AI関連市場の成長がフラッシュメモリ需要につながらないリスク
FY2025に初出。5回の記載のうち3回が「対処」で、最初の「対処」はFY2026-H1。直近の記載は2026-07-31。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。66社中43社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに32社。
- 2026-07-31対処業績予想の修正
「当第1四半期連結累計期間(2026年4月1日~2026年6月30日)の売上収益は1兆7,671億円(前年同期比1兆4,243億円増加)となりました。これは、生成AI用途を中心としたデータセンター向け顧客の需要が旺盛に推移したことによる平均販売単価の大幅な上昇、出荷量(記憶容量ベース)の増加や為替の改善などによるものです。」
生成AI関連市場の成長がデータセンター向け需要、平均販売単価上昇及び増収に結び付いた状況を、当四半期の実績として示している。将来の需要転換リスクが消滅したとは記載していない。 - FY2026対処有価証券報告書
「当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の売上収益は2兆3,376億円(前期比6,312億円増加)となりました。この大幅な増収は主に、生成AI用途を中心としたデータセンター向け顧客の力強い需要による平均販売単価の大幅な上昇や出荷量(記憶容量ベース)が増加したことによるものです。」
AI需要が実際にデータセンター向けフラッシュメモリ需要と増収につながった状況を記載している。ただし、将来も需要転換が保証されないリスクは残している。 - 2026-05-15再掲業績予想の修正
「この大幅な増収は主に、生成AI用途を中心としたデータセンター向け顧客の力強い需要による平均販売単価の大幅な上昇や出荷量(記憶容量ベース)が増加したことによるものです。」
生成AI用途を中心としたデータセンター需要が実際の売上収益及び出荷量の増加につながった状況を、通期実績として再確認している。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「フラッシュメモリ市場において、アプリケーション別では、データセンター及びエンタープライズ向けではAI用途によるサーバーの需要拡大により、PC、スマートフォン向けでは買い替え需要や新規AIモデルの投入による平均GB搭載量の増加により、それぞれ需要が堅調に拡大しています。」
当中間連結会計期間には、AI関連市場の成長がフラッシュメモリ需要につながっている状況を説明している。ただし、将来の需要転換リスクが消滅したとは記載していない。 - FY2025初出有価証券報告書
「AI関連市場が予想されたとおりに成長する保証はないうえ、DRAMを含む他のメモリ半導体やHDDが存在する状況においてAI関連市場の成長がフラッシュメモリの需要につながるとは限りません。」
市場調査、顧客対話、AI関連ニーズの把握、研究開発を対応策としている。