海運市況変動による業績悪化リスク
FY2016に初出。37回の記載のうち6回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017-Q2。直近の記載はFY2026。
共栄タンカーがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに1社。
- FY2026VLCC・VLGC市況が歴史的高値へ上昇有価証券報告書
「その後一旦緩和したものの、1月には大西洋域の荷動きの回復と中東情勢の緊迫化により、2月末にWS220台まで急騰しました。3月に入ると、ホルムズ海峡が事実上の封鎖状態に陥り、湾内成約が途絶する異例の事態となり、指標上の平均WSは400を超える歴史的な高値を記録しました。」
中東情勢、制裁、調達先のシフトなどを背景にVLCC市況がWS400超へ急騰した。VLGCも3月に日建て9万ドル台に達し、船種別市況の変動幅が拡大している。 - 2026-05-13その他業績予想の修正
「その後一旦緩和したものの、1月には大西洋域の荷動きの回復と中東情勢の緊迫化により、2月末にWS220台まで急騰しました。」
VLCC市況について、年度後半に大西洋域の荷動き回復と中東情勢を背景としてWS220台まで上昇した経過を更新している。 - FY2026-H1地政学要因・制裁・増産を背景に船種別市況が乱高下有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、世界的に堅調な原油の輸送需要と限定的な供給隻数から市況は底堅い展開をしていましたが、6月にイスラエルがイランを攻撃したことから地政学的リスクが高まり、一時市況は急騰、その後両国の停戦合意を受けて反落するなど、大きく乱高下する展開となりました。夏場以降は欧米諸国がロシアやロシア産原油を輸入している中国やインドへの制裁を強化したこと、またOPEC+が増産したことなどから、中国やインドが調達先をロシアから中東や西側諸国へとシフトする動きが拡大し、市況はWS100を超えるまで上昇しました。 大型LPG船(VLGC)は、米中の関税強化の影響を受け一時市況が大幅に下落しましたが、その後関税が緩和されたこと、また、パナマ運河の通航制限によりトンマイルが増加したことに加え、米国からのLPG輸送需要の増加やOPEC+の増産、インド向けの輸送需要増、更には入渠による一時的な船腹のタイト化などの影響もあり、市況は好調に推移しました。 小型LPG船(SGC)は、米国発のエチレンなどの石油化学品の輸送需要やアジア域を中心とした旺盛なLPG需要などが要因となり、堅調な市況展開となりました。」
VLCC市況は中東の地政学的リスクで急騰後に反落し、その後、対ロシア制裁や調達先のシフトを背景にWS100超まで上昇した。VLGCは関税強化で一時下落したものの、その後は輸送需要・トンマイル増加等を背景に好調となり、小型LPG船(SGC)も堅調に推移した。 - FY2025VLCCは低迷後に急騰し全体では堅調、船種別の変動が継続有価証券報告書
「その後、冬場の需要期にもかかわらず貨物の動きが鈍くなり、WS40を割り込む成約も見られ、年初来安値を更新するなど市況は低迷しましたが、トランプ政権発足後に米国から発表された船舶への制裁強化の影響により市況がWS70台後半まで急騰、その後乱高下はあるものの堅調な市況展開となりました。」
VLCC市況はWS40割れの低迷から米国の船舶制裁強化を契機にWS70台後半まで急騰し、その後は乱高下しながら堅調に推移した。 - FY2025-H1船種別市況の乱高下と全体的な底堅さ有価証券報告書
「大型原油船(VLCC)につきまして、中国の原油備蓄需要に伴い3月頃から中東で活発な荷動きが続きました。また、西側の米国、ブラジル積み中国揚げトレードによりトンマイルが延び、おおむね市況は好調を維持しました。しかしながら、6月後半頃から中国国内の原油在庫が積み上がり、中国向け成約が減ったことから船腹需給が緩み、市況は弱含んでいます。第2四半期に入ると、夏場の不需要期の影響により今年のWS最低値を更新するなど一時的に下落した局面もありましたが、荷動きのタイミングなどで上昇に転ずる場面もあり、乱高下を繰り返しながらも全体的には底堅い市況展開となりました。 石油製品船につきましては、4月に中国出し北米向けの貨物が多く成約されトンマイルが伸びたことにより市況が上昇しました。その後一時的に軟化傾向となるも、紅海の不安定な情勢及び堅調な貨物需要を背景に市況は堅調に推移しました。第2四半期は中東域やインドで製油所が定期修理に入るなど積み地の生産量が減少したことや、中国をはじめ東アジアでの需要落ち込みにより輸送需要が低下し、市況は軟化しました。 大型LPG船(VLGC)は、アジア、アフリカなどの新興国を中心とした堅調な民生燃料の需要や、パナマ運河の通航制限と紅海の情勢悪化により喜望峰経由の航路を選択したオペレーターが増えたことでトンマイルが延び、船腹需給のタイト感が意識され、好調な市況となりました。第2四半期は荷動きが引き続き堅調ながら、パナマ運河の通航制限がほぼ解消されたことで通航隻数が正常化し、船の余剰感が意識され、また夏場の貨物の不需要期とも重なり、市況は大きく下落しました。」
VLCCは活発な荷動きとトンマイル増加で好調となった後、中国向け成約減少や夏場の不需要期で弱含み・乱高下となった。石油製品船とVLGCも上昇後に軟化・下落するなど、船種別の市況変動が更新されている。 - FY2024VLCC市況が一時WS90超まで上昇し船種別動向が更新有価証券報告書
「第4四半期では、米国のロシア産原油輸入に対する制裁の強化によりインドや中国が原油の正規トレードに回帰し、OPECプラスが自主減産する中で、米国やブラジルからの輸入が増えトンマイルが延びたことにより、WSは一時90を超えました。」
VLCC市況は第3四半期の一時WS70超から、第4四半期にはロシア産原油輸入制裁や輸入元の多様化等を背景に一時WS90超へ上昇した。石油製品船、VLGC、ばら積船もそれぞれ回復・堅調に推移したと記載している。 - FY2024-Q3VLCC市況は一時回復、他船種は堅調有価証券報告書
「第3四半期に入ると、冬場の需要に加え、緊迫化する中東情勢などの要因により再び市況は上昇し、WSは一時70を超えました。 石油製品船につきましては、第1四半期は中国・インドなどがダークフリートによるロシア産石油製品の輸入を拡大させ、正規のSPOT市況は下落しましたが、安定的な貨物需要、船腹の供給圧力が弱いことなどが下支えとなり、市況は回復、その後も堅調に推移しました。 大型LPG船(VLGC)は、アフリカ・アジアなどの新興国を中心に、民生燃料用など主要消費国の需要に支えられ活発な荷動きとなりました。またパナマ運河の滞船による船腹需給の引き締め効果、米国産とアジア産のLPGの値差拡大を背景に米国産の輸送需要が拡大してトンマイルが延び、また、中東積みVLGCの需給もひっ迫し、好調な市況となりました。」
VLCC市況は減産による低調な荷動きから、第3四半期に冬場の需要や中東情勢を背景に上昇し、一時WS70を超えた。石油製品船は回復後に堅調、VLGCは需給ひっ迫を背景に好調となり、船種別の市況差が更新されている。 - FY2024-Q2VLCC低調、石油製品船・LPG船・ばら積船は回復または上昇有価証券報告書
「第2四半期に入るとOPECプラスによる協調減産とサウジアラビア、ロシアの更なる自主減産が影響し、低調な荷動きとなりました。」
VLCCは減産の影響で第2四半期の荷動きが低調となった一方、石油製品船は市況が回復し堅調に推移し、LPG船は市況が高騰、ばら積船も第2四半期に各船型で市況が上昇したと記載している。 - FY2024-Q1VLCC・LPG市況は堅調、ばら積船市況は下落有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、年明けから中国のゼロコロナ政策緩和に伴い石油需要が回復し、春に各国製油所の定修の影響により一時市況は下落しましたが、中東、西側双方の活発な荷動きは続きました。6月になり台風やインド洋の時化などの影響で中東域への返船が遅れたことなどを背景に船腹需給が引き締まり、市況は上昇し、全般的に堅調な市況展開となりました。 石油製品船につきましては、大きな貨物需要を担う中国・インドなどがダークフリートによるロシア産石油製品の輸入をハイペースで拡大させており、正規のSPOT市況は下落しましたが、定期傭船市況は、2023年から2024年の新造船竣工隻数が過去20年において最低水準となっており、将来、船腹需給が引き締まるとの見通しから、堅調に推移しました。 LPG船は、アフリカ、アジアなどの新興国を中心に、民生燃料用など主要消費国での堅調な需要に支えられ、中東出し、北米出しが共に堅調でした。またパナマ運河の滞船による船腹需給の引き締め効果、米国の長距離輸出の増加に伴いトンマイルも延び、好調なマーケットを維持しています。 ばら積船につきましては、中国のゼロコロナ政策撤廃による経済活動再開・需要回復が一服し、鉄鋼製品需要が鈍化してきたことで粗鋼生産量も徐々に減少に転じました。」
VLCCは荷動きと船腹需給の引締まりを背景に堅調、石油製品船の定期傭船市況とLPG船も堅調・好調に推移した一方、ばら積船は中国の需要回復一服と粗鋼生産減少の影響を受けた。船種別の市況差が更新されている。 - FY2023-Q3タンカー市況の回復と船種別の好不調有価証券報告書
「しかしながら、西側諸国によるロシア産原油の段階的な禁輸措置の影響が8月頃に表われはじめ、 米国やブラジル、西アフリカなど積み地が多様化したことからトンマイルが延びました。第3四半期には冬場の需要期も重なり、市況は一時WS129の高値を付けました。12月は荷動きが少なくなり市況は下がりましたが、引き続き好調を維持しています。 石油製品船は、ロシア・ウクライナ情勢に大きく影響され、ロシア産の石油製品を代替するために中東やシンガポール、極東などから欧州への荷動きが活発化してトンマイルが延びたこと、また世界的なコロナ規制の緩和に伴い航空燃料の需要が増加し、好調な市況展開となりました。 大型LPG船(VLGC)は、アジア圏での民生燃料用など主要消費国での堅調な需要に支えられ、中東・北米出しが共に堅調で、またパナマ運河の滞船による船腹需給引き締め効果もあり、全般的に好調な市況展開となりました。」
VLCC市況は一時WS129まで上昇し、石油製品船とVLGCも好調に推移した。ロシア産原油禁輸、航空燃料需要、パナマ運河の滞船などにより船種別の市況動向が更新されている。 - FY2023-Q2タンカー市況の回復と船種別の好不調有価証券報告書
「しかしながら、西側諸国によるロシア産原油の段階的な禁輸措置の影響が8月頃に表われはじめ、米国やブラジル、西アフリカなど積み地が多様化したことからトンマイルが延び、市況は一時WS100を越える高値を付けました。 石油製品船につきましては、原油船と同様にロシア・ウクライナ情勢に大きく影響され、ロシア産の石油製品を代替するために中東やシンガポール、極東などから欧州への荷動きが活発化してトンマイルが延びたこと、またコロナ禍からの世界的な経済活動の回復に伴い、石油製品需要が増加したことなどにより好調な市況展開となりました。 大型LPG船(VLGC)は、アジア圏での民生燃料用など主要消費国での堅調な需要に支えられ、中東出し、北米出しが共に堅調で、またパナマ運河の滞船による船腹需給引き締め効果もあり、全般的に好調な市況展開となりました。」
VLCC市況はロシア産原油禁輸の影響等で一時WS100超まで上昇し、石油製品船とVLGCも好調に推移した。船種別の市況差と地政学要因による変動が継続している。 - FY2023-Q1ウクライナ危機等を背景に船種別市況が分化有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、OPECプラスの協調減産も段階的に増産に転じ、世界的な原油需要は戻りつつあるものの、中国/上海を中心としたロックダウンの影響を受け、原油需要は低迷を続けております。そのような状況下において既存隻数が850隻を超え、解撤数も少ないため船腹需給は緩んでおり、VLCC市況は底値圏で推移しました。石油製品船につきましては、対ロシア制裁の影響により、軽油などのロシア産石油製品に大きく依存していた欧州諸国への貨物輸送のトレードパターンが一変したことで市況が高騰、その後も乱高下を繰り返す市況展開となりました。LPG船は、アジア圏での民生燃料用などの堅調な需要に支えられ、中東出し、北米出しが共に堅調で、またパナマ運河の滞船による船腹需給引き締め効果もあり、全般的に好調な市況展開となりました。」
VLCCは既存隻数850隻超と少ない解撤を背景に底値圏で推移した一方、石油製品船は対ロシア制裁によるトレードパターンの変化で高騰後に乱高下し、LPG船は好調となるなど、船種別の市況差と変動が続いている。 - FY2022ウクライナ侵攻によりタンカー市況が短期的に上昇有価証券報告書
「2月にロシアがウクライナに侵攻したことにより市場参加者に緊迫感が増し、心理的な要因でWS50台まで上昇しましたが、市場のファンダメンタルズは変わらないまま短期的な上昇に止まりました。」
VLCC市況は低迷が続く中、ロシアによるウクライナ侵攻を契機にWS50台まで一時上昇したが、ファンダメンタルズは変わらず短期的な上昇にとどまった。 - FY2022-Q3主要タンカー市況の低迷継続とばら積船市況の軟化有価証券報告書
「そのような状況下、既存隻数が800隻を超え、また解撤数が少ないため、船腹需給は引き続き緩んでおり、市況は第3四半期まで低迷を続けました。 石油製品船(LR2やMR)も、コロナ禍の影響でジェット燃料を始めとする石油製品需要の低下が続き、船腹過剰も深刻化しており、VLCCと同様、市況は低迷しました。 大型LPG船(VLGC)の用船市況は、期初には米国出しの輸送需要の減少や春の不需要期による荷動きの減少により下落しましたが、その後は中国向けの化学品原料としての需要やインドも含めた民生需要が底堅く、コロナ感染拡大の影響を大きく受けることなく堅調に推移しました。また、パナマ運河の滞船も船腹需給を引き締め、全般的に好調な市況展開となりました。 ばら積船につきましては、中国の経済活動の再開や、鉄鉱石価格の上昇、北米や南米からの穀物輸送が活発となったことに加え、コロナウイルスの影響により船員交代に時間がかかるなど、滞船の長期化も市況上昇の追い風となり、好調な市況展開となりました。第3四半期に入りますと、中国が冬季北京五輪に向けて環境政策を優先させ、粗鋼生産を始めとした経済活動を縮小させたことや、長期化していた中国主要港での滞船も改善が見られた影響で市況は軟化しましたが、コスト割れの水準までには至らず比較的堅調な市況展開となりました。」
VLCCと石油製品船は低迷を継続し、VLGCは好調に推移した。ばら積船は好調な展開から、中国の環境政策による経済活動縮小や主要港の滞船改善を受けて軟化したものの、コスト割れには至らず比較的堅調だった。 - FY2022-Q2主要タンカー市況の低迷継続とばら積船市況の好調有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)の用船市況につきましては、当初はコロナウイルス感染拡大を受け世界的に原油需要が低迷を続けていましたが、ワクチン接種の増加などによって中国や米国、欧州などを中心に経済活動の正常化が進んだことで需要回復の兆しが見えつつあることから、5月以降OPECプラスが減産幅を徐々に縮小したものの、既存隻数が800隻を超える一方で解撤数は少ないため、船腹需給は引き続き緩んでおり、市況は第2四半期まで低迷を続けました。 石油製品船(LR2やMR)も、一部で石油製品の需要が回復に向かいつつありますが、VLCCと同様、既存隻数が多く、市況は低迷しました。 大型LPG船(VLGC)は、米国出しの輸送需要の減少や春の不需要期による荷動きの減少により市況は下落しましたが、中国がコロナウイルスの影響から早期に抜け出したことや、インドの民生需要が底堅く推移したことにより、全般的に堅調な市況展開となりました。」
VLCCは既存隻数800隻超と少ない解撤を背景に第2四半期まで低迷し、石油製品船も低迷を継続した。一方、VLGCは全般的に堅調であり、船種別の市況差が続いている。 - FY2022-Q1VLCC・石油製品船の低迷継続、ばら積船市況の上昇有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、コロナウイルス感染拡大による世界的な原油需要が低迷を続ける状況において、5月からOPECプラスが減産幅を徐々に縮小しましたが、既存隻数が800隻を超える一方解撤は少ないため、船腹需給は緩み、市況は当第1四半期連結累計期間を通じてWS30台で低迷しました。 石油製品船(LR2やMR)も、VLCCと同様、コロナウイルスによる石油製品需要の大幅な減退が重しとなり、市況は低迷しました。 大型LPG船(VLGC)は、米国出しの輸送需要の減少や春の不需要期による荷動きの減少により市況は下落しましたが、民生需要が底堅く推移したことにより、全般的に堅調な市況展開となりました。 ばら積船につきましては、中国が経済活動を再開したことや、鉄鉱石価格の上昇、北米や南米からの穀物輸送が活発となったことに加え、運賃先物価格の上昇も追い風となり、市況は右肩上がりで上昇しました。」
VLCCは既存隻数800隻超と少ない解撤を背景にWS30台で低迷し、石油製品船も低迷を継続した。一方、VLGCは全般的に堅調で、ばら積船市況は右肩上がりに上昇するなど、船種別の市況差が続いている。 - FY2021主要タンカー市況の低迷と船種別の明暗有価証券報告書
「その後も冬場の需要期に入っても全く石油の需要が盛り上がらず、市況は春まで低迷を極めました。」
VLCCと石油製品船の市況低迷が継続した一方、VLGCは全般的に堅調、ばら積船は年明け以降さらに上昇し、船種別の市況差が続いている。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「しかしながら、OPECプラスによる大規模な減産や新型コロナウイルスの影響による石油需要の減退が輸送需要を低迷させ、既存隻数も800隻を超える一方、解撤がなく、船腹需給は緩み続け、夏場にはWS20台まで下落しました。その後も冬場の需要期に入っても全く石油の需要が盛り上がらず、市況は低迷を極めました。 大型LPG船(VLGC)は、新型コロナウイルス感染拡大により6月から7月に掛けてLPGの需要が一時期弱含んだものの、民生需要が底堅く推移したことや、中東の原油減産に伴い中東出しのカーゴが減少した一方で、米国からアジアへの荷動きが活発化しトンマイルが延びたこと、また、パナマ運河の混雑による滞船などが市況を上昇させました。」
VLCC市況はWS20台まで下落した後も需要が盛り上がらず低迷を極め、石油製品船も低迷を継続した。一方、VLGCは米国からアジアへの荷動き等を背景に上昇し、船種別の市況差が続いている。 - FY2021-Q2VLCC・石油製品船の低迷とVLGC・ばら積船の改善有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、原油価格の大幅な下落により原油取引のコンタンゴを狙ったストレージ需要が増えたことにより船腹需給が一時的に締まり、市況は期首から大幅に上昇し、WS200を超えるまでに至りました。しかしながら、OPECプラスによる大規模な減産や新型コロナウイルスの影響による石油需要の減退が輸送需要を低迷させ、既存隻数も800隻を超える一方、解撤がなく、船腹需給は緩み続け、夏場にはWS20台まで下落しました。石油製品船(LR2やMR)も、石油製品のコンタンゴを狙ったストレージや、新型コロナウイルスの影響による石油製品の需要減から陸上の製品貯蔵タンクが満杯になり、カーゴを揚げることができない船が数多く滞船し、船腹需給を引き締め、5月上旬まで製品船市況は高騰しましたが、VLCCと同様、その後、滞船の解消と新型コロナウイルスによる石油製品需要の大幅な減退が重しとなり、市況は低迷しました。大型LPG船(VLGC)は、6月から7月に掛けて弱含んだ展開となったものの、その後中東のLPG価格が上昇したことで米国との値差が広がり、米国から極東への荷動きが活発化しトンマイルが延びたこと、また、インドの旺盛なLPG需要の高まりやモンスーンによるインドでの滞船の発生などが市況を上昇させました。ばら積船につきましては、期首から市況は低迷していましたが、中国やインドの経済活動が再開したことにより荷動きも徐々に戻り始め、少しずつボトムアップする市況展開となっています。」
VLCC市況はWS200超からWS20台まで急落し、石油製品船も低迷した。一方、VLGCは米国から極東への荷動きやインド需要により上昇し、ばら積船も中国・インドの経済活動再開を背景に底値から改善するなど、船種別の市況差が拡大した。 - FY2021-Q1新型コロナウイルス等による船種別市況の急変有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、原油価格の大幅な下落により原油取引のコンタンゴを狙ったストレージ需要が増えたことにより船腹需給が一時的に締まり、市況は期首から大幅に上昇し、WS200を超えるまでに至りました。しかしながら、5月に入ると、OPECプラスによる大規模な減産や 新型コロナウイルス の影響による石油需要の減退により輸送需要も低迷し、市況はWS30台まで下落しました。 石油製品船(LR2やMR)も、石油製品のコンタンゴを狙ったストレージや、 新型コロナウイルス の影響による石油製品の需要減から陸上の製品貯蔵タンクが満杯になり、カーゴを揚げることができない船が数多く滞船し、船腹需給を引き締め、5月上旬まで製品船市況は高騰しましたが、VLCCと同様、その後、滞船の解消と 新型コロナウイルス による石油製品需要の大幅な減退が重しとなり、市況は低迷しました。 大型LPG船(VLGC)は、米国出しLPGが減りトンマイルが減少したことや、 新型コロナウイルス の影響による需要減退が市況を下落させました。」
VLCC市況はWS200超への急騰後にWS30台まで下落し、石油製品船も一時高騰後に低迷、VLGCも需要減退で下落した。新型コロナウイルスと原油需要・供給の変化による市況変動が船種別に顕在化している。 - FY2020市況の急変と船種別の明暗が拡大有価証券報告書
「年が明けて2月になると中国のコロナウイルス感染拡大の影響から石油需要の下落が懸念されたことなどにより市況はWS40台まで下落しました。その後、OPECと非加盟国間の協調減産交渉の決裂を背景に輸送需要が急増し、再びWS200台まで上昇しました。」
VLCC市況はWS40台への下落後、輸送需要や原油価格急落を背景にWS200台へ急上昇した。石油製品船・VLGCは堅調となる一方、ばら積船は下期に再下落した。 - FY2020-Q3VLCC市況の急騰、石油製品船の回復、ばら積船の再下落有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、極東の各国製油所の定期修理などにより輸送需要が減退して船腹需給が緩み、期首から5月まではWS30台で推移し市況は低迷しましたが、米国のシェールオイルの輸送需要が堅調であることやスクラバー搭載のため入渠が増えていることなどに加え、6月のホルムズ海峡付近でのタンカー襲撃や9月のサウジアラビアの油田基地への攻撃などにより中東の地政学的リスクが高まり、秋口にはWS200を超えるまで市況は高騰しました。その後、一旦11月に市況は落ち着きましたが、冬場の原油需要や、2020年1月から適用される硫黄酸化物(SOx)規制に伴う適合油への燃料交換などが要因となり、WS100を超える好調な市況展開となりました。 石油製品船(LR2やMR)は、上半期は船腹需給が緩み、市況は低迷しましたが、秋以降は硫黄酸化物(SOx)規制開始に伴い軽油などの中間留分の荷動きの増加により市況が上昇いたしました。 大型LPG船(VLGC)は、米国のLPG価格が中東と比較して安くなったことから、米国出しのトレードが活発化したことによりトンマイルが増加し、船腹需給を引き締め、市況は期を通じて好調に推移しました。 ばら積船につきましては、ダム決壊事故によるブラジル・ヴァーレの鉱山の操業停止などにより鉄鉱石の出荷が減り、期首からケープ型市況は低迷しましたが、ヴァーレが操業を停止していた鉱山が6月に再稼動したことに加え、スクラバー搭載のためケープ型の入渠が増えていることから船腹需給が締まり、ケープ型市況が上昇し、パナマックス型などの小型船型の市況も回復しました。しかしながら、秋以降、米中貿易摩擦の影響や中国の石炭輸入規制などの影響により、市況は再び下落いたしました。」
VLCC市況はWS30台から秋口にWS200超、冬場にWS100超まで上昇し、石油製品船も秋以降に回復した。VLGCは好調を継続した一方、ばら積船は回復後に米中貿易摩擦や中国の石炭輸入規制を受けて再下落した。 - FY2020-Q2VLCC・VLGC・ばら積船の回復と石油製品船の低迷有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、極東の各国製油所の定期修理などにより輸送需要が減退して船腹需給が緩み、期首からWS30台で推移し市況は低迷しましたが、6月にホルムズ海峡付近でタンカーが襲撃され当該水域のリスクが増大したことから市況はWS50台まで上昇しました。その後、米国のシェールオイルの輸送需要が堅調であることや燃料価格の上昇、また、スクラバー搭載のため入渠が増えていることなどからVLCC市況は夏場に掛けて堅調に推移しました。9月にサウジアラビアの油田基地への攻撃が発生、また、イラン原油を輸送していたとされる中国のCOSCO SHIPPINGへの米国による制裁が明らかになり、市況はWS80台まで上昇しました。 石油製品船(LR2やMR)は、大西洋水域でガスオイルなどの輸送需要が増し活況となった時期もありましたが、船腹需給は緩んでおり、全体的に市況は低迷いたしました。 大型LPG船(VLGC)は、米国のLPG価格が中東と比較して安くなったことから、米国出しのトレードが活発化したことによりトンマイルが増加し、船腹需給を引き締め、市況は期を通じて好調に推移しました。 ばら積船につきましては、ダム決壊事故によるブラジル・ヴァーレの鉱山の操業停止などにより鉄鉱石の出荷が減り、期首からケープ型市況は低迷し、パナマックス型などの下位船型に悪影響を及ぼしましたが、ヴァーレが操業を停止していた鉱山が6月に再稼動したことに加え、スクラバー搭載のためケープ型の入渠が増えていることから船腹需給が締まり、ケープ型市況は上昇し、バルカ-市況全体が回復しました。」
VLCC市況はWS30台からWS80台まで上昇し、VLGCは好調、ばら積船市況も回復した。一方、石油製品船は船腹需給の緩みを背景に低迷を継続しており、船種別の市況差が残っている。 - FY2020-Q1VLCC低迷後の上昇と船種別の市況差有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、極東の各国製油所の定期修理や、米国と中東の原油価格差が縮まり米国積み航路の優位性がなくなったため、当該地域向け配船が減ったことからトンマイルが減り、期首からWS30台で推移し市況は低迷しましたが、6月にホルムズ海峡付近でタンカーが襲撃され当該水域のリスクが増大したことから市況はWS50台まで上昇しました。石油製品船(LR2やMR)は、大西洋水域でガスオイルなどの輸送需要が増し活況となった時期もありましたが、未だ船腹需給は緩んでおり、全体的に市況は低迷いたしました。大型LPG船(VLGC)は、米国のLPG価格が中東と比較して安くなったことから、米国出しのトレードが活発化したことによりトンマイルが増加し、船腹需給を引き締め、市況は大幅に上昇しました。」
VLCC市況はWS30台で低迷した後、ホルムズ海峡付近のタンカー襲撃による水域リスク増大を背景にWS50台へ上昇した。石油製品船は低迷を続ける一方、VLGCは大幅に上昇し、船種別の市況差が継続している。 - FY2019船種別市況の回復と下落有価証券報告書
「当連結会計年度における海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては夏前まで市況が低迷しましたが、中国への堅調な輸送需要、米国のシェールオイル輸出増によるトンマイルの増加、環境規制による老齢船の解撤により需給ギャップが縮小しつつあることなどから、9月末にWS60程度まで回復し、更に第3四半期に入ると冬場の原油輸送需要により市況が上昇し、10月にWS100を付けました。その後、冬場の需要が減退した1月末にWS40まで下落しましたが、中国が半年ぶりに米国から原油輸入を再開したことが好感され、2月にWS70近くまで戻しました。」
VLCC市況はWS100まで上昇した後WS40へ下落し、2月にWS70近くまで回復した。石油製品船は秋まで低迷後に上昇し、VLGCは回復後に市況が下落・再上昇するなど、船種ごとの変動が継続している。 - FY2019-Q3VLCC市況の回復と他船種の改善・低迷有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては夏前まで市況が低迷しましたが、中国への堅調な輸送需要、米国のシェールオイル輸出増によるトンマイルの増加、環境規制による老齢船の解撤により需給ギャップが縮小しつつあることなどから、少しずつ市況が上昇し、9月末にはWS60程度まで回復しました。第3四半期に入ると冬場の原油輸送需要により更に市況が上昇し、10月にはWS100を付け、その後年末まで市況は好調に推移しました。石油製品船(LR2やMR)は新造船供給圧力が少しずつ弱まっているものの隻数が多く、市況は秋まで低迷しましたが、12月に入り冬場の製品輸送需要などから上昇しました。大型LPG船(VLGC)は、輸送量の増加や新造船竣工隻数が少ないことなどから市況が徐々に回復しており、当第3四半期までの市況は前年度と比べて安定的に推移しております。ばら積船につきましては、貿易量が伸びて輸送需要が増えてきていることや、新造船供給圧力が低下してきていることから改善の兆しがみえております。」
VLCC市況はWS100まで上昇し年末まで好調に推移した。石油製品船は12月に上昇し、VLGCとばら積船にも回復・改善の兆しがみられる一方、石油製品船は隻数の多さから秋まで低迷しており、船種間の差が残っている。なお、市況を数値で示しているためquantifiedはtrue、リスク自体の発生を示す記載ではないためmaterializedはfalseとした。 - FY2019-Q2船種別の市況回復と低迷有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、夏前に一時市況が伸び悩んだ時期もありましたが、燃料価格の上昇や、中国への堅調な輸送需要、環境規制による老齢船の解撤により需給ギャップが縮小しつつあることや、市況低迷を背景に海外オペレーターの集約も進んでいることなど様々な要因が重なり、じわじわと市況が上昇し、当第2四半期末にはWS60程度まで回復しました。石油製品船(LR2やMR)は新造船供給圧力が少しずつ弱まっているものの、未だ隻数が多く市況は低迷しました。大型LPG船(VLGC)は、輸送量の増加や新造船竣工隻数が少ないことなどから市況が徐々に回復しております。ばら積船につきましては、貿易量が伸びて輸送需要が増えてきていることや、新造船供給圧力が低下してきていることから改善の兆しが見えております。」
VLCC市況はWS60程度まで回復し、VLGCとばら積船にも回復・改善の兆しがみられた。一方、石油製品船は隻数の多さと新造船供給圧力を背景に低迷を継続しており、船種別の市況差が明確になった。 - FY2019-Q1タンカー市況の低迷継続とばら積船の改善兆し有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、5月に入り燃料価格の上昇によりWS30台からWS50台まで上昇しましたが、解撤数は6月までに30隻程度まで増加したものの依然隻数は多く、各国製油所の定期修理やOPECの協調減産などで輸送需要が減退していることなどから、船腹需給は緩んだままで市況は低迷しました。石油製品船(LR2やMR)や大型LPG船(VLGC)も新造船の供給圧力は少しずつ弱まっているものの、未だ隻数が多く市況は低迷いたしました。ばら積船につきましては、貿易量が伸び輸送需要が増えてきていることから改善の兆しが見えて参りましたが、今後米中貿易摩擦の影響が懸念される所です。」
VLCCはWS30台からWS50台へ一時上昇したものの需給緩和と輸送需要減退により低迷し、石油製品船・VLGCも低迷を継続した。一方、ばら積船には改善の兆しがあるものの、米中貿易摩擦の影響を懸念している。 - FY2018悪化有価証券報告書
「また15歳以上の老齢船が多いことも市況の足枷となり9月まで市況は右肩下がりで推移しました。10月に冬場の石油需要の増加により一時的にWS70台に上昇しましたが、それ以降OPECの減産と強い船腹供給圧力が引き続き要因となり、市況は期末にかけてWS30台まで下落いたしました。石油製品船(LR2やMR)や大型LPG船(VLGC)も船腹過剰により一年を通して市況は低迷いたしました。」
VLCC市況は一時WS70台に上昇した後、期末にかけてWS30台まで下落し、石油製品船・VLGCも年間を通じて低迷した。主要タンカー船種の市況悪化が進んでいる。 - FY2018-Q3タンカー市況の低迷継続と船種間の回復差有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、期首に長距離航路になる西アフリカ積み中国向けの成約があり、船腹需給を引き締めWS70台まで上昇しましたが、OPECの協調減産などで輸送需要が減退している他、新造船が流入する一方で解撤は少なく、船腹供給圧力が強いことが要因となって市況を押し下げ、また15歳以上の老齢船が多いことも市況の足枷となり9月まで市況は低迷しました。10月に冬場の石油需要の増加により再びWS70台に上昇しましたが、11月には石油の需要期であるにもかかわらず、船腹需給の緩みから市況は下落しWS50を割り込みました。石油製品船(LR2やMR)や大型LPG船(VLGC)も船腹過剰により第3四半期まで市況は低迷いたしました。ばら積船につきましては、新造船の供給圧力が徐々に弱まり、12月にケープ型市況の主要航路平均レートが一時$29,000台の高値を付け、パナマックス型やハンディマックス型の市況も回復傾向にあります。」
VLCC市況は一時WS70台に上昇した後WS50を割り込み、石油製品船・VLGCも低迷が続いた。一方、ばら積船はケープ型が$29,000台を付けるなど回復傾向となり、船種ごとの市況差が拡大している。 - FY2018-Q2悪化有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、期首に長距離航路になる西アフリカ積み中国向けの成約があり、船腹需給を引き締めWS70台まで上昇しましたが、各国製油所の定期修理により市況が低調に推移する時期であることに加え、OPECの協調減産などで輸送需要が減退している他、新造船が流入する一方で解撤は少なく、船腹供給圧力が強いことが要因となって市況を押し下げ、5月以降はWS50台で推移しました。第2四半期に入っても船腹需給は緩く、また15歳以上の老齢船が多いことも市況の足枷となりWS30台まで下落しました。石油製品船(LR2やMR)や大型LPG船(VLGC)も船腹過剰により半期を通じて市況は低迷いたしました。ばら積船につきましては、新造船の供給圧力が徐々に弱まり、夏場にケープ型市況が$20,000台を付け、パナマックス型やハンディマックス型の市況も$10,000台を回復しました。」
VLCC市況はWS50台からWS30台へさらに下落し、石油製品船・VLGCも低迷した。ばら積船は回復したものの、主要タンカー船種では市況悪化が進んでいる。 - FY2018-Q1悪化有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、期首に長距離航路になる西アフリカ積み中国向けの成約があり、船腹需給を引き締めWS70台まで上昇しましたが、各国製油所の定期修理により市況が低調に推移する時期であることに加え、OPECの協調減産などで輸送需要が減退している他、新造船が流入する一方で解撤が非常に少なく、船腹供給圧力が強いことが要因となって市況を押し下げ、5月以降はWS50台で推移しました。また、石油製品船(LR2やMR)や大型LPG船(VLGC)も新造船の供給圧力が継続したことから、第1四半期を通じて市況は低迷いたしました。」
VLCC市況は期首のWS70台から5月以降WS50台へ下落し、石油製品船・VLGCも新造船供給圧力を背景に低迷した。 - FY2017悪化有価証券報告書
「しかしながら第4四半期に入り、OPECの減産や極東の製油所の定期修理の影響により原油の輸送需要が減退したことに加え、新造船の竣工量が増加し船腹需給が緩み、WS40台まで下落しました。」
第3四半期にWS90台まで上昇したVLCC市況が、第4四半期には需要減退と新造船供給によりWS40台まで下落した。石油製品船・VLGCも年間を通じて低調に推移した。 - FY2017-Q3VLCC市況は回復、他船種の低迷は継続有価証券報告書
「第3四半期に入ると、冬場の石油需要や、軍事リスクの低下によるナイジェリアの原油出荷の再開で極東向け長距離の輸送需要が回復したことなどにより、市況は右肩上がりで推移し12月にはWS90台まで上昇しました。石油製品船につきましては、新造船供給圧力と解撤が進まなかったことなどにより、第3四半期まで市況は回復せず、大型LPG船(VLGC)市況も、中国やインドのLPG需要の増加や米国のLPG輸出の拡大など需要の伸びはあるものの、強い新造船供給圧力により低調に推移しました。さらにばら積船につきましては、船腹供給過剰に中国の景気減速が追い打ちをかけ歴史的な低迷を続けております。」
VLCC市況はWS90台まで回復した一方、石油製品船・VLGC・ばら積船では供給圧力や中国景気減速を背景とする低迷が継続しており、船種別に状況が分かれている。 - FY2017-Q2悪化有価証券報告書
「VLCCにつきましては、第1四半期は原油安の持続が中国の備蓄需要を喚起したことなどにより、例年各国製油所が定期修理に入るため市況が低迷する時期であったにもかかわらず、WS60~70で安定的に推移した一方、第2四半期に入り、極東での揚荷役待ちの滞船の解消などにより船腹需給が緩み、新造船の供給圧力の増加も加わり市況はWS30~40に下落しました。石油製品船につきましても、新造船供給圧力の影響により上半期を通して市況は回復せず、大型LPG船(VLGC)市況も、中国やインドのLPG需要の増加や米国のLPG輸出の拡大など需要の伸びはあるものの、強い新造船供給圧力により低調に推移しました。」
VLCC市況がWS60~70からWS30~40へ下落し、石油製品船も回復せず、VLGCも低調に推移したと記載しており、船種全般の市況悪化が具体化している。 - FY2017-Q1再掲有価証券報告書
「海運市況は、大型原油船(VLCC)につきましては、各国の製油所の定期修理により市況が低調に推移する時期にもかかわらず、原油安の持続が中国の備蓄需要を喚起したことなどにより新造船供給圧力が懸念されるなか、WS60~70で安定的に推移しました。一方、石油製品船は、年始の頃の勢いはなくなり新造船供給圧力の影響を受け、第1四半期を通してじり安な展開となりました。また、大型LPG船(VLGC)も、中国やインドのLPG需要の増加や米国のLPG輸出の拡大など需給の伸びはあるものの、強い新造船供給圧力により市況は低迷しました。」
船種ごとの運賃・用船料市況の変動と新造船供給圧力を、当四半期の経営環境として引き続き記載している。 - FY2016初出有価証券報告書
「海運業において運賃・用船料・売買船の市況は、国内のみならず世界の政治・経済・社会の動向によって商品あるいは船舶そのものの需給により大きく変動いたします。」
長期用船契約を主体に安定収益を確保する一方、契約や売船時期によっては市況下落が業績に悪影響を与える可能性を記載している。