片山財務相は閣議後の会見で、為替市場への対応方針は日米協調介入を実施した時から一切変わっていないと語り、秩序ある相場維持を目指す考えを示した。円は一時153円台へ上昇し、GPIFの資産配分見直し観測が円を支えるとの見方も伝えられた。
片山財務相は閣議後の会見で、為替市場への対応方針は日米協調介入を実施した時から一切変わっていないと述べ、秩序ある為替相場の維持に取り組むとした。為替の水準には言及を避けたが、協調介入の方針は維持する考えを明らかにした。
午前の円相場は対ドルで一時153円台へ上昇し、2月以来の高値に接近した。要因として日銀の金利動向や円債買いの思惑、年金資金の動向が挙げられ、積み上がっていた円売りポジションの解消が進んでいる。
同日午前11時9分時点で153円台前半で推移し、GPIFの資産配分見直しを巡る観測も円を支える要因となっている。
片山財務相はG20後の会見で、7月末の日米協調介入が国際金融市場の安定に資するとの認識を米側と共有しているとしていた。政府と日銀は過去1カ月で月次ベースで過去最大級の15兆3993億円の為替介入を実施しており、7月31日のニューヨーク市場の協調介入も含まれる。