国内景気・需要変動と競争劣位のリスク
FY2016に初出。38回の記載のうち11回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020-Q1。直近の記載は2026-10-22。
UEXがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。54社中29社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに7社。
- FY2026需要停滞も一部復調の兆し有価証券報告書
「令和7年暦年のステンレス鋼生産量(熱間圧延鋼材ベース)は、前年比1.1%増の206.8万トンとなり前年を上回ったものの、全般に需要が停滞したことにより、流通市場は盛り上がりに欠ける展開となりました。一方で、年度後半より一部分野において復調の兆しが見られました。」
生産量は前年比1.1%増となった一方、全般的な需要停滞と流通市場の低調さが続き、年度後半には一部分野で復調の兆しも記載された。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当社企業集団が属するステンレス鋼業界におきましては、ニッケル価格が弱含みに推移し、円高となるなか、流通各社は価格維持に努めたものの、ステンレス鋼市況は低調に推移しました。また、全般に需要が低迷したことにより、流通市場は引き続き精彩を欠いた展開となりました。」
ニッケル価格の弱含み、円高、低調なステンレス鋼市況、全般的な需要低迷が併記され、国内需要・市況環境の悪化が続いている。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「当社企業集団が属するステンレス鋼業界におきましては、ニッケルをはじめとした原料価格が弱含みに推移するなか、流通各社は価格維持に努めたものの、ステンレス鋼市況は軟調な動きとなりました。また、全般に需要が低迷したことにより、流通市場は盛り上がりに欠ける展開となりました。」
全般的な需要低迷と軟調なステンレス鋼市況が実際の事業環境として記載され、国内需要・競争環境に関するリスクが顕在化している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「一方で令和5年暦年のステンレス鋼生産量(熱間圧延鋼材ベース)は、需要減退により194.9万トンと前年を20.1%下回りました。」
需要減退を背景に、ステンレス鋼生産量が194.9万トンとなり前年を20.1%下回った。原料価格の弱含み、軟調な市況、流通市場の停滞に加え、中東地域の地政学的リスクや中国経済の下振れリスクも記載され、需要・競争環境の悪化要因が拡大している。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、ニッケルをはじめとした原料価格が弱含みに推移するなか、流通各社は引き続き価格維持に努めたものの、ステンレス鋼市況は軟調な動きとなりました。また、全般に需要が減退傾向となったことにより、流通市場は盛り上がりに欠ける展開となりました。」
原料価格の弱含み、ステンレス鋼市況の軟調さ、全般的な需要減退が併記され、国内需要・市況環境の悪化が継続している。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、ニッケルをはじめとした原料価格が弱含みに推移するなか、流通各社は価格維持に努めたものの、ステンレス鋼市況は軟調な動きとなりました。また、全般に需要が減退傾向となったことにより、市中在庫の増加がみられ流通市場は引き続き盛り上がりに欠ける展開となりました。」
原料価格の弱含み、ステンレス鋼市況の軟調さ、全般的な需要減退、市中在庫の増加が併記され、国内需要・市況環境の悪化が継続している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、ニッケルをはじめとした原料価格が弱含みに推移するなか、流通各社は価格維持に努めたものの、ステンレス鋼市況は軟調な動きとなりました。また、全般に需要が減退傾向となったことにより、市中在庫の増加がみられ流通市場は盛り上がりに欠ける展開となりました。」
原料価格の弱含み、ステンレス鋼市況の軟調さ、需要減退、市中在庫の増加が同時に記載され、国内需要・市況環境の悪化が具体化している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「国内経済は、需要が停滞する中で電力・エネルギー・諸資材のコスト上昇に伴う物価高や米中対立の激化によるサプライチェーン不安定化の影響が懸念され、依然として予断を許さない状況が見込まれます。」
需要停滞、電力・エネルギー・諸資材のコスト上昇、物価高、米中対立によるサプライチェーン不安定化が新たな外部環境上の懸念としてまとめて記載された。 - FY2023-Q3景気持ち直しも外部環境不透明有価証券報告書
「当第3四半期におけるわが国経済は、新型ウイルス感染症に係るワクチン接種の浸透や行動制限の緩和により、社会・経済活動の正常化への動きが進み、景気は緩やかに持ち直しております。一方で、資源・エネルギー価格の動向や急激な為替変動に伴う物価の上昇、ウクライナにおける戦争の長期化など不透明な要因も依然として解消されず、引き続き予断を許さない状況が続いております。」
ワクチン接種の浸透と行動制限の緩和により景気の持ち直しが示された一方、資源・エネルギー価格、急激な為替変動、物価上昇、ウクライナにおける戦争の長期化による不透明感は継続している。 - FY2023-Q2市場強含みも外部環境不透明有価証券報告書
「当第2四半期におけるわが国経済は、新型ウイルス感染症に係るワクチン接種の浸透や行動制限の緩和により、社会・経済活動の正常化への動きが進み、景気は緩やかに持ち直しております。一方で、資源価格の動向や急激な為替変動に伴う物価の上昇、ウクライナにおける戦争の長期化など不透明な要因も依然として解消されず、引き続き予断を許さない状況が続いております。」
ワクチン接種の浸透や行動制限の緩和により景気持ち直しが示された一方、資源価格、急激な為替変動、物価上昇、ウクライナにおける戦争の長期化による不透明感は継続している。 - FY2023-Q1市況上昇も景気不透明有価証券報告書
「当第1四半期におけるわが国経済は、新型ウイルス感染症拡大に伴う行動制限が緩和され、社会・経済活動の正常化に向けた動きが見られました。一方で、原油などの資源価格の上昇や急激な為替変動、ウクライナにおける戦争の長期化など不透明な要因も依然として解消されず、景気の先行きは不透明な状況となっております。当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、ニッケルなど原料価格の動向を受けメーカー各社は大幅な値上げを実施しました。これを受け、流通マーケットにおいてもステンレス鋼市況は大きく上昇し、需給もタイトな状況で推移しました。」
行動制限の緩和と社会・経済活動の正常化に向けた動きが示された一方、資源価格上昇、急激な為替変動、ウクライナ戦争の長期化により景気の不透明感は継続している。ステンレス鋼市況は大きく上昇し、需給はタイトとなった。 - FY2022悪化有価証券報告書
「一方で、半導体不足による各産業への影響や原油など資源価格の高騰、急激な為替変動もあり、依然として不透明な状況で推移いたしました。また、2月後半には「ロシアによるウクライナ侵攻」という事案が発生し、世界規模で景気の先行きに対する不安が高まるに至りました。」
半導体不足、資源価格高騰、急激な為替変動に加え、ロシアによるウクライナ侵攻が新たな不透明要因として記載された。市場回復の記載と併存して、外部環境の不確実性が拡大している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「9月には緊急事態宣言等が解除され、徐々に社会・経済活動に持ち直しの動きが見られてきました。一方で、新たな変異株の感染拡大もあり、国内景気の見通しは依然不透明な状況で推移しております。また、半導体不足による各産業への影響や原油価格など資源価格の高騰などにより依然として予断を許さない状況が継続しております。」
社会・経済活動の持ち直しが見られた一方、新たな変異株、半導体不足、資源価格高騰により国内景気の不透明要因が具体化・継続している。 - FY2022-Q2市場強含みも景気不透明有価証券報告書
「当第2四半期におけるわが国経済は、新型ウイルス感染症拡大の影響により緊急事態宣言が延長され、個人消費の低迷や経済活動が抑制されるなど、厳しい状況で推移しました。先行きにつきましては、国内においてもワクチン接種の進展により、緊急事態宣言も解除されるなど明るい兆しが見られますが、原油価格の高騰や部品調達が困難になる状況が出現するなど、依然として不透明な環境が継続しております。」
緊急事態宣言延長、個人消費低迷、経済活動抑制が記載された一方、ワクチン接種の進展と宣言解除による明るい兆しも示された。需要・景気環境は改善と不透明要因が併存している。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、原料価格の上昇等により、各品種において段階的に値上げの動きが見られ、ステンレス鋼市況は強含みで推移しました。また、国内外の需要回復に伴う需給タイト化の進行により、流通マーケットは回復の兆しを見せております。」
原料価格上昇に伴う値上げ、需給タイト化、国内外需要の回復により、前期の極めて厳しい市況・需要環境から改善の兆しが示された。ただし、感染症拡大や緊急事態宣言による景気の先行き不透明感は残っている。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「ステンレス鋼業界におきましては、新型ウイルス感染症拡大の影響により各分野において設備投資の延期や中止が見られ、需給は大幅に悪化しました。…令和2年暦年のステンレス鋼生産量(熱間圧延鋼材ベース)は、前年比18.6%減の217.2万トンと大幅に前年を下回りました。」
感染症による設備投資の延期・中止、需給悪化、国内流通マーケットの厳しい環境が継続し、ステンレス鋼生産量も前年比18.6%減となった。国内需要変動リスクが実績として現れている。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「当第3四半期におけるわが国経済は、新型ウイルス感染症拡大の影響により企業収益の大幅な悪化が継続するとともに、雇用情勢の弱含みや設備投資にも減少の動きが見られました。昨年5月の緊急事態宣言解除後、段階的に社会・経済活動が再開され、個人消費や生産活動に持ち直しの動きが見られるなど一部で改善の兆しもありましたが、冬季に入り再び感染拡大傾向に転じ、国内景気は依然として先行きが不透明な状況が続いております。」
感染症拡大による企業収益の悪化、雇用情勢の弱含み、設備投資の減少が継続し、冬季の再感染拡大により国内景気の先行き不透明感が続いている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、新型ウイルス感染症拡大の影響により各分野において設備投資の延期や中止が見られ、需給は大幅に悪化しました。ステンレス鋼市況は弱含みの展開となり、国内流通マーケットは極めて厳しい環境となりました。」
新型ウイルス感染症拡大により設備投資の延期・中止、需給の大幅悪化、市況の弱含み、国内流通マーケットの極めて厳しい環境が実際に発生したと記載している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「この結果、2019年暦年のステンレス鋼生産量(熱間圧延鋼材ベース)は、前年比9.7%減の266.7万トンと4年振りに前年を下回り、過去10年間で最低の生産量となりました。」
ステンレス鋼生産量が前年比9.7%減の266.7万トンとなり、過去10年間で最低となった。国内需要・市況環境の悪化に加え、新型ウイルス感染症による経済活動縮小も懸念されている。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期におけるわが国経済は、雇用・所得環境が引き続き回復基調にあるものの、個人消費は消費増税に伴う駆け込み需要の反動で低調に推移し、景気に足踏み感が見られます。また、米中貿易摩擦の長期化による世界経済への影響が懸念され、景気の先行きは不透明な状況で推移しました。 当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、各品種において需給が緩んだことから、ステンレス鋼市況はやや軟調な動きとなり、一部の品種においては市中在庫の増加が見られました。」
消費増税後の反動による個人消費の低調、米中貿易摩擦の長期化、各品種での需給緩和と市中在庫増加が記載された。前四半期までの市況の軟調さが続き、需要・市況環境の悪化要因が具体化している。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、各品種において需給が緩んだことから、ステンレス鋼市況は横ばいからやや軟調な動きとなりました。」
各品種で需給が緩み、市況が横ばいからやや軟調となった状況を再確認している。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、一部の品種において需給が緩んだことから、ステンレス鋼市況は横ばいからやや軟調な動きとなりました。」
一部品種で需給が緩み、ステンレス鋼市況が横ばいからやや軟調となった。前期までの安定・上伸基調から、需要・市況環境の悪化が示されている。 - FY2019再掲有価証券報告書
「ステンレス鋼業界におきましては、産業用機器用、電気機器用等が前年を下回ったものの、建設用、船舶用、鉄道車両用等を中心に国内需要が堅調に推移しました。この結果、平成30年(暦年)のステンレス鋼生産量(熱間圧延鋼材ベース)は、292万トンと前年実績の285万トンから2.4%の増加となりました。」
産業用機器・電気機器向けは前年を下回った一方、建設・船舶・鉄道車両向けを中心に国内需要は堅調で、生産量は2.4%増加した。需要環境の強弱が併存している。 - FY2019-Q3一部品種で需給が緩むも市況上伸有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、建設用や自動車用向けで需要が堅調であり、一部の品種で需給が緩んだものの、ステンレス鋼市況は引き続き上伸基調で推移しました。」
建設用・自動車用向けの需要は堅調で、市況は上伸基調を維持した一方、一部品種では需給の緩みが記載されている。 - FY2019-Q2対処有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、建設用や自動車用、鉄道車両用向け等で需要が堅調であり、一部の品種で需給タイトな状況が継続したことから、ステンレス鋼市況は引き続き上伸基調で推移しました。」
建設用、自動車用、鉄道車両用向け等の需要が堅調で、需給タイトな状況が継続し、市況は上伸基調となった。需要環境は引き続き改善した状態である。 - FY2019-Q1対処有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、建設用や産業用機器用、電気機器用向け等で需要が堅調であり、各品種で需給タイトな状況が継続したことから、ステンレス鋼市況は引き続き上伸基調で推移しました。」
建設用、産業用機器用、電気機器用等の需要が堅調で、需給タイトな状況が続き、市況は上伸基調となった。従来の需要・市況リスクを緩和する環境が継続している。 - FY2018対処有価証券報告書
「ステンレス鋼業界におきましては、建設用、容器用が前年を下回ったものの、自動車用、産業用機器用、電気機器用等を中心に国内需要が堅調に推移しました。」
一部用途は前年を下回ったものの、自動車・産業用機器・電気機器向けを中心に国内需要が堅調で、需要環境は前期までより改善した状態が示されている。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、自動車用や船舶用、半導体製造装置向け等で需要が堅調であり、各品種で需給もタイトな状況が継続したことから、ステンレス鋼市況は引き続き安定した動きとなりました。」
自動車・船舶・半導体製造装置向けの需要が堅調で、需給がタイトな状況と市況の安定が継続している。 - FY2018-Q2対処有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、自動車用や産業用機器用、半導体製造装置向け等で需要が堅調であり、各品種で需給もタイトな状況が継続したことから、ステンレス鋼市況は引き続き安定した動きとなりました。」
自動車、産業用機器、半導体製造装置向けの需要が堅調で、需給がタイトな状況が続いたことから、市況は安定している。前期までの軟調な市況からは改善した状態が継続している。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、ニッケルをはじめとした原料価格が弱含みとなったものの、需給タイトな状況からステンレス鋼市況は安定した推移となりました。」
原料価格は弱含みだったが、需給がタイトなためステンレス鋼市況は安定して推移した。前期までの軟調な市況からは一部改善が示されている。 - FY2017-Q3対処有価証券報告書
「国内流通マーケットは一部に需要回復の動きも出始めたことから、ステンレス鋼市況は年末にかけ強含みで推移しました。」
国内流通マーケットでは一部需要回復が続き、ステンレス鋼市況は年末にかけ強含みとなったため、前四半期までの厳しい需要・市況環境からは一部改善がみられる。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「国内流通マーケットは一部需要回復の動きも出始めたものの、ステンレス鋼市況は引き続き軟調な動きとなりました。」
国内流通マーケットには一部需要回復の動きが出始めたが、ステンレス鋼市況は引き続き軟調であり、従来の需要・市況環境に関するリスク認識を維持している。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、ニッケルをはじめとした原料価格が低位で推移するなか、メーカー各社は価格維持に努めたものの、ステンレス鋼市況は軟調な動きとなりました。国内流通マーケットの需給環境も前期に続き厳しい状況となりました。」
ステンレス鋼市況の軟調な動きと国内流通マーケットの厳しい需給環境が当四半期に実際に発生しており、国内需要・競争環境に関するリスク要因が現れている。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社企業集団は、主として国内を中心に事業展開しており、国内の景気動向やそれに伴う需要の増減が、当社企業集団の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、競合他社との競争において、価格・納期・品質などにおいて当社企業集団の競争力が相対的に劣位となった場合には、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。」
国内需要の変動と、価格・納期・品質面での競争力低下を主要リスクとしている。