サイバー攻撃・システム障害による事業停滞
FY2023に初出。4回の記載のうち1回が「対処」で、最初の「対処」はFY2024。直近の記載はFY2026。
オートバックスセブンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より1年遅い。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに7社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「近年、ランサムウェアによる身代金要求、標的型攻撃、サプライチェーンを経由した不正侵入等、サイバー攻撃は高度化・巧妙化しており、これらを完全に未然防止することは困難となっております。想定外の災害やサイバー攻撃などにより、データセンター機能の停止やシステム障害、業務データの暗号化、改ざんまたは消失等が発生し、ITシステムが長期間にわたり正常に作動しなくなった場合、当社グループの業務が著しく停滞し、店舗運営、物流、商品供給、顧客対応等に支障を来すことにより、業績に影響を及ぼす可能性があります。」
サイバー攻撃リスクについて、ランサムウェア、標的型攻撃、サプライチェーン侵入、データ暗号化・改ざん・消失、店舗・物流・顧客対応への影響まで対象と影響範囲が拡大・具体化した。 - FY2025前進有価証券報告書
「また、自然災害や停電、火災等の災害に対する耐性やセキュリティ面を考慮の上で24時間対応可能なデータセンターの設置や、複数のデータセンターを利用することでリスクの分散を図るとともに、定期的にデータのバックアップを行い」
サイバー攻撃・システム障害への対策が、入口・出口対策、全従業員教育に加え、24時間対応可能な複数データセンターと定期バックアップによる復旧体制へ具体化した。 - FY2024対処有価証券報告書
「これらに対し、ファイアウォールなどのいわゆる入口対策・出口対策のほか、あらゆるアクセスを検証対象として情報保護対策を行うとともに、情報セキュリティに関する規程(「ITガバナンス規程」、「情報セキュリティ規程」等)を整備し、情報セキュリティに関するeラーニングや標的型攻撃メール訓練をオートバックスセブングループ全従業員に対して実施するなど教育・研修の徹底を図っております。」
サイバー攻撃・システム障害リスクに対し、入口・出口対策、アクセス検証、規程整備、全従業員向け教育・標的型攻撃メール訓練を組み合わせた対策が具体化した。 - FY2023初出有価証券報告書
「また、想定外の災害やサイバー攻撃などにより、データセンター機能の停止やシステム障害など、ITシステムが長期間にわたり正常に作動しなくなった場合、当社グループの業務が著しく停滞し、業績に影響を及ぼす可能性があります。」
従来の顧客情報漏えいリスクとは別に、サイバー攻撃やデータセンター停止などによるITシステムの長期障害と業務停滞を主要リスクとして独立記載した。