9月末に再び160円近辺へ動くドル円。為替介入と利上げ観測で円安方向が再燃する一方、日銀の対応と米国の利上げ見通しが市場の焦点となっている。
9月前半にはドル円が一時152円台まで円高に振れたが、その後159円台へ戻る場面があり、為替介入や利上げ観測が円安方向へ回帰する動きが見られた。日銀の介入後の声明で高派に傾かなかった点が市場の円安進行を促したとの見方が示されている。
米国のFRBは高派姿勢を示し、今後も追加利上げがあり得るとの見方が強まった。長期金利の動向や原油価格の推移、為替相場の変動を巡る警戒感が広がる中、年内の利上げペースがどうなるかが焦点となっている。
日米の日銀・米国の金融政策の差や長期金利の動き、さらに中間選挙後の政治情勢リスクがドル円のレンジに影響を与える。結論として年内の想定レンジは155円台の下限〜160円近辺での上下に留まる見込みが示唆される。
トランプ大統領の中間選挙後の対応や中東情勢の展開も、原油価格や金利市場の反応を通じてドル円に影響を及ぼす可能性がある。円高・円安双方のリスク要因を市場は注視している。