サウジアラビアのエネルギー相は、フーシ派の空港攻撃を受け「厳しい対応」を取る方針を明らかにした。リヤドの空港旅客ターミナルを含む連続攻撃で死傷者が出る中、地域情勢は緊張を深めている。
イエメンのフーシ派がサウジアラビアの空港や石油・ガス関連施設を相次いで攻撃した。リヤドのキング・ハーリド国際空港の旅客ターミナルが11日に攻撃を受け、パキスタン人男性1名が死亡した。前日には別のターミナルにもミサイルが着弾し、13人が死亡したうえ空港の一部が閉鎖された。
サウジアラビアのアブドルアジズ・ビン・サルマン・エネルギー相は、WPCエネルギー会議の場で「深刻な出来事」と言及し、同様に厳しく対応する必要があると述べた。空港攻撃を受けても会議には出席した幹部らへ感謝の意を示しつつ、エネルギー安全保障は当然のものではないと認識を示した。
フーシ派はサウジの侵略への報復だと主張し、リヤド・ダンマームの空港攻撃だけでなく東部の石油・ガス施設も狙ったと説明した。これに対し国際社会は非難を表明し、連合軍は迎撃を続けているほか、カタール航空やEtihad航空が路線の運航を一時停止するなど経路の変更を余儀なくされている。
この状況下、フーシ派は「事態激化には事態激化で」対応を継続すると宣言し、サウジ国内の空港や領空の利用自粛を呼びかけた。一方、国連は民間人や民間インフラへの攻撃は国際法違反の懸念があるとし、国際社会の懸念が高まっている。