貴金属・金市場への収益集中
FY2016に初出。27回の記載のうち21回が「再掲」。直近の記載はFY2026-H1。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。55社中22社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに16社。
- FY2026-H1対処有価証券報告書
「①金地金事業 当中間連結会計期間における金地金事業の売上高は3,788百万円(前年同期比11.7%増)、セグメント利益は103百万円(前年同期比483.6%増)となりました。 ②ノンバンク事業 当中間連結会計期間におけるノンバンク事業の売上高は335百万円(前年同期比189.5%増)、セグメント利益は272百万円(前年同期比116.5%増)となりました。」
金地金事業は引き続き売上高の大部分を占めるが、ノンバンク事業が335百万円の売上高、272百万円のセグメント利益を計上し、事業構成の分散が前進している。 - FY2025再掲有価証券報告書
「金地金事業におきましては、国内外ともに、有事への備えやインフレヘッジを目的に金市場へ資金流入が続いており、金価格は史上最高値を更新していることから、国内に限らず海外の投資家や富裕層からの金需要の取り込みを進めております。」
金地金事業が連結売上高の大部分を占める金中心の構造が続いており、海外投資家・富裕層の需要を取り込む展開が記載されている。 - FY2024再掲有価証券報告書
「(金地金事業)…この結果、売上高4,926百万円(前期比15.6%増)、セグメント利益9百万円(前期はセグメント損失7百万円)となりました。」
商品先物取引から金地金取引へ形態は変化したが、金地金事業の売上高が連結売上高5,310百万円の大部分を占め、金への収益集中が続いている。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における金地金事業の売上高は1,662,835千円(前年同四半期比19.8%減)となりました。」
金地金事業の売上高が連結売上高1,882,003千円の大部分を占め、金を中心とする事業構造が継続している。 - FY2023再掲有価証券報告書
「(金地金事業)…この結果、売上高4,260百万円(前年同期比10.8%減)、セグメント損失7百万円(前年同期セグメント利益8百万円)となりました。」
商品先物から金地金へ事業形態は変化したが、金地金事業が連結売上高4,637百万円の大部分を占め、金を中心とする事業構造が継続している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「①金地金事業 当第3四半期連結累計期間の金地金事業の売上高は2,925,154千円(前年同四半期比5.5%減)、セグメント損失は17,274千円(前年同四半期はセグメント損失5,583千円)となりました。」
金地金事業が当第3四半期連結累計期間の売上高3,205,207千円の大部分を占め、金を中心とする事業構造が続いている。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「①金地金事業 当第2四半期連結累計期間における金地金事業の売上高は2,072,289千円(前年同四半期比96.9%増)、セグメント損失は7,531千円(前年同四半期はセグメント損失50,519千円)となりました。」
金地金事業が連結売上高の大部分を占め、金を中心とする事業構造が続いている。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「①金地金事業 当第1四半期連結累計期間の金地金事業の売上高は903,381千円(前年同四半期比59.9%増)、セグメント損失は2,050千円(前年同四半期はセグメント利益14,851千円)となりました。」
金地金事業は当第1四半期の連結売上高1,001,797千円の大部分を占め、金を中心とする事業構造が続いている。 - FY2022再掲有価証券報告書
「(金地金事業)…この結果、売上高4,776百万円(前年同期比23.0%減)、セグメント利益8百万円(前年同期セグメント損失49百万円)となりました。」
従来の貴金属先物取引から金地金事業へ構造が移行した後も、金地金事業が連結売上高の大部分を占めている。金価格高騰により1キログラムバーを気軽に購入できない顧客が増え、売上高は減少した。 - FY2021再定義有価証券報告書
「当事業年度の営業収益に占める貴金属市場の受取手数料は93.4%を占めております。…当該移管の実施により、当社の手数料収入が大きく減少すると考えられ、企業規模縮小等、当社の収益構造を再構築するに至っております。」
貴金属市場への収益集中は依然として93.4%と高い一方、貴金属先物事業の移管・譲渡後は、従来の収益集中を前提とした事業から、金融商品取引や貴金属地金現物売買等を含む構造へ移行している。 - FY2021-Q3再定義有価証券報告書
「第2四半期に当社の商品先物取引事業の大部分を譲渡したことから、それ以降は金融商品取引及び貴金属地金の現物売買などに注力することとなり」
従来の金・貴金属先物取引への収益集中リスクは、主力先物事業の譲渡後、金融商品取引や貴金属地金現物売買を含む構造へ整理されている。 - FY2021-Q1再掲有価証券報告書
「主力であった金標準取引の当第1四半期における委託売買高は26千枚で前年同期比62.1%の減少となり、準主力商品であった白金標準取引の委託売買高は6千枚で前年同期比81.9%の減少となりました。」
金を主力、白金を準主力とする貴金属中心の収益構造が続いていることが再確認され、その売買高は大幅に減少した。 - FY2020対処有価証券報告書
「当事業年度の営業収益に占める貴金属市場の受取手数料は93.4%を占めております。」
貴金属市場への収益集中は依然として高いものの、前期の99.7%から93.4%へ低下した。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「当社においては、主力商品である金標準取引の当第2四半期累計期間における委託売買高は149千枚で前年同期比9.6%の増加、準主力商品である白金標準取引の委託売買高が65千枚で前年同期比62.9%の増加となり」
金を主力、白金を準主力とする貴金属中心の収益構造が継続している。両商品の売買高は前年同期を上回った。 - FY2020-Q1再掲有価証券報告書
「当社においては、このような市場環境の中、主力商品である金標準取引の当第1四半期における委託売買高は68千枚で前年同期比0.6%の減少となりましたが、準主力商品である白金標準取引の委託売買高が33千枚で前年同期比38.4%の増加となり、全商品の委託売買高は103千枚で前年同期比8.0%の増加となりました。」
金を主力、白金を準主力とする貴金属中心の収益構造が継続している。金は前年同期比で小幅減少したが、白金の売買高は増加した。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社の商品先物市場における当期受取手数料3,394百万円のうち、金を中心とした貴金属の受取手数料は3,384百万円と99.7%を占めております。」
金を中心とする貴金属への収益集中度は99.7%で、前期に続き高水準である。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「当社の主力商品である金標準取引の当第3四半期累計期間における委託売買高は199千枚で前年同期比10.7%の減少となりました。当社の準主力商品である白金標準取引についてもあまり売買高を伸ばせなかった」
金を主力商品とする収益構造が続いており、金および白金の市場動向が売買高・業績に影響している。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「国内商品先物市場の主力商品である金の市況につきましては、4月から5月は値動きが小さく、6月から8月は米中貿易摩擦の激化による金の需要減退見通しや米FRBの利上げ懸念に加え、海外ヘッジファンドによる売りも重なり、国内外で金価格が下落傾向となりました。」
金を主力商品とする収益構造が続いており、金需要や金価格の動向が当社の売買高・業績に影響している。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「しかし米朝融和ムードや米国利上げ加速懸念、貿易戦争による金需要減退見通しなどにより投資マインドが抑えられ、当第1四半期累計期間における金標準取引の委託売買高は69千枚で、前年同期比2.9%の減少にとどまりました。全商品の委託売買高は95千枚で、前年同期比4.3%の減少となりました。」
金標準取引を中心とする収益構造が継続し、金需要や投資マインドの変化が当社の売買高に影響している。 - FY2018悪化有価証券報告書
「当社の商品先物市場における当期受取手数料3,955百万円のうち、金を中心とした貴金属の受取手数料は3,943百万円と99.7%を占めております。」
貴金属への受取手数料集中度が前期の99.2%から99.7%へ上昇し、金・貴金属市場への収益集中が強まった。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「当社におきましては、6月の英国総選挙や8~9月および12月の北朝鮮問題で地政学的リスクが高まった場面においては東京金の売買高を伸ばすことができましたが、それ以外ではレンジ内での取引となることが多く、さらに電気自動車普及に伴う触媒需要減少懸念により東京白金価格の上値が抑えられたこともあり、全商品の売買高(委託)は、304千枚(前年同期比12.0%減)となりました。」
金を主力商品とする収益構造が続き、金・白金を含む貴金属市場の動向が売買高に影響している。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「当社におきましても4~7月の東京金相場の低変動が痛手となったものの、8月以降の北朝鮮の弾道ミサイル発射などによる地政学的リスクの高まりにより当社の主力商品である金の売買高が大きく伸び」
金を主力商品とする収益構造が継続しており、金相場の変動が売買高・業績に影響している。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「当社の主力商品である金の売買高を伸ばしたものの、総じて値動きが狭いレンジとなって伸び悩み」
金を主力商品とする収益構造が継続しており、金市場の動向が売買高・業績に影響している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社の商品先物市場における当期受取手数料3,916百万円のうち、金を中心とした貴金属の受取手数料は3,884百万円と99.2%を占めております。」
貴金属、とりわけ金への受取手数料の集中が前期と同じ99.2%で続いている。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「このような状況の中、当社の主力とする国内金相場は、前述の米国大統領選挙で一時的にボラティリティが高まったものの、それ以降はNY金価格の下落と円安による影響とが互いに相殺されて、1グラム4,200円台後半での狭いレンジでの値動きとなりました。」
金が主力商品である状態が続き、金相場の動向が業績に影響する収益集中が継続している。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「当社においても、主力商品である金の売買高が上記のような理由から8月以降に伸び悩むこととなりました。」
金が主力商品である状態が続き、金市場の動向が業績に影響する収益集中も継続している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社の商品先物市場における当期受取手数料4,110百万円のうち、金を中心とした貴金属の受取手数料は4,076百万円となり、99.2%を占めております。」
金を中心とする貴金属への収益集中をリスクとして明示し、金市場の値動きや投資家関心の低下が受取手数料に影響するとしている。