中古携帯電話機の供給量・仕入価格・相場変動リスク
FY2016に初出。23回の記載のうち11回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017-Q1。直近の記載はFY2027-H1。
ReYuu Japanがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より6年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。13社中4社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに8社。
- FY2027-H1対処有価証券報告書
「調達面においては、国内外の仕入先との関係深化に加え、一般企業で使用を終えた業務用端末の直接買取を拡大するための営業活動に注力しております。」
国内外の仕入先との関係深化と法人業務端末の直接買取拡大により、供給確保・調達価格への対応を進めている。 - FY2025供給正常化と為替影響の併存有価証券報告書
「当社の主な事業分野である携帯電話業界におきましては、半導体供給の正常化が進む一方、為替動向の影響もあり、新品端末の価格は依然として高止まりの状況にあります。」
従来の半導体不足による供給制約は正常化方向と記載された一方、為替の影響による新品端末価格の高止まりは継続しており、供給環境の改善と価格環境の厳しさが併存している。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「具体的には、海外現地業者との関係強化を通じた安定供給ルートの構築、および法人向けにおける業務端末の買取営業を拡充し、粗利率の改善に取り組んでおります。」
海外現地業者との関係強化による安定供給ルートの構築と、法人向け業務端末の買取営業拡充を進め、調達面のリスクへの対応と粗利率改善を図っている。 - FY2024対処有価証券報告書
「調達力の強化に取り組んだことで、法人買取案件が増加し、利益面で業績に寄与いたしました。」
円安や国際的な需給環境による調達リスクは引き続き記載されているが、調達専門部署の設置や法人買取案件の増加が利益面に寄与したと記載している。 - FY2024-Q4対処有価証券報告書
「調達力の強化と各販売チャネルにおける販売促進へと注力した結果、以前からの継続的な取り組みも相まって、新規顧客の獲得や既存取引先との関係強化、オンラインチャネルの販売力強化により、リユース関連事業の売上高は前年比で大幅な増加となりました。」
調達力強化、新規顧客獲得、既存取引先との関係強化、オンライン販売力強化を通じて、調達・販売環境への対応効果が売上高の増加として記載されている。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「調達力の強化に取り組んだことで、法人買取案件が増加し、利益面で業績に寄与いたしました。」
従来の調達難・価格変動リスクが残る中、調達力強化と法人買取案件の増加が利益面に寄与したと記載され、調達面の影響に対する対応効果が示されている。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「円安傾向が国内同業向け商品の調達に及ぼす影響への対策として、既存ネットワークの関係強化と、きめ細やかな価格調整による成約率上昇に向けて取り組みを実施しております。」
円安が国内同業向け商品の調達に実際に悪影響を及ぼしたと記載され、調達リスクが継続して業績・営業活動に現れている。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「円安傾向が国内同業向け商品の調達に悪影響を及ぼし、リユースモバイル端末の売買は想定を下回る結果となりました。」
半導体不足に続き、円安傾向による調達悪化が実際の売買不振として記載され、供給・調達価格リスクの影響が続いている。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「世界的な半導体不足の影響や、急激な円安の影響があり、商品調達に苦戦した結果、調達量が減少いたしました。」
半導体不足に加えて急激な円安が調達環境を不安定化させ、調達量の減少とリユース関連事業の前年同期比減収として実際の業績に現れている。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「中古スマートフォンの販売を主とするリユース関連事業におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により世界的な半導体不足が継続しており、主力商品である高品質なリユースモバイル端末の調達が不安定な状況ではありましたが、調達環境の改善に向けて、新たな調達先の開拓に注力しつつ、幅広いランクの商材を取り扱うことで、新たなビジネスチャンスを創出する等の対応を実施いたしましたが、販売台数、売上高とともに収益面でも前事業年度を下回りました。」
世界的な半導体不足による調達不安定化が継続し、新規調達先の開拓等を行ったものの、販売台数・売上高・収益面の前年割れとして実際の業績に現れた。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「しかしながら、主に世界的な半導体不足を起因とする需給バランスの乱れによって調達価格が高騰した影響を受け、収益面では前年同期を下回る結果となりました。」
世界的な半導体不足が継続し、調達量の不安定化と調達価格の高騰が収益の前年割れとして現れている。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「世界的な半導体不足の影響が大きく、調達量が減少したことにより、売上、収益ともに前年を下回る結果となりました。」
半導体不足という新たな供給制約が実際に調達量の減少をもたらし、売上・収益の前年割れとして表面化した。 - FY2020悪化有価証券報告書
「一部のMVNO事業者においてリユースモバイル端末の販売が開始される等、競合他社が増加することによって調達価格は高騰する傾向にあり、利益率が低下する可能性があります。」
MVNO事業者のリユース端末販売開始などにより競合が増加し、調達価格高騰と利益率低下のリスクが明示されている。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「全体の市場価格が高騰する中、当社が取り扱う商品においても高単価商材のシェアの高まりから」
中古端末を含む市場価格の高騰が記載され、仕入価格・相場変動リスクに関する環境の厳しさが続いている。一方で、高単価商材のシェア上昇は売上増加にも寄与したと記載している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「個人間インターネット取引の拡大や買い替え時の下取りの活性化に伴い、調達価格が高騰する等、競争環境は厳しさを増しております。」
個人間取引と下取りの活性化による調達価格高騰を明示し、供給確保・仕入価格・競争環境の厳しさが拡大している。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「リユース関連事業においては、販売数量の減少や販売単価が下落した結果」
販売数量と販売単価の下落が実際に発生し、リユース関連事業の売上高は前年同期比22.7%減少、販売台数は32.2%減少した。供給・価格環境の厳しさが業績に現れている。 - FY2018-Q2悪化有価証券報告書
「また、リユース関連事業におきましては、個人からの調達に苦戦したものの、既存取引先や新規開拓の国内外の法人向けを中心とした卸売販売に注力すると共に、国内外の企業から幅広く同商品を調達することに重点を置いた施策を展開しつつ、FC加盟店のサービス強化の一環としてWEBサイトの全面リニューアル等を実施いたしました。」
個人からの中古端末調達に苦戦したことが明示され、調達環境の厳しさが継続・拡大している。 - FY2018-Q1悪化有価証券報告書
「「MVNO(仮想移動体通信事業者)」に起因した顧客の低価格志向や、SIMロック解除期間の短縮等、業界に追い風がある一方、調達・販売ともに価格競争は激しさを増してきております。」
中古携帯電話機の需要拡大要因がある一方、調達・販売の両面で価格競争が激化していると記載している。 - FY2017悪化有価証券報告書
「調達価格の高騰等の影響による調達量の減少に伴い、販売台数および売上高ともに厳しい状況で推移いたしました。」
調達価格の高騰が調達量の減少を通じて販売台数・売上高に影響したと明示しており、供給・価格リスクの悪影響が継続している。 - FY2017-Q3悪化有価証券報告書
「調達価格の高騰等の影響による調達量の減少に伴い、販売台数および売上高ともに厳しい状況で推移しました。」
中古端末の調達価格高騰により調達量が減少し、販売台数・売上高への影響が続いている。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「中古携帯電話機「エコたん」の販売を始めとするリユース関連事業におきましては、中古携帯電話機の調達において、法人チャネルの新規開拓や、提携先の買取強化施策等を実施いたしましたが、新品の携帯電話販売台数の鈍化等の影響により、調達量減少にともない、販売台数および売上高ともに厳しい状況で推移しました。」
新品端末販売の鈍化に伴う中古端末の調達量減少が続き、販売台数・売上高への影響が継続している。 - FY2017-Q1悪化有価証券報告書
「新品の携帯電話販売台数の鈍化にあわせて、中古携帯電話市場の流通量も減少傾向にある中で、各移動体通信事業者が実施する強力な下取り施策や、国内外のリユース・リサイクルを主力事業とする企業の台頭等、同分野が大衆化していく過程において、新たな局面を迎えております。」
中古携帯電話市場の流通量減少に加え、下取り施策や競合企業の台頭が続き、調達環境がさらに厳しくなっている。海外向けでは調達価格高騰と販売価格下落も記載されている。 - FY2016初出有価証券報告書
「国内中古携帯電話市場への商品流通量が大幅に低下を来すと共に、海外市場におきましても商品流通量や相場の急激な変動に伴い、海外向け商品の調達が想定を下回る等、市場環境は厳しい状況で推移いたしました。」
通信事業者の下取り施策や海外相場変動により、調達難と利益率低下が既に発生したと記載されている。