不正・災害・システム障害等による業務運営リスク
FY2016に初出。6回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017。直近の記載はFY2026。
山口フィナンシャルグループがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2026年)より6年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。9社中4社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに4社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「サイバー攻撃(ランサムウェア) サイバー攻撃や不正アクセス、情報漏えい等の発生により、業務停止や顧客情報への影響を通じて、経営に重大な影響が生じる。 フロンティアAIの進展等により攻撃の高度化・自動化が進み、発生頻度の増加や外部委託先の経由による波及効果を受け、影響が拡大する」
業務運営リスクについて、サイバー攻撃をランサムウェア、AIによる高度化・自動化、外部委託先経由の波及まで含む重要リスクとして具体化している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「当社グループでは、オペレーショナル・リスクを以下の7つのリスク・カテゴリーに区分し、管理しております。」
業務運営リスクを事務、システム、情報、法務、マネロン・テロ資金供与、有形資産、人的の7カテゴリーに整理し、サイバーセキュリティやマネロン等を含むリスク範囲を具体化している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「また、今般の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止への対応として、本社・営業店における分散勤務態勢やテレワークの導入、時差出勤等を含めた健康管理や予防策を実施しておりますが、同感染症の拡大が収束に向かわず長期間継続、または一層進行する場合などにおいて当社グループ社員における感染者が発生するなどして業務継続の確保が困難となり」
従来の自然災害・テロ・サイバー攻撃等に加え、感染症拡大による従業員感染と業務継続困難の可能性を明示している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社グループが業務を遂行していく際には、オペレーショナル・リスクが存在し、内部の不正、外部からの不正、労働環境における不適切な対応(法令に抵触する行為等)、お客様との取引における不適切な対応(義務違反、商品設計における問題等)、自然災害、事故、システム障害、取引先との関係、不適切な取引処理、並びにプロセス管理の不備等、業務運営において問題となる事象が発生することにより、損失が発生する可能性があります。」
不正、顧客対応、自然災害、システム障害、不適切な処理及びプロセス管理不備など、業務運営リスクを継続して列挙している。 - FY2017悪化有価証券報告書
「自然災害(地震、風水害、感染症等)、人為的災害(テロ、サイバー攻撃等)及び技術的災害(停電、コンピューター・トラブル等)等の外的要因により、当社グループの本部、店舗等各種拠点に障害が発生し、当社グループにおける業務の全部又は一部の継続が脅かされ、当社グループの事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。」
従来の不正・災害・システム障害等に加え、テロやサイバー攻撃を明示し、拠点障害による業務継続脅威を外的要因リスクとして具体化している。 - FY2016初出有価証券報告書
「内部の不正、外部からの不正、労働環境における不適切な対応、お客様との取引における不適切な対応、自然災害、事故、システム障害、取引先との関係、不適切な取引処理、並びにプロセス管理の不備等」
業務運営上の多様な損失事象を列挙している。