市場金利・格付変更による資金調達コスト変動
FY2017に初出。5回の記載のうち2回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022。直近の記載はFY2026。
東北電力がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。49社中12社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに17社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「当連結会計年度末の有利子負債残高は3兆4,791億円となりました。…金利が1パーセント変動すると年間24億円の影響があると試算されます。」
有利子負債残高が3兆4,791億円となり、金利1%変動時の年間影響試算も13億円から24億円へ増加した。固定金利調達を基本とする対応は継続している。 - FY2024対処有価証券報告書
「当連結会計年度末の有利子負債残高は3兆2,909億円となりました。当社では、金利の変動影響を回避するため、固定金利での資金調達を基本としておりますが、今後の市場金利の動向及び格付の変更により、当社企業グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性があり、金利が1パーセント変動すると年間13億円の影響があると試算されます。」
有利子負債残高は前年度末から846億円減少し、金利1%変動時の年間影響試算も13億円となった。固定金利調達を基本とする対応を継続している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「当連結会計年度末の有利子負債残高は2兆7,603億円となりました。当社では、金利の変動影響を回避するため、固定金利での資金調達を基本としておりますが、今後の市場金利の動向及び格付の変更により、当社企業グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性があり、金利が1パーセント変動すると年間33億円の影響があると試算されます。」
有利子負債残高は2兆7,603億円となり、前回開示の2兆4,126億円から増加した。固定金利調達を基本とする対応は継続している。 - FY2020再掲有価証券報告書
「当連結会計年度末の有利子負債残高は2兆4,126億円となりました。当社では、金利の変動影響を回避するため、固定金利での資金調達を基本としておりますが、今後の市場金利の動向及び格付の変更により、当社企業グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性があり、金利が1パーセント変動すると年間34億円の影響があると試算されます。」
市場金利・格付リスクと固定金利調達による対応を継続し、金利1%変動時の年間影響を34億円と試算した。 - FY2017初出有価証券報告書
「今後の市場金利の動向及び格付の変更により、企業グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性がある。ただし、有利子負債残高の多くは固定金利で調達した社債や長期借入金であることなどから、市場金利の変動による影響は限定的と考えられる。」
市場金利や格付変更による業績・財政状態への影響をリスクとして記載し、固定金利調達により影響は限定的と説明している。