非鉄金属相場・為替相場の変動リスク
FY2016に初出。28回の記載のうち8回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2018。直近の記載は2026-07-13。
MERFがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。22社中12社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに3社。
- 2026-07-13悪化業績予想の修正
「第 4 四半期においては、銅相場を中心としたボラティリティ(価格変動)の拡大による影響を慎重に見極める必要があるものの、引き続き堅調な需要に基づいた業績推移を見込んでおります。」
銅相場を中心とする価格変動の拡大を、第4四半期に見極めが必要な要因として明示している。 - FY2026-H1為替差損から為替差益へ転換有価証券報告書
「為替差益 - 90,346 為替差損 63,425 -」
前年同期に63,425千円の為替差損を計上していたのに対し、当中間期は90,346千円の為替差益となった。為替変動の影響は継続しているが、当中間期の損益影響は改善した。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「一方、営業外費用は、為替差損2億20百万円、支払利息1億82百万円、持分法による投資損失24百万円等により4億51百万円(同3.0%増)となりました。」
為替差損2億20百万円が発生し、為替相場の変動が通期損益に引き続き現れた。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「経常損益ベースでは、海外売り上げの増加に伴い得たUSドル建て収入を外貨資産で運用していたこと、及びCalifornia Metal-X社の買収資金7.4百万USドル等で為替差損63百万円が発生したため、2億27百万円の経常損失(前年同期は経常利益1億39百万円)となりました。」
外貨資産の運用およびCalifornia Metal-X社の買収資金に関連して為替差損63百万円が発生し、為替変動の影響が経常損益に現れた。 - FY2024相場上昇後の急落と為替差損縮小が併存有価証券報告書
「通期では銅価格は、ロンドン金属取引所銅価格期中平均で前年度比4.9%高、為替相場は8.8%ドル高に推移したことにより、期中平均円ベース価格では14.2%高となりました。」
銅価格とドル高により円ベースの期中平均価格は上昇した一方、年度中には過去最高値後の急落も発生した。為替差損は前年度より縮小している。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「特に、ロンドン金属取引所の銅のCash価格平均が5月に10,129ドル、銅建値では円安の影響もあり一時1,750円/㎏といずれも過去最高値を更新しました。」
銅価格は過去最高値を更新し、損益面でも前年同期の為替差損・デリバティブ運用損に対して、当四半期は為替差益60,844千円、デリバティブ運用損なしとなっている。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「海外販売の強化による外貨建て資産・負債のギャップを解消するとともに為替ヘッジも強化し為替差損益は改善したものの、」
海外販売強化に伴う外貨建て資産・負債のギャップ解消と為替ヘッジ強化により、為替差損益が改善した。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「為替差損 56,496 9,896 デリバティブ運用損 48,869 -」
前年同期に56,496千円あった為替差損は9,896千円に縮小し、デリバティブ運用損は48,869千円から発生なしとなった。銅の期中平均円ベースCash価格も前年同期比7.8%高となっている。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「一方、営業外費用は、支払利息1億26百万円(前年度比1.9%増)、為替差損1億76百万円、デリバティブ運用損50百万円等により3億56百万円(同157.1%増)となりました。」
為替差損1億76百万円とデリバティブ運用損50百万円が発生し、相場・為替変動の影響が損益に現れた。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「為替差損 - 54,282」
当第3四半期連結累計期間に為替差損54,282千円を計上しており、為替相場の変動が引き続き損益に現れている。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「一方で為替相場は米国の利上げペースが減速するとの見方が強まったことや、日本の長期金利の許容変動幅の拡大等もあって大きく円高の動きとなりました。」
円高の進行に加え、当第2四半期連結累計期間には為替差損105,474千円を計上しており、為替相場の変動が損益に実際に現れている。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は211億60百万円(前年同四半期比4.7%増)と増収となりましたが、原材料の需給逼迫の影響から利鞘は縮小し、また為替差損等の発生により、営業利益89百万円(同81.7%減益)、経常損失23百万円(前年同四半期は経常利益4億11百万円)、」
為替差損等が発生し、相場・為替変動リスクが損益に実際に現れている。一方、銅価格は前年同四半期比3.9%増加した。 - FY2022悪化有価証券報告書
「銅価格は、高値圏で強含みに推移していたものの第3四半期以降、中国の不動産市況の悪化やゼロコロナ政策の影響、主要中央銀行の金融引き締め、ロシア制裁によるエネルギー価格の高騰等により急落し、ロンドン金属取引所銅3か月先物価格で2020年11月13日以来の安値(6,955ドル)をつけました。」
非鉄金属相場について、高値圏からの急落が発生し、銅価格変動の影響が具体的に現れている。為替も円安が進み、相場変動要因が継続している。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「当社グループの主力取扱商品である銅の価格が、供給逼迫懸念と景気減速懸念の好悪材料が拮抗し高値圏で強含みに推移したことから、ロンドン金属取引所銅3か月先物価格で10,845ドルと2021年5月10日以来の史上最高値を更新し、期中平均円ベースCash価格でも前年同四半期比32.6%高となりました。」
銅価格は高値圏で推移したものの、供給逼迫懸念、景気減速懸念、インフレ、金融引締めなどの相場変動要因が併存しており、非鉄金属相場の変動リスクは継続している。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「当社グループの主力取扱商品である銅の価格が、供給逼迫による好需給環境を背景に高値圏で推移した」
銅価格は高値圏で推移したものの、供給制約やインフレ、金融引締めなど相場変動要因が存在する状況は継続している。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「当社グループの主力取扱商品である銅の価格は、経済回復期待によるインフレ懸念や米国を中心としたテーパリング(量的緩和の縮小)への思惑が強まったこと、一方で新型コロナ感染再拡大による供給制約や生産減少等、好悪材料が拮抗し高値圏での揉み合いの動きで推移した」
銅価格は高値圏で推移したものの、インフレ懸念、テーパリング、感染再拡大による供給制約など好悪材料が拮抗しており、相場変動要因が引き続き存在すると記載している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「これらのことから、非鉄金属相場の変動による利鞘の変動リスクや原材料等の在庫評価額の変動リスクが存在し、業績に影響を与える可能性があります。特に近年は、商品市場への投機資金の流入により価格の変動率は大幅に高まっており、リスク量は増大しております。このためロンドン金属取引所(LME)先物等によるリスクヘッジを行っていますが、これにより当該リスクを完全に回避できる保証はなく、当社グループの業績が大きな影響を受ける可能性があります。」
相場変動による利鞘・在庫評価リスクと、投機資金流入によるリスク量の増大を引き続き記載し、ヘッジでも完全回避できないとしている。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「当社グループの主力取扱商品である銅の価格が、米国及び中国を中心とした経済の回復期待やグリーン革命による銅需要への期待など好需給を背景に5月初旬には、ロンドン金属取引所銅3か月先物価格で10,747.5ドルと2011年2月15日以来の史上最高値を更新し、期中平均円ベースCash価格でも前年同四半期比41.6%高となりました。」
銅価格の上昇により、商品相場変動による収益面への影響は前期までより改善したと記載している。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「当社グループの主力取扱商品である銅の価格が、景気対策や中国経済の力強い回復により当四半期を通して上昇基調を維持し、2月後半には2011年8月以来の高値を付け、期中平均円ベースCash価格でも同四半期比22.3%高となったことから取引利鞘が大きく改善しました。」
銅価格の上昇により、当四半期の相場変動による収益面への影響は前期までより改善したと記載している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「特に近年は、商品市場への投機資金の流入により価格の変動率は大幅に高まっており、リスク量は増大しております。」
非鉄金属価格の変動率上昇とリスク量の増大を明示し、相場変動リスクをより強く記載している。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「非鉄金属事業の主力取扱商品である銅の期中平均円ベースCash価格が前年同四半期比11.5%減少、また、販売数量も同四半期比9.9%減少したことから、当第3四半期連結累計期間の売上高は304億4百万円(前年同四半期比21.0%減)となりました。」
銅価格が前年同四半期比11.5%下落し、商品相場変動の影響が非鉄金属事業の21.0%減収として現れている。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「一方、利益面においては前述のように世界経済改善期待の強まりもあり、期中平均円ベース銅Cash価格では、前年同四半期比6.7%減となったものの、期初より期後半まで緩やかに上昇したこと、また、在庫管理を強めたこともあり安定した仕入価格を維持できたことから利益面では順調な状況となりました。」
銅価格の期中平均は前年同期比6.7%減だったが、期初から期後半にかけて緩やかに上昇し、利益面では順調な状況となった。前年同期比9.7%減だった前四半期から相場影響は改善している。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「当社の主力取扱商品である銅の価格が、期初にロンドン金属取引所銅3か月先物価格で2017年5月以来の安値($5,518)を付けた後は、外部環境の改善期待を背景に、緩やかながらも上昇基調で推移したことから取引利鞘が大幅に改善いたしました。しかしながら、期中平均円ベース銅価格では前年同期比9.7%減となった」
銅価格は期初に2017年5月以来の安値を付け、上昇に転じた後も期中平均では前年同期比9.7%下落しており、商品相場変動の影響が続いている。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「当社の主力取扱商品である銅の価格(LMEフラット期中平均価格)が前年同期比8.5%下落したことや価格低下の影響によるスクラップの需給逼迫もあり利益環境は厳しい状況となりました。」
銅価格が前年同期比8.5%下落し、商品相場変動の影響が利益環境の悪化として実績に現れている。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「今年度に入ってからも米中間の貿易摩擦は激化、保護主義的な動きが強まったことにより当社グループの主力取扱商品価格に影響を及ぼす銅価格は軟調な動きで推移いたしました。 為替差損 - 6,778」
銅価格が軟調に推移し、為替差損6,778千円も計上されており、商品相場・為替相場の変動影響が続いている。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「為替差損 - 3,017」
当四半期に3,017千円の為替差損を計上しており、非鉄金属相場・為替相場の変動が損益に現れている。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「その後、2か月間で約1,600ドル(21.4%)の急落となり、在庫評価損益の悪化や市場流通量の減少による国内需給の引き締まりから利鞘が悪化するなど当社を取り巻く市況環境は大きく変化いたしました。」
非鉄金属相場の急落と市場流通量の減少が、在庫評価損益と利鞘の悪化として実際の業績に影響した。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループの取扱い品目の価格は、毎日の非鉄金属相場や為替相場の影響を強く受けます。そのため価格変動リスク及び為替変動リスクのマネジメントは当社グループにとって非常に重要であります。」
LME銅相場とドル円相場の5年間の推移を掲載し、商品価格と為替の双方へのエクスポージャーをリスクとして整理している。