IoTファンドの資金調達不足
FY2016に初出。8回の記載のうち3回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2021-Q3。直近の記載はFY2025。
ブロードバンドタワーがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2018年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。8社中3社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに2社。
- FY2025顕在化有価証券報告書
「当社グループは、GiTV 1が保有する投資有価証券について、88,257千円(その他有価証券で市場価格のない投資事業組合等出資金)の減損処理を行っております。GiTV 1が保有する投資事業組合等出資金の一部について、当該組合の清算に伴い損失の発生が見込まれることから、その損失見込額を減損処理しております。」
GiTVファンドの投資先・投資組合に関する評価損リスクについて、投資事業組合等出資金88,257千円の減損処理が実施された。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「また、当社は、GiTV 1が保有する投資有価証券について、68,649千円(その他有価証券で市場価格のない新株予約権)の減損処理を行っております。」
投資先の評価損リスクについて、GiTV FundⅠが保有する新株予約権に対する68,649千円の減損処理が実際に発生した。 - FY2021悪化有価証券報告書
「また、当社は、GiTV 1が保有する投資有価証券について、946,818千円(非上場株式762,336千円、非上場債券38,962千円、新株予約権145,518千円)の減損処理を行っております。」
GiTV FundⅠの投資有価証券について、946百万円超の減損処理を実施した。前年まで開示されていた投資先評価損リスクが、より大きな損失として実績化している。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「なお、GiTV FundⅠInvestment,L.P.は、当第3四半期連結会計期間において投資有価証券評価損680百万円を特別損失として計上しました。」
投資先の実質価額下落等による評価損リスクについて、GiTV FundⅠ保有有価証券の評価損680百万円が実際に計上された。 - FY2020悪化有価証券報告書
「また、投資先の業績が悪化した場合や、投資時点において想定した通りに投資先が事業を展開できない場合には、減損損失や評価損が発生する可能性や、投資の回収ができない可能性があります。」
従来のファンド募集不足リスクに加え、投資先の業績悪化・事業展開未達による減損損失、評価損、投資回収不能のリスクを明示した。 - FY2018再掲有価証券報告書
「GiTV FundⅠInvestment,L.P.は、AIやIoT関連のベンチャー企業に投資を実行しております。」
ファンドによる投資活動を継続する一方、出資者から十分な資金を集められない場合のリスクを引き続き開示している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「ファンド募集において出資者から十分な資金を集めることができない場合、投資活動に支障をきたす可能性があるほか、業績に影響を及ぼす可能性があります。」
IoTファンドの資金調達不足が投資活動や業績に影響するリスクを継続している。 - FY2016初出有価証券報告書
「ファンド募集において出資者から十分な資金を集めることができない場合、投資活動に支障をきたす可能性があるほか、業績に影響を及ぼす可能性があります。」
グローバルIoTテクノロジーベンチャーズのファンド募集が不十分となるリスクを開示している。