天候変動による販売減少リスク
FY2016に初出。15回の記載のうち13回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q1。直近の記載はFY2024。
ファーストリテイリングがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2018年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。30社中22社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに20社。
- FY2024顕在化有価証券報告書
「上期は、暖冬の影響を受け、前年同期比3.4%の減収となりましたが、下期は、気温が高かったことに加え、シーズン末まで夏物コア商品の在庫を戦略的にもち、マーケティングを強化したことで、お客様の需要を取り込むことができ、同11.7%の大幅な増収となりました。」
暖冬・高温による販売影響が上期の減収として発生した一方、夏物コア商品の在庫確保とマーケティング強化により下期は増収に転じた。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「これは、シーズン初めの9月、10月、及び商売規模の大きい12月に、気温が例年よりも高く推移し、冬物需要が高まらなかったことに加え、暖冬にマッチした商品構成や情報発信が十分にできなかったことによります。」
例年より高い気温により冬物需要が高まらず、国内ユニクロの既存店売上高減収として天候変動リスクが顕在化した。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「9月、10月は、例年よりも気温が高く推移したことで、秋冬商品の需要が伸び悩み、減収となりましたが、11月は、気温が低下したことで、ヒートテックインナーやフリースなどの冬物防寒衣料、コラボレーション商品などの販売が好調でした。」
高温による秋冬商品の需要停滞・減収が発生した一方、11月の気温低下により冬物販売が回復した。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「9月から10月中旬まで気温が高い日が続き秋冬商品の販売に苦戦したことによります。」
高温が続いたことで、国内ユニクロの秋冬商品の販売が苦戦し、既存店売上高の減収として天候リスクが発生した。ジーユーでも高温による秋冬商品の苦戦が記載されている。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「下期は、緊急事態宣言や天候不順の影響を受け、同0.9%増収にとどまりました。」
天候不順が下期の国内ユニクロ販売の伸びを抑制した。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「上期は暖冬の影響で、防寒衣料の販売に苦戦し、前年同期比4.6%減となりました。」
暖冬による防寒衣料販売の苦戦が、国内ユニクロの上期既存店売上高減少として発生した。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「暖冬の影響で、冬物コア商品の販売に苦戦したことから、既存店売上高(Eコマースを含む)は同4.6%減でした。」
暖冬により冬物コア商品の需要が弱まり、国内ユニクロの既存店売上高が前年同期比4.6%減となった。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「気温が高く推移したことで防寒衣料の需要が弱かったこと、ニュース性のある商品の魅力をお客様に十分に伝えることができなかったことから、既存店売上高は減収となりました。」
気温の高止まりにより防寒衣料の需要が弱まり、国内ユニクロの既存店売上高が前年同期比4.1%減となった。セオリーやプラステでも高温による冬物苦戦が記載されている。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「上期は暖冬による冬物商品の販売に苦戦し、同0.9%減となりましたが、下期はTシャツ、UT(グラフィックTシャツ)、UVカットパーカ、感動パンツなどの夏物商品の販売が好調だったことにより、同3.5%増となりました。」
暖冬により上期の冬物販売が苦戦し、国内ユニクロ既存店売上高が0.9%減となった。下期には夏物販売の好調による回復も記載している。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「また、米国は、赤字幅が前年に比べて縮小したものの、天候不順の影響により春夏商品の販売が苦戦したことから、業績は計画を下回っています。欧州は、天候不順や政情不安の影響により、減益となりました。」
米国と欧州で天候不順が春夏商品の販売や利益に影響し、欧州では政情不安も減益要因となった。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「10月や11月には暖冬の影響により防寒衣料の需要が弱く苦戦したものの、12月や1月には気温が低下したことにより、ヒートテック、ダウン、フリースなどの冬物商品が好調で、2月にはスウェット、レギンスパンツ、ブロックテックなどの春物商品が順調に立ち上がりました。」
暖冬による防寒衣料需要の弱さが上期の販売に影響した一方、12月以降は冬物・春物商品の販売回復も記載された。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「国内ユニクロ事業が暖冬による売上不振で減収減益となったことにより連結では減益となりました。特に気温の高かった10月や11月には、冬のコア商品が全般的に苦戦しました。」
暖冬と10月・11月の高い気温により冬のコア商品の販売が苦戦し、国内ユニクロの減収減益として天候リスクが実際に発生した。 - FY2018再掲有価証券報告書
「地球温暖化による暖冬傾向等により、綿花やカシミヤ等の原料が適時・適切に調達できない可能性がある他、当社グループで販売している商品の売上が減少し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。」
暖冬等による販売減少に加え、原材料の調達遅延・困難も天候リスクとして記載している。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「9月、10月は気温が例年より高く推移したため、秋冬商品への需要が弱く、既存店売上高は減収となりました。」
暖冬傾向による秋冬商品の需要減少が、国内ユニクロの既存店売上高の減収として実際に発生した。 - FY2016初出有価証券報告書
「地球温暖化による暖冬傾向等により、当社グループで販売している商品の売上が減少し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。」
暖冬傾向などの天候変動による衣料品販売減少をリスクとして記載した。