海外製造事業の高付加価値化・安定稼働・コストダウン
FY2016に初出。20回の記載のうち10回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018-Q2。直近の記載はFY2027-H1。
住友林業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より6年早い。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに11社。
- FY2027-H1悪化有価証券報告書
「前期に買収した米国製材工場における生産の遅れなどにより、経常利益は前年同期を下回りました。」
海外製造事業の収益性改善に関し、前期に買収した米国製材工場の生産遅延が減益要因として記載された。 - 2026-05-07悪化決算
「また、前期に買収した米国製材工場における生産の遅れなどにより経常損失となりました。」
海外製造事業の安定稼働・収益性改善に関して、買収した米国製材工場の生産遅延が悪化要因として記載された。 - FY2025悪化有価証券報告書
「ニュージーランドにおいて発生した豪雨・暴風による風倒木被害の影響や、パプアニューギニアの植林事業の販売数量及び販売単価が下落したことにより、業績は低迷しました。」
海外森林・製造関連事業で、豪雨・暴風による風倒木被害、販売数量減少、販売単価下落が発生し、従来の収益性改善方針に対する悪化が記載された。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「ニュージーランドやインドネシアの製造事業において販売数量が減少したことに加えて、原価上昇により利益率が低下しました。」
海外製造事業について、従来の回復・改善の記載から、ニュージーランド及びインドネシアでの販売数量減少と原価上昇による利益率低下の記載へ変化した。 - FY2024対処有価証券報告書
「海外においては、ニュージーランドのLVL(単板積層材)やベトナムのパーティクルボードの販売数量が増加したこと等から業績は回復しました。」
海外製造事業について、ニュージーランドLVL及びベトナムのパーティクルボードの販売数量増加により、従来の販売低迷・コスト上昇から回復の記載に変化した。 - FY2025-H1再掲有価証券報告書
「海外の製造事業の業績が回復した一方、国内の流通事業において、新設住宅着工戸数の減少に伴い建材や製材の販売が低迷しました。」
海外製造事業の回復と国内流通事業の販売低迷が併存する状況を再確認した。 - FY2024-Q4対処有価証券報告書
「海外の製造事業の業績が回復した一方、国内の流通事業において、新設住宅着工戸数の減少に伴い建材や製材の販売数量が伸び悩んだことにより、売上高、経常利益ともに前年同期を下回りました。」
海外製造事業について、従来記載されていた販売低迷やコスト上昇から、業績が回復したとの記載に変化した。国内流通事業の減収減益は併存している。 - FY2022海外製造事業の地域別業績差有価証券報告書
「海外では、インドネシアの合板や建材事業において、主要な輸出先の景気減速を背景に販売数量が減少したことにより、業績は伸び悩みました。ニュージーランドでは、MDF(中密度繊維板)やLVL(単板積層材)の販売数量が増加したことから業績は堅調に推移しました。」
海外製造事業は、インドネシアで輸出先の景気減速により販売数量が減少する一方、ニュージーランドではMDF・LVLの販売数量増加により堅調に推移した。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「木材・建材流通事業において木材価格の高騰に伴い販売金額が上昇したことに加え、ニュージーランドにおける製造事業の収益が改善したことにより、売上高、経常利益ともに前年同期を上回りました。」
ニュージーランドにおける製造事業の収益が改善したと記載され、海外製造事業のコスト上昇・販売低迷による従来の悪化状況から改善の記載に変化した。 - FY2020悪化有価証券報告書
「ニュージーランドにおいては、主に日本向けのMDF(中密度繊維板)の販売が減少したほか、製造コストが上昇したことにより、業績は伸び悩みました。」
ニュージーランド製造事業でMDF販売減少と製造コスト上昇が併存し、高付加価値化・コストダウンによる収益性改善に対する悪化要因が続いた。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「木材・建材流通事業では、収益認識会計基準等の適用により、主に国内流通事業に係る収益について総額表示から純額表示に変更した結果、売上高は前年同期を下回りました。経常利益は輸入合板の販売が伸び悩んだことや、海外の製造事業におけるコストアップ等により前年同期を下回りました。木材建材事業の売上高は1,735億54百万円(前年同期比52.5%減)、経常利益は51億48百万円(同17.5%減)となりました。」
海外製造事業のコストアップが輸入合板の販売伸び悩みとともに利益を押し下げる状況が続き、木材建材事業全体でも経常利益が前年同期比17.5%減となった。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「経常利益は輸入合板の販売が伸び悩んだことや、海外の製造事業におけるコストアップ等により前年同期を下回りました。」
海外製造事業のコストアップが輸入合板の販売伸び悩みとともに利益を押し下げる状況が続いている。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「経常利益は輸入合板の販売が伸び悩んだことや、海外の製造事業におけるコストアップ等により前年同期を下回りました。木材建材事業の売上高は574億75百万円(前年同期比50.8%減)、経常利益は9億26百万円(同48.8%減)となりました。」
海外製造事業のコストアップが引き続き利益を押し下げ、木材建材事業の経常利益が前年同期を大きく下回った。高付加価値化・安定稼働・コストダウンによる収益性改善に対する悪化要因が継続している。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「木材・建材流通事業では、輸入合板をはじめ全体的に販売が増加しましたが、海外の製造事業における原材料コストアップ等により、利益は前年同期を下回りました。」
海外製造事業の原材料コスト上昇が利益を押し下げる状況を引き続き開示している。高付加価値化・安定稼働・コストダウンに関する新たな進展や追加の悪化内容は記載されていない。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「木材・建材流通事業では、輸入合板をはじめ全体的に販売が増加しましたが、海外の製造事業における原材料コストアップ等により、利益は前年同期を下回りました。」
海外製造事業で原材料コストが上昇し、販売増にもかかわらず木材建材事業の利益が前年同期を下回った。高付加価値化・安定稼働・コストダウンによる収益性改善に対するコスト面の悪化要因が継続している。 - FY2018-Q2悪化有価証券報告書
「パーティクルボード製造設備については、営業活動から生じる損益が継続してマイナスであるため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。」
ベトナムのパーティクルボード製造設備で営業損益の継続的なマイナスが発生し、57億39百万円の減損損失を計上した。海外製造事業の安定稼働・収益性改善という従来の施策に対する事業上の悪化要因が具体化した。 - FY2017再定義有価証券報告書
「豪州における経営資源の最適化及び経営の効率化等を総合的に検討した結果、本年3月に、同国においてMDFの製造及び販売を行ってきた子会社Alpine MDF Industries Pty Ltd.の全株式を譲渡しました。」
海外製造事業について、製造コスト低減・高付加価値化を進めるだけでなく、豪州MDF子会社を全株式譲渡し、事業ポートフォリオを再編した。 - FY2017-Q2前進有価証券報告書
「製造事業におきましては、インドネシアでは合板の主力販売先である日本及び欧州の需要低迷により売上げが伸び悩んだ一方、ニュージーランドでは主力の日本向けのMDF(中密度繊維板)販売で売上げを確保したことに加えて、為替の影響等もあって製造コストが低減したことなどから、利益は前年同期実績を大幅に上回りました。」
インドネシアの需要低迷がある一方、ニュージーランドでMDF販売を確保し、製造コストを低減した結果、製造事業の利益が前年同期を大幅に上回った。 - FY2017-Q1再掲有価証券報告書
「製造事業につきましては、インドネシアでは、合板の販売単価が下落傾向となりましたが、ニュージーランド及び豪州においては、生産・販売が順調に推移したこと等から、業績は前年同期実績を上回りました。」
インドネシアの合板販売単価下落がある一方、ニュージーランド・豪州の生産販売は順調に推移し、前年同期を上回った。 - FY2016初出有価証券報告書
「製造事業において、高付加価値製品の生産力向上に努めるとともに、工場の安定稼動と継続的なコストダウン策を実行することにより、収益性の改善を図ってまいります。」
高付加価値製品の生産、工場の安定稼働、継続的なコストダウンを収益性改善の手段としている。