ESETが「2026年上半期脅威レポート」を公開。AIエージェントスキルの悪用が3,000超に達したほか、実行時生成AIを利用するAndroidマルウェア「PromptSpy」など新手口が報告された。
2026年上半期の脅威動向として、エージェント型AIの普及に伴い悪意あるAIエージェントスキルが3,000超確認されたほか、実行時に生成AIを用いる初のAndroidマルウェア「PromptSpy」が発見された。エージェントスキルは外部ライブラリや追加スキルのサプライチェーンリスクと関連づけて警戒が示され、AIガバナンスの整備が求められている。
日常の隙を突く攻撃として、クイッシング(QRコードを悪用したフィッシング)の検出が過去最高水準に達し、月平均10万件が検出された。給与明細や福利厚生案内を装う手口が目立つ。
日本での検知が世界最多となったClickFixは、偽CAPTCHA認証画面によるソーシャルエンジニアリングが急増。日本が全体の14%を占めるなど、クラウドサービスのサインインを狙う動きが活発化している。
その他の注目動向として、ランサムウェアの身代金支払い率低下が報告される一方で攻撃は増加、EDRキラーの悪用が継続し、犯罪グループ間の対立が激化しているとされる。