相対取引拡大による市場価格影響の低減
FY2018に初出。19回の記載のうち7回が「前進」で、最初の「前進」はFY2019。直近の記載は2026-05-12。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。9社中2社が悪化側に。
直近の記載が「前進」なのは、ほかに6社。
- 2026-05-12前進決算
「市況に応じて相対取引も機動的に活用し、収益の安定化を図ってまいります。」
都度調達や先物市場の活用に加え、市況に応じた相対取引の機動的活用を示している。 - FY2026-H1前進有価証券報告書
「今中間期は、卸電力取引市場(JEPX)での取引は減少しましたが、他社の調達・販売をサポートする取引等の相対取引が大きく増加し、売上高は伸長いたしました。」
市場取引中心の調整から、他社支援を含む相対取引を拡大する方向へ取引構成が進んだ。 - FY2025対処有価証券報告書
「確定した販売電力量に対して適正な量と価格で都度調達する戦略を取ったことにより、過剰な供給力を抱えるリスクが減少しました。」
2023年度に発生した余剰電源の逆ザヤに対し、調達方針変更と部門間連携により逆ザヤ販売が解消したと記載している。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「前年度の大幅赤字を踏まえ、構造改革を実施し、電力の調達方針の変更、部門間連携の強化により調達と小売りのバランスを最適化し、前期の逆ザヤ販売が解消しました。」
調達方針の変更と部門間連携の強化によって調達・小売のバランスを最適化し、前期に発生していた逆ザヤ販売が解消したと記載している。 - FY2024-Q3逆ザヤ発生・利益大幅減少有価証券報告書
「2023年度のJEPXスポット価格が低位に推移した事で、2022年度に調達した電源が割高となり、同時に、低圧需要を市場連動メニューに移行させたことや、高圧分野での販売量の減少により増加した余剰電源を安価なJEPXに卸販売せざるを得なくなり逆ザヤが発生した事で利益は大幅に減少しました。」
相対電源等を含む調達ポートフォリオと小売需要の変化の組合せにより余剰電源が発生し、安価なJEPXへの卸販売による逆ザヤが利益の大幅減少につながった。 - FY2024-Q2割高電源の余剰化と逆ザヤ発生有価証券報告書
「2023年度のJEPXスポット価格が大幅に低位に推移した事で、調達した電源が割高となり、同時に、低圧需要を市場連動メニューに移行させたことや、離脱による高圧需要の減少により、確保した電源の余剰分を安価なJEPXに卸販売せざるを得なくなり逆ザヤが発生した事で利益は大幅に減少しました。」
低圧需要の市場連動メニューへの移行と高圧需要の離脱により、確保済みの電源が余剰化し、安価なJEPXへの卸販売による逆ザヤが発生した。 - FY2024-Q1相対電源増加と小売需要離脱のミスマッチ有価証券報告書
「22年に確保した23年度向けの相対電源の調達量増加に対し、電力小売事業の需要の離脱により、販売電力量が減少した影響で減益になりました。」
2023年度向けに相対電源を増やした一方、小売需要の離脱で販売電力量が減少し、調達と販売の組合せが減益要因となった。 - FY2023-Q2高騰局面で相対電源主体へ調達を再調整有価証券報告書
「卸電力市場の価格高騰が続く中、安定的な電力調達を基本におきながら、市場価格と自社電力小売販売量の変動に合わせた、競争力のある相対電源を主として日本卸電力取引所からの調達を行いコスト削減を図っております。」
市場価格高騰を受け、相対電源を主としながら市場調達を組み合わせる調達ポートフォリオを記載している。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「相対電源比率の拡大と先物取引の活用などにより、調達電源のコスト低減を図っております。」
相対電源比率の拡大と先物取引の活用による調達コスト低減策を再確認している。 - FY2022前進有価証券報告書
「また再生可能エネルギーの導入拡大や需給調整市場の創設など、トレーディングの重要性が従来以上に増すことから、こうした動きに対応した取引機能の強化、高度化を図ってまいります。」
市場取引・デリバティブ等の活用に加え、需給調整市場への対応を見据え、取引機能の強化・高度化を掲げている。 - FY2022-Q1前進有価証券報告書
「電力トレーディング事業については、安定的な電力調達を基本に置きながら、相対電源比率の拡大と先物取引の活用などにより、調達電源のコスト低減を図っております。」
相対電源比率を拡大し、先物取引も活用する調達ポートフォリオへ具体化している。 - FY2021前進有価証券報告書
「トレーディング事業につきましては、従来より自社電源と相対電源を中心に市場取引を組み合わせることで安定調達を図ってきておりますが、今冬の寒波による需要増、LNG火力発電所の出力低下等に伴う卸電力取引所価格の高騰に対しては、事前に相対電源を積増す等の施策により対応いたしました。」
市場価格高騰局面で、相対電源を事前に積み増す調達ポートフォリオ運用を実施した。 - FY2021-Q3相対電源の見直しによる原価低減有価証券報告書
「電力トレーディング事業については、安定的な電力調達を基本においており、相対電源の見直し等で電力調達原価の低減を図りました。」
市場取引割合の調整に加え、相対電源の見直し等によって電力調達原価を低減する運用を記載している。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「電力トレーデイング事業については、安定的な電力調達を基本におきながら、日本卸電力取引所の価格が低位に推移したことから、同取引所からの調達割合を拡大させる等して、コスト削減を図っております。」
市場価格の低位推移を受けて、相対電源・自社電源を基盤としつつ市場調達割合を拡大する調達運用を再確認している。 - FY2021-Q1前進有価証券報告書
「日本卸電力取引所の価格が低位に推移したことから、当初計画よりも市場取引の割合を増やし、調達電源のコスト削減を図っております。」
市場価格が低位となった局面で、市場取引の割合を当初計画より増やす方向へ調達ポートフォリオを再調整した。 - FY2020調達ポートフォリオを市場活用へ再調整有価証券報告書
「従って、相対電源・自社電源に加え、市場取引をより活用し電源調達の安定化を図りました。」
前年の市場価格高騰時のJEPX依存度縮小から、価格低下局面では相対電源・自社電源に加えて市場取引を活用する構成へ調達運用を調整した。 - FY2019前進有価証券報告書
「下期においては、JEPXの依存度を縮小し、自社電源と相対電源の拡大により電源調達の安定化を図ったこと等から、収益は改善いたしました。」
市場価格高騰を受け、JEPX依存度の縮小、自社電源・相対電源の拡大という調達ポートフォリオ変更を実施し、収益改善につながったと記載している。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「以上に加えて、トレーディング部門において電力仕入ソースの最適化に努めるとともに、販管費を圧縮した結果、経常利益は計画通り推移しています。」
トレーディング部門で電力仕入ソースの最適化に努めていることを再確認している。 - FY2018初出有価証券報告書
「また、電気事業者間による相対取引を増やすことで、取引価格の影響を受けにくいポートフォリオへの移行を進めております。」
卸電力取引所の価格変動への対応策として、電気事業者間の相対取引を増やす方針を示している。