国内リサーチ事業の収益力回復とグループ収益基盤の確立
FY2017に初出。4回の記載のうち2回が「再定義」で、最初の「再定義」はFY2020。直近の記載はFY2021。
クロス・マーケティンググループがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。76社中12社が悪化側に。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに4社。
- FY2021再定義有価証券報告書
「当期につきましては、セグメント変更した上で、デジタルマーケティング事業を主力事業と位置づけ、様々な取り組みを進めてきたことにより、売上高及び各段階利益の増加を実現するとともに」
国内リサーチ事業の収益力回復を中心とした従来の課題設定から、セグメント再編後のデジタルマーケティング事業を主力と位置づけ、グループ全体の売上高・利益増加を目指す構図へ移っている。 - FY2020再定義有価証券報告書
「連結売上高15,985百万円(前年同期比14.0%減)という結果については、コロナ禍という特殊な外部環境において、堅調に推移した国内の各事業を踏まえても海外リサーチ事業が大きく減少したことを避けられなかったことについては、一定の課題として認識すべきと判断しております。今後の継続的なグループ全体での成長に向けては、海外リサーチ事業の各拠点の立て直しを進めるとともに、今後の成長の軸となる事業を適切に捉え、継続的な投資を実行していくことが必要であると判断しております。」
国内リサーチ事業の収益力回復を中心とした従来の課題設定から、海外リサーチ事業の各拠点の立て直しと、今後の成長軸への継続投資へ重点が移っている。 - FY2019前進有価証券報告書
「その上で、グループ全体としては、新たな成長を目指す体制構築を進めており、当社の成長を牽引しているITソリューション事業、その他の事業への投資を実施するとともに、主力の国内リサーチ事業についても、デジタルマーケティング領域、ビッグデータ領域における取り組みに注力することで、一般事業会社、広告代理店等を中心として受注が拡大するとともに、メディカル・ヘルスケア領域においても堅調に推移した結果、期初に想定していた連結営業利益、経常利益の業績予想につきましては達成することが出来ました。」
国内リサーチ事業のデジタルマーケティング・ビッグデータ・メディカル領域への注力と、IT・その他事業への投資により、期初の連結営業利益・経常利益予想を達成したと説明されている。 - FY2017初出有価証券報告書
「次期につきましては、平成29年12月期の結果を踏まえ、主力である国内のリサーチ事業の収益力回復及び堅調な成長を推進するとともに、海外リサーチ事業、ITソリューション事業、その他の事業の継続的な業容拡大を推進し、グループ全体として強固な収益基盤を確立してまいります。」
国内リサーチ事業の収益力回復を起点に、海外・IT・プロモーション各事業の拡大と、グループ全体の強固な収益基盤確立を次期の課題としている。