日経平均は15日の取引で3,318円安と急落。コアウィーブの社債急落による財務不安がAI関連株を圧迫し、来週の米IT大手決算を控え相場の転換点となる材料が注目されている。
日経平均株価は木曜日の取引で前日比3,318円安の急落となり、過去3番目の下げ幅を記録した。初期の下落は前日の戻り高値からの利益確定売りとされ、米国企業決算への期待感と移動平均線のサポートが下値で反発を支えた場面もあった。ところが当日の動きはこうしたサポートを下抜け、MACDも下方へクロスして今後の下落観測を強める格好となった。
売買材料の整理では、米国のCPI上振れと追加利上げ観測の再燃、長期金利の高止まり、コアウィーブ社債の急落によるAI・半導体関連の財務不安、原油高と地政学リスクによるコスト懸念が重なり、日米市場で売りが波及したとされる。特にコアウィーブの信用不安がAI関連株の警戒感を高め、オラクルなど高負債企業の株価下落が目立つと伝えられている。
日米株式市場では金利動向と財務不安が相場の焦点となり、債券市場の動向も注視事項として挙げられている。米国債とハイイールド債の利回り格差が拡大する局面ではS&P500の下落リスクに警戒が高まるとの見方が示され、今後の適正なリスク管理が求められている。日本市場のAI・半導体関連株は影響を受けやすく、来週の米IT大手決算が相場の反転のカギになる可能性がある。