出資・M&A・業務提携の投資回収リスク
FY2017に初出。13回の記載のうち6回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2019-Q2。直近の記載はFY2025-H1。
セルシスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より5年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。90社中37社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに45社。
- FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「中間純利益は、株式会社&DC3の簡易吸収合併に伴う抱合せ株式消滅差益153,875千円を特別利益として計上した一方で、当社の保有する投資有価証券の一部が時価の下落等により取得価額を著しく下回ったことから投資有価証券評価損480,307千円を特別損失として計上し、法人税等371,488千円を計上したことにより、870,713千円となりました。」
投資・出資に関する回収リスクについて、保有投資有価証券の時価等の著しい下落により480,307千円の評価損が実際に発生した。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度において、投資有価証券で市場価格のない非上場株式について25,029千円の減損処理を行っております。」
出資・業務提携に係る投資回収リスクについて、非上場株式の投資有価証券評価損25,029千円を計上した。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「なお、会社分割と合わせて892,517千円の特別損失を計上しております。」
UI/UX事業の譲渡・会社分割に伴い、関係会社株式譲渡損等を含む892,517千円の特別損失を実際に計上した。投資・事業分離に伴う損失が顕在化している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「当社グループでは、当連結会計年度末において、投資有価証券28,119千円を保有しております。当社グループは事業シナジーが見込める国内外のソフトウェア関連企業に対して出資をしております。」
投資有価証券28,119千円を保有し、技術獲得のためのM&A・提携を重視する一方、投資採算未達や減損の可能性を継続して記載している。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「当社グループの連結子会社Candera GmbHにおいて、株式を取得した際に超過収益力を前提としたのれんを計上しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響などを踏まえて将来の収益見通し及び回収可能性を勘案し、回収可能価額をゼロとして減損損失を計上しております。」
Candera買収に伴う投資回収・のれん減損リスクが実際に発生し、回収可能価額ゼロとして1,065,863千円の減損損失を計上した。 - FY2020再掲有価証券報告書
「当社グループでは、当連結会計年度末において、投資有価証券19,869千円を保有しております。当社グループは事業シナジーが見込める国内外のソフトウェア関連企業に対して出資をしております。また、研究開発型である当社グループは技術獲得のためにもM&A及び提携戦略は重要であり、必要に応じてこれらを検討していく方針であります。」
投資有価証券を保有し、技術獲得のためのM&A・提携を重視する一方、投資採算未達や減損の可能性を継続して記載している。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「当社連結子会社であるオーストリアの現地法人Candera GmbHにつきまして、当社グループでは、自動車業界における新車向けの車載情報システムの強化等によってUIUX事業の成長を見込んでおりましたが、新型コロナウイルス感染症の同業界への影響を勘案し、同社に対して認識していたのれんについて、第3四半期決算において1,065,863千円の減損損失を計上することといたしました。」
Candera買収に伴うのれん減損リスクが実際に発生し、1,065,863千円の減損損失を計上した。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社グループでは、当連結会計年度末において、投資有価証券40,766千円を保有しております。当社グループは事業シナジーが見込める国内外のソフトウェア関連企業に対して出資をしております。」
投資有価証券40,766千円を保有し、M&A・提携による技術獲得を進める一方、投資採算未達や減損の可能性を継続して記載している。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「当社は、2019年1月31日にCandera GmbHを子会社化し、当社グループの業績に寄与することを見込んでおります。しかしながら、事業環境の変化等により当初の想定を下回る場合、のれん等の減損処理等が発生し、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
Candera買収の想定未達やのれん減損に関するリスクを継続して記載している。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「投資有価証券評価損 - 15,267」
出資・投資に関するリスクについて、当第2四半期連結累計期間に投資有価証券評価損15,267千円を実際に計上した。Candera買収については、想定未達時ののれん減損リスクも引き続き記載されている。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「当社は、2019年1月31日にCanderaを子会社化し、当社グループの業績に寄与することを見込んでおります。しかしながら、事業環境の変化等により当初の想定を下回る場合、のれん等の減損処理等が発生し、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
Canderaの子会社化に伴い、M&A投資の想定未達やのれん減損に関するリスクが具体化した。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社グループでは、当連結会計年度末において、投資有価証券80,102千円を保有しております。当社グループは事業シナジーが見込める国内外のソフトウェア関連企業に対して出資をしております。」
投資有価証券80,102千円を保有し、M&A・提携による技術獲得を進める一方、投資採算未達や減損の可能性を継続して記載している。 - FY2017初出有価証券報告書
「当連結会計年度末において、投資有価証券81,681千円を保有しております。当社グループは事業シナジーが見込める国内外のソフトウェア関連企業に対して出資をしております。」
投資有価証券81,681千円を保有し、技術獲得を目的にM&A・提携を検討する一方、出資先の環境変化による採算未達や減損処理の可能性を記載した。