医療画像システムの価格競争による利益確保困難
FY2017に初出。10回の記載のうち8回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q1。直近の記載はFY2023。
イメージ ワンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに1社。
- FY2023悪化有価証券報告書
「従来のヘルスケアソリューション事業において、競合他社との価格競争による売上総利益額の減少が課題であるとしております。」
競合他社との価格競争による売上総利益額の減少を引き続き課題とし、ヘルスケアソリューション事業の売上高51.5%減・セグメント損失として実績に表れている。 - FY2022悪化有価証券報告書
「これまでの主軸である電子カルテ事業、周辺システム等を医療機関の幅広い部門に導入し、導入後も保守サービス等による安定的な収益を確保していくビジネスモデルは、競合激化により既に変革期にある」
競合激化により、従来の電子カルテ・周辺システム中心の収益モデル自体が変革期にあると説明している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「しかし利益率の低い大型案件が数件発生し、『i-HIS』(クラウド型電子カルテ)の受注については前期比増加傾向にあるものの、受注から設置完了までに時間を要したことで費用が増加した事を主要因として、セグメント利益はマイナスとなりました。」
PACS等の価格競争・成熟市場に加え、利益率の低い大型案件と設置期間長期化による費用増加がヘルスケアソリューション事業の損失要因として実際に表れている。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「主力製品である医療画像システム製品の普及率が高く更新市場となっており、また前期のような大型案件がなかったことから、当セグメントの業績は減収減益となりました。」
医療画像システムの普及率が高い更新市場であることに加え大型案件がなかったため、ヘルスケアソリューション事業は前年同期の利益から損失へ転じ、価格競争・成熟市場における利益確保の難しさが業績に表れている。 - FY2019悪化有価証券報告書
「VNA(Vender Neutral Archive)での市場は拡大しており、これまで取り組んできた営業強化策により製品認知度も浸透しつつありますが、主力製品である医療画像システム製品の普及率が高く更新市場となっており、当セグメントの業績は減収減益となりました。」
VNA市場の拡大や製品認知度の浸透がある一方、PACS等の普及率が高く更新市場となったことにより、ヘルスケアソリューション事業は減収減益となった。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「これまで取り組んできた営業強化策により、VNA(Vender Neutral Archive)としての製品価値が市場で認知されつつあり、モダリティメーカーや医療情報システムメーカーとの協業を通した成果が出てきておりますが、「医療画像システム商品」の価格競争は継続かつ加速傾向にあり、当セグメントの売上高、セグメント利益は減収減益となりました。」
製品価値の認知やメーカー協業の成果が出ている一方、加速する価格競争によりヘルスケアソリューション事業は売上高839百万円、セグメント利益69百万円となり、前年同期比で減収減益となった。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「PACS(医療画像保管・配信・表示システム)は、これまで取り組んできた営業強化策により、VNA(Vender Neutral Archive)としての製品価値が市場で認知されつつあり、モダリティメーカーや医療情報システムメーカーとの協業を通した成果が出てきておりますが、「医療画像システム商品」の価格競争は継続した加速傾向にあり、当セグメントの売上高、セグメント利益は減収減益となりました。」
営業強化策やメーカー協業の成果が続く一方、医療画像システム商品の加速する価格競争により、ヘルスケアソリューション事業は売上高4.9%減、セグメント利益19.6%減となった。価格競争リスクが実際の減収減益に結びついている。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「しかし、「医療画像システム商品」の価格競争は継続した加速傾向にあり、セグメント利益は減益となりました。」
医療画像システム商品の価格競争が加速傾向のまま継続し、ヘルスケアソリューション事業のセグメント利益が前年同期比15.8%減となった。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「「医療画像システム商品」の価格競争は継続した加速傾向にありますが、大型営業案件の稼動と、前期より取り組んでいたモダリティメーカーとの協業の成果が出始めたことから、ヘルスケアソリューション事業全体の収益は改善する結果となりました。」
医療画像システム商品の価格競争は加速傾向が継続している。一方、大型案件の稼動とモダリティメーカーとの協業成果により、当四半期の事業収益は改善した。リスクの発生自体が解消したとは記載されていない。 - FY2017初出有価証券報告書
「前期より継続している「医療画像システム商品」の価格競争は加速傾向にあり、とくに当期後半に集中した大型営業案件において、従来水準での利益確保が困難な商談が連続し、医療画像事業全体の収益は厳しい結果となりました。」
医療画像システムの価格競争が加速し、大型案件で従来水準の利益確保が困難になる事象が実際の収益状況として記載されている。