米PCE物価の上振れを受け、NY市場の円は159円台前半で推移。耐久財受注の堅調やGDP改定値も発表され、市場参加者は今後の動向を見極めている。
26日午後のニューヨーク外国為替市場では、円相場が1ドル=159円台前半で推移し、午前9時現在は159円20~30銭と前日比で小幅の円安・ドル高となった。朝方は米軍による対イラン攻撃は当面ないとの米高官発言を背景に米原油先物が80ドル台へ下落し、海外市場で円買い・ドル売りがやや優勢となった後、ニューヨーク市場は159円08銭付近で取引を開始した。
同時に発表された7月のPCE物価は総合が前年同月比3.7%へ上昇、予想の3.6%を上回り、コアは3.3%上昇と予想と同水準だった。エネルギー・食品を除く指標は前月と同水準で推移した。
7月の耐久財受注は前月比1.1%増と予想の0.5%増を上回り、4-6月期の実質GDP改定値は年率換算で前期比1.5%増と速報値と同じ結果となった。これを受け市場は一時158円台を付けた後、米長期金利の動向を見極めてドル買い・円安方向へ振れる展開となった。
市場関係者はPCEの上振れが即FRBの政策判断へ直結するわけではないとの見方を示す一方、耐久財の堅調さが米景気の底堅さを示しているとの指摘も出ている。今後の焦点は米国の経済会合や追加指標の動向に移る見通しで、為替市場はドルと円の動きを神経質に見守る展開が続く。