新型ウイルス感染症による需要減退・事業所閉鎖リスク
FY2020に初出。13回の記載のうち7回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2021-Q1。直近の記載はFY2026。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。175社中103社が悪化側に。
- FY2026再掲有価証券報告書
「当社企業集団の各事業拠点は広域に渡っており、特定エリアで発生する自然災害や感染症の流行等に対するリスク分散を図っておりますが、想定を超える甚大な被害を受けた場合は、当社企業集団の営業活動に制限等がかかり、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。」
自然災害・感染症の流行リスクと、事業拠点の広域化によるリスク分散を再確認している。 - FY2023対処有価証券報告書
「当連結会計年度における我が国経済は、新型ウイルス感染症に係るワクチン接種の浸透や行動制限の緩和により社会・経済活動の正常化への動きが加速しました。」
ワクチン接種の浸透と行動制限の緩和により、社会・経済活動の正常化への動きが加速したと記載している。感染症リスクの解消とはしておらず、需要減退・事業所閉鎖の可能性はリスク欄で継続している。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「当第3四半期におけるわが国経済は、新型ウイルス感染症に係るワクチン接種の浸透や行動制限の緩和により、社会・経済活動の正常化への動きが進み、景気は緩やかに持ち直しております。」
ワクチン接種の浸透と行動制限の緩和により、社会・経済活動の正常化への動きが進んでいると記載している。感染症リスクの解消とはしておらず、他の不透明要因は継続している。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「当第2四半期におけるわが国経済は、新型ウイルス感染症に係るワクチン接種の浸透や行動制限の緩和により、社会・経済活動の正常化への動きが進み、景気は緩やかに持ち直しております。」
ワクチン接種の浸透と行動制限の緩和により、社会・経済活動の正常化に向けた動きが示された。感染症リスクが解消したとは記載されておらず、資源価格や為替変動など他の不透明要因は継続している。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「当第1四半期におけるわが国経済は、新型ウイルス感染症拡大に伴う行動制限が緩和され、社会・経済活動の正常化に向けた動きが見られました。」
感染症拡大に伴う行動制限が緩和され、社会・経済活動の正常化に向けた動きが示された。感染症リスクが解消したとは記載されておらず、他の不透明要因は継続している。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度における我が国経済は、前期に引き続き新型ウイルス感染症拡大の断続的な影響やそれに伴う行動制限の発出がありながらも、ワクチン接種が進展したことにより徐々に持ち直しに向けた動きが見られました。」
感染症拡大と行動制限の影響が通期で継続した一方、ワクチン接種による持ち直しも記載された。感染症リスクは実際の事業環境に現れ続けている。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「新たな変異株の感染拡大もあり、国内景気の見通しは依然不透明な状況で推移しております。また、半導体不足による各産業への影響や原油価格など資源価格の高騰などにより依然として予断を許さない状況が継続しております。」
感染症の新たな変異株の拡大が実際の経済環境に現れ、景気の不透明感が継続している。半導体不足や資源価格高騰も事業環境への影響として記載されている。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「当第2四半期におけるわが国経済は、新型ウイルス感染症拡大の影響により緊急事態宣言が延長され、個人消費の低迷や経済活動が抑制されるなど、厳しい状況で推移しました。」
感染症拡大による緊急事態宣言の延長、個人消費の低迷、経済活動の抑制が当四半期にも実際の事業環境として継続した。一方、ワクチン接種の進展と宣言解除による明るい兆しも記載されている。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「当第1四半期におけるわが国経済は、新型ウイルス感染症拡大の影響による社会・経済活動の制限が続くなか、製造業においては利益水準が感染拡大前を上回るなど一部で明るい兆しが出てきました。しかしながら、感染力の強い変異株の出現や繰り返される緊急事態宣言の発出等により、依然として景気の先行きは不透明な状況となっております。」
社会・経済活動の制限、変異株、緊急事態宣言により感染症リスクは継続して実際の事業環境に影響している。一方、製造業の利益水準が感染拡大前を上回るなど一部改善も記載されている。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「新型ウイルス感染症拡大の影響により各分野において設備投資の延期や中止が見られ、需給は大幅に悪化しました。…令和2年暦年のステンレス鋼生産量(熱間圧延鋼材ベース)は、前年比18.6%減の217.2万トンと大幅に前年を下回りました。」
感染症による設備投資の延期・中止、需給悪化、市況軟調、国内流通マーケットの厳しい環境が通期でも実際に発生した。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、新型ウイルス感染症拡大の影響により各分野において設備投資の延期や中止が見られ、需給は大幅に悪化しました。ニッケル価格の上昇から一部の品種においては値上げの動きが見られたものの、全般的にステンレス鋼市況は弱含みの展開となり、国内流通マーケットは厳しい環境が継続しました。」
感染症拡大により設備投資の延期・中止、需給の大幅悪化、市況の弱含み、国内流通マーケットの厳しい環境が第3四半期にも継続している。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、新型ウイルス感染症拡大の影響により各分野において設備投資の延期や中止が見られ、需給は大幅に悪化しました。ステンレス鋼市況は弱含みの展開となり、国内流通マーケットは極めて厳しい環境となりました。」
前期に主要リスクとして記載した感染症による需要減退が、設備投資の延期・中止、需給悪化、市況軟調、国内流通マーケットの悪化として当四半期に実際に現れている。 - FY2020初出有価証券報告書
「しかしながら、今後事態の長期化や更なる感染拡大の状況では、従業員への感染による事業所の一時的な閉鎖や国内外の経済情勢の悪化等による各分野での需要減退により、当社企業集団の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。」
新型ウイルス感染症の世界的流行を受け、従業員感染による事業所閉鎖や国内外の経済悪化・需要減退を新たな主要リスクとして明示している。当期の業績への影響は軽微であったと記載している。