進捗管理を記載しつつ、為替、政治・制度差異、投資先の変化によるカントリーリスクを継続している。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「損益面におきましては、増収と利益率向上による売上総利益の増加により、営業利益は1,781百万円(前年同期比15.8%増)となりました。しかしながら、為替差損374百万円を計上した結果、経常利益は1,476百万円(前年同期比11.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は933百万円(前年同期比3.3%減)となりました。」
海外事業投資に関連する為替変動が、当第2四半期累計期間に374百万円の為替差損として実際の損失に現れた。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「なお、為替差損306百万円を計上した結果、経常利益は531百万円(前年同期比23.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は328百万円(前年同期比19.1%減)となりました。」
既存の海外事業投資に伴う為替変動リスクについて、当四半期に306百万円の為替差損として実際の損失が発生した。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社の想定を超えた急激な世情不安、市場環境悪化、為替変動などや政治・文化、制度、法律、商習慣などの違いによる海外事業に不可避なカントリーリスクが発生したり、投資先企業の経営陣交代、資本構成の変化、事業戦略の転換などにより、期待された収益が確保できずに損失が発生した場合には、業績に影響を与える可能性があります。」
海外展開を進める一方、政治・制度・為替・文化差異や投資先の変化による損失可能性を記載している。