FRB議長のタカ派発言を受けドル買いが進み、円相場は再び162円台へ接近。米長期金利が3%水準を視野に入るとの観測も広がり、為替市場の動揺が続いている。
ニューヨーク市場では円を売ってドルを買う動きが急速に進み、一時的に1ドル=160円台前半まで円安が進んだ。FRB議長の講演を受け、タカ派色を強めた発言でドル需要が高まった状況が伝えられている。
長期金利の動向では、米10年債利回りが市場の関心事となり、4.72%で取引を終えた。市場参加者の間では、9月の利上げ可能性を示す観測が再浮上し、長期金利の上昇圧力に警戒感が広がった。
日米の協調介入を含む円買いドル売りの実績として、日本財務省は7月30日〜8月26日の介入総額を15兆3993億円と公表した。介入後も効果は薄れつつあるとの見方が出ている。
Fed Watchなど市場の指標は、9月の利上げ確率が6割を超えた時点から、利上げ観測が据え置き派を再逆転させる動きを見せた。これにより市場の金利見通しに再び不確実性が生じている。
今後の焦点として、2027年度予算の概算要求の動向や31日〜9月1日に開かれるG20財務大臣・中央銀行総裁会議、9月4日の雇用統計などが挙げられる。