米連邦公開市場委員会(FOMC)は0.25%の利上げを決定、全会一致で実施し、年内に追加利上げの可能性を示すドットプロットを公表した。これを背景に米債利回りが急伸し、ドルは全面高となった。
米FOMCは政策金利を従来の3.50%〜3.75%から3.75%〜4.00%へ0.25%引き上げ、全会一致で決定した。発表時の声明では経済活動の堅調さと消費の弾力性を評価しつつ、物価上昇が依然高いと指摘した。
金利見通しを示すドットプロットでは、年内に少なくとも1回の追加利上げを予想する構成が多く、中央値は4.125%へ引き上げられた。長期の中立金利見通しは3.2%へ上方修正された。
市場反応として、米2年債利回りは約4.74%前後、米10年債利回りは発表前の4.93%台から5.02%台へ上昇。ドルはドル円で一時156円台まで急伸し、ドル指数は100.35近辺まで上昇した。
ウォーシュFRB議長は記者会見で物価安定を最優先する姿勢を改めて示した。インフレが高止まりしている現状を強調し、今後の利上げ正当性を説いた。
今後は日米金融政策の温度差と為替動向に市場の焦点が向かう。ドル高基調が根付きやすいとの見方がある一方、日銀の動向次第で金利差の影響が継続する可能性がある。