基調的物価上昇率が2%到達時期をめぐる見通しと、日銀の利上げ見送りの背景、米国の動向を踏まえた今後12ヵ月の市場見通しを整理した。
日銀は基調的な物価上昇率が2%へ到達したとの認識を展望レポートで示す可能性があり、12月会合で政策金利を1.5%に据え置き、2027年末までに2.25%へと引き上げる見通しが示唆される。一方、米国ではFRBの金利政策が年内4.0%で据え置かれるとの見方がある。日経平均株価は12ヶ月で約72,000円程度、USD/JPYは約155円程度で推移するとの予想が提示されている。
10月会合の注目点として、FOMCの結果、高田委員と田村委員の投票行動、浅田委員と佐藤委員の物価認識、植田総裁の記者会見が重要と整理される。利上げ見送りが中心予想で、次回以降の利上げ観測を強める要因となる可能性があるとされている。
2027年春闘の展開が賃上げの動向に影響を及ぼす可能性があり、毎月勤労統計の所定内給与の上昇率が3%弱から加速するとの見方が示唆される。こうした背景のもと、利上げの継続が想定される局面も想定されるが、物価の基調判断を巡る委員の姿勢次第で金融政策の方向性は左右されるとされる。
本資料は情報提供を目的として作成されており、投資勧誘を目的とせず、記載内容は作成時点の情報に基づくとされている。見通しは予告なく変更されることがある点に留意されている。