ドル円は158円を中心に小動きが続く中、米物価指標の上振れやAI関連懸念、日銀の利上げ姿勢、仏国債の動きなどが市場環境を騒がしくしている。今後の主要イベントを前に大きな動きに警戒感が広がっている。
ドル円は158円を挟んで小動きが続いているが、米経済指標の動向や海外情勢の不安材料が市場の警戒感を高めている。AI関連の不安が米金利の動向に影響を及ぼし、欧州情勢のリスクも円相場に影を落としている。
米9月CPIは前年比+3.7%、PPIは前年比+6.3%と予想を上回り、原油相場の動向とともに米10年債利回りは変動した。これを背景にドル円は一時159円近くまで円安に振れた後、米金利の推移を見て再び158円割れ寸前まで円高が進んだ。
日銀の植田総裁は「引き上げて緩和度合いを調整していく」方針を示唆し、基調物価2%を超えないよう利上げを積極化する姿勢を強調した。財務省の片山氏も市場の動向を注視する重要性を強調した。
仏国債の利回り上昇と欧州の不安定さがユーロ圏の動揺を招き、ドル円の円安材料として抑制的な動きが続く可能性がある。
今後は10月末のFOMCと日銀の政策決定会合、米中間選挙の結果を背景に市場が動くかが焦点となる見込みで、大規模な動きへと発展する場面には注意が必要だ。