新規出店の不採算化・退店・立地確保のリスク
FY2018に初出。21回の記載のうち10回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q3。直近の記載はFY2026。
柿安本店がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。32社中7社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに7社。
- FY2026対処有価証券報告書
「また、当連結会計年度の減損損失の内訳は、和菓子事業44百万円、惣菜事業7百万円、レストラン事業0百万円であります。」
店舗等の減損損失は51百万円となり、前連結会計年度の212百万円から減少した。店舗不採算化リスクは残るものの、当期の実際の損失計上額は縮小している。 - FY2024再掲有価証券報告書
「当社グループは、商圏人口、賃料、競合店の状況等を調査し、投資採算性を総合的に勘案して新規店舗の出店を行っております。景気動向や消費者の嗜好の変化等による店舗の不採算化、それに伴う退店や業態変更、または出店立地の確保に支障が発生した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
出店判断の調査項目と、店舗不採算化、退店・業態変更、立地確保の支障による業績影響リスクを継続している。 - FY2024-Q4顕在化有価証券報告書
「「和菓子事業」において、店舗設備に伴う減損損失を2百万円計上しております。なお、当該減損損失の計上額は、当第3四半期連結累計期間において、2百万円であります。」
和菓子事業の店舗設備について、減損損失2百万円を実際に計上しており、店舗収益性低下に伴う損失の発生を継続して確認している。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「また、当連結会計年度の減損損失の内訳は、精肉事業5百万円、惣菜事業6百万円、和菓子事業31百万円、レストラン事業21百万円、全社資産104百万円であります。」
店舗等の収益性低下に伴う減損損失が当連結会計年度に169百万円実際に計上された。 - FY2023-Q4悪化有価証券報告書
「全社資産に伴う減損損失を104百万円計上しております。また、「和菓子事業」、「レストラン事業」、「精肉事業」、「惣菜事業」において、店舗設備に伴う減損損失をそれぞれ31百万円、20百万円、3百万円、3百万円計上しております。なお、当該減損損失の計上額は、当第4四半期連結累計期間において、162百万円であります。」
全社資産および和菓子・レストラン・精肉・惣菜の店舗設備について、減損損失を合計162百万円計上した。前四半期累計での5百万円から計上額が拡大し、店舗・資産の収益性低下に伴う損失が深まっている。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「「和菓子事業」、「惣菜事業」において、店舗設備に伴う減損損失をそれぞれ3百万円、2百万円計上しております。なお、当該減損損失の計上額は、当第3四半期連結累計期間において、5百万円であります。」
店舗設備の減損損失が和菓子事業と惣菜事業で合計5百万円発生しており、店舗収益性低下に伴う損失が当四半期累計でも実際に計上されている。 - FY2022悪化有価証券報告書
「出退店につきましては、レストラン・和菓子の不採算店を中心に、35店の退店を行いました。」
通期で35店を退店し、レストラン17店、和菓子14店など不採算店を中心とする整理を実施した。店舗不採算化に伴う退店の影響が具体化している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「レストラン事業につきましては、ビュッフェを中心とした不採算店の退店による事業のスリム化を行った一方で、メニューを積極的に改定する等、既存店舗の強化を実施しました。出退店につきましては、11店の退店を行いました。」
レストラン事業で不採算店を中心に11店を退店し、事業のスリム化を進めている。加えて、惣菜・和菓子・レストランの店舗設備に伴う減損損失49百万円、店舗閉鎖損失55百万円を計上しており、店舗不採算化の影響が実際に発生している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「出退店につきましては、不採算店を中心に9店の退店を行いました。」
レストラン事業で不採算店を中心に9店を退店し、店舗の不採算化に伴う整理が前四半期から拡大している。加えて、和菓子事業で店舗設備の減損損失7百万円、店舗閉鎖損失40百万円を計上している。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「出退店につきましては、事業構造改革の一環として不採算店7店の退店を行いました。」
不採算店舗の退店が実際に発生し、レストラン事業で7店を閉鎖した。店舗の収益性低下に伴う退店リスクが引き続き具体化している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「営業利益が継続してマイナスである店舗は、回収可能価額まで減額し、その差額を減損損失として特別損失に計上しております。」
店舗の収益性低下が実際に発生し、当事業年度には減損損失608百万円、店舗閉鎖損失193百万円を計上した。不採算店舗41店の退店も行っており、店舗不採算化の影響が拡大している。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「「惣菜事業」、「和菓子事業」、「レストラン事業」及び「全社資産」において、店舗設備及び東京本部施設統合に伴う減損損失をそれぞれ8百万円、33百万円、170百万円、24百万円計上しております。なお、当該減損損失の計上額は、当第3四半期累計期間において、237百万円であります。」
店舗設備等の減損損失を累計237百万円計上し、店舗の収益性低下に伴う損失が拡大している。不採算店舗の退店や店舗閉鎖損失169百万円も記載され、店舗不採算化の影響が続いている。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「「惣菜事業」、「和菓子事業」及び「レストラン事業」において、店舗設備の減損損失をそれぞれ8百万円、29百万円、170百万円計上しております。なお、当該減損損失の計上額は、当第2四半期累計期間において、208百万円であります。」
店舗設備の減損損失を累計208百万円計上し、店舗の収益性低下に伴う損失が第1四半期から拡大している。店舗閉鎖損失も134百万円計上している。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「「惣菜事業」及び「レストラン事業」において、店舗設備の減損損失をそれぞれ2百万円、95百万円計上しております。なお、当該減損損失の計上額は、当第1四半期累計期間において、98百万円であります。」
惣菜事業とレストラン事業で店舗設備の減損損失計98百万円を計上し、店舗の収益性低下に伴う損失が当四半期にも発生している。加えて店舗閉鎖損失125百万円も計上している。 - FY2020再掲有価証券報告書
「当社は、店舗にかかる固定資産をはじめとする資産を保有しており、店舗等において収益性が低下し、回復が見込まれない場合には、減損損失を計上することにより、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
店舗の収益性低下による固定資産減損リスクを継続して記載している。当事業年度には減損損失85百万円を計上した。 - FY2019悪化有価証券報告書
「当社は、店舗にかかる固定資産をはじめとする資産を保有しており、店舗等において収益性が低下し、回復が見込まれない場合には、減損損失を計上することにより、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
店舗等の収益性低下による固定資産減損リスクを新たに明示し、当事業年度には店舗等30件を対象に減損損失428百万円を計上している。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「「レストラン事業」及び「和菓子事業」において、店舗設備の減損損失をそれぞれ178百万円、4百万円計上しております。なお、当該減損損失の計上額は、当第3四半期累計期間において、182百万円であります。」
前回のレストラン事業の減損損失178百万円に加え、和菓子事業でも4百万円を計上し、店舗設備の減損損失は第3四半期累計で182百万円に拡大した。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「「レストラン事業」において、店舗設備の減損損失を計上しております。なお、当該減損損失の計上額は、当第2四半期累計期間において、178百万円であります。」
レストラン事業で店舗設備の減損損失178百万円を計上した。新規出店の不採算化リスクとの因果関係は本文で明示されていないが、店舗に関する損失が実際に発生したことを示している。 - FY2018初出有価証券報告書
「当社グループは、商圏人口、賃料、競合店の状況等を調査し、投資採算性を総合的に勘案して新規店舗の出店を行っております。景気動向や消費者の嗜好の変化等による店舗の不採算化、それに伴う退店や業態変更、または出店立地の確保に支障が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。」
商圏人口、賃料、競合状況、投資採算性を調査して出店する方針を示しつつ、不採算化、退店・業態変更、立地確保の支障をリスクとしている。