低金利による預貸利鞘・資金利益の縮小
FY2016に初出。36回の記載のうち18回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017-Q2。直近の記載はFY2026。
富山銀行がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。18社中6社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに1社。
- FY2026対処有価証券報告書
「金融面では、日本銀行による政策金利の引上げなどを受けて金利は上昇基調となりました。短期金利は期末に0.7%を超え、長期金利は期初1.5%から期末には2.4%近辺まで上昇しました。 当連結会計年度の資金運用収支は前連結会計年度比189百万円増加して5,553百万円」
短期・長期金利が上昇基調となり、資金運用収支も前期比189百万円増加した。従来の低金利による資金利益への収益圧力は相対的に弱まった状態を継続している。 - 2026-05-12その他業績予想の修正
「金融面では、日本銀行による政策金利の引上げなどを受けて金利は上昇基調となりました。短期金利は期末に0.7%を超え、長期金利は期初1.5%から期末には2.4%近辺まで上昇しました。」
低金利環境から金利上昇環境へ移行した一方、決算資料では総資金利鞘が△0.05%となっており、収益への影響は単純な改善とはいえない。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「金融面では、日本銀行の利上げ観測の高まりなどを受けて、短期金利は上昇し0.4%を超えて推移しました。長期金利も上昇基調で推移し1.6%を超える水準となりました。 当中間連結会計期間の資金運用収支は、前年同期比83百万円増加して2,690百万円となりました。」
短期・長期金利が従来の低位環境から上昇し、資金運用収支も前年同期比83百万円増加したため、低金利による収益圧力は相対的に弱まったと記載されている。一方、資金調達費用も増加している。 - FY2025対処有価証券報告書
「金融面では、日本銀行による金融政策変更により、短期金利は0.4%を超える水準まで上昇しました。長期金利も政策金利の引き上げなどを受けて、期末には1.5%近傍まで上昇しました。 当連結会計年度の資金運用収支は前連結会計年度比189百万円増加して5,364百万円」
短期・長期金利が従来の低位環境から上昇し、資金運用収支も前期比189百万円増加したため、低金利による収益圧力は相対的に弱まったと記載されている。 - FY2025-H1短期金利上昇・長期金利一時1%超有価証券報告書
「金融面では、日本銀行による金融政策変更により、短期金利は上昇し0.2%近辺で推移しました。長期金利も政策金利の引き上げなどを受けて、上昇基調となり一時的に1%を超える水準となりましたが、その後は低下し0.8%近辺で推移しました。」
従来の短期金利マイナス圏・長期金利低位の記載から、金融政策変更を受けて短期金利が0.2%近辺、長期金利が一時1%超まで上昇する環境へ変化した。 - FY2024マイナス金利解除・長期金利0.7%有価証券報告書
「金融面では、期初から日本銀行による金融緩和政策が維持され、短期金利は0%を下回る水準で推移しましたが、期末にはマイナス金利政策の解除により0%を上回りました。長期金利は、日本銀行による早期の金融政策正常化観測が高まったことや海外の金利上昇圧力の高まりを背景に、一時的に0.9%を超えました。期末のマイナス金利政策の解除後は、今後も低金利環境が続くとの見方が強まり0.7%近辺で推移しました。」
短期金利は期末にマイナス金利政策の解除で0%を上回り、長期金利は一時0.9%超まで上昇後、期末には0.7%近辺となった。従来のマイナス金利継続の記載から金融環境が変化している。 - FY2024-Q3長期金利一時1.0%近傍後0.6%近辺有価証券報告書
「金融面では、日本銀行による金融緩和政策が維持され、短期金利は0%を下回る水準で推移しました。一方、長期金利は、日本銀行による早期の金融政策正常化観測が高まったことや海外の金利上昇圧力の高まりを背景に、一時的に1.0%近傍まで上昇しましたが、その後0.6%近辺まで低下しました。」
短期金利は引き続きマイナス圏で推移した一方、長期金利は一時1.0%近傍まで上昇後、0.6%近辺まで低下した。資金運用収支も前年同期比67百万円減少して3,910百万円となった。 - FY2024-Q2長期金利0.8%近辺まで上昇・短期金利低位継続有価証券報告書
「金融面では、日本銀行による金融緩和政策が維持され、短期金利は0%を下回る水準で推移しました。一方、長期金利は、日本銀行による早期の金融政策正常化観測が高まったことや海外の金利上昇圧力の高まりを背景に、上昇基調となり0.8%近辺まで上昇しました。」
短期金利は引き続きマイナス圏で推移する一方、長期金利は政策正常化観測や海外金利上昇圧力を背景に0.8%近辺まで上昇した。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「金融面では、日本銀行による金融緩和政策が維持され、短期金利は、0%を下回る水準で推移し、長期金利は、0.4%近辺で推移しました 当第1四半期連結累計期間の資金運用収支は前年同期比59百万円減少して1,360百万円」
短期金利がマイナス圏で推移する低金利環境が続き、長期金利は0.4%近辺で推移した。資金運用収支は前年同期比59百万円減少しており、資金利益への収益圧力が続いている。 - FY2023長期金利上昇後0.30%近辺有価証券報告書
「金融面では、日本銀行による金融緩和政策が維持され、短期金利は0%を下回る水準で推移しました。一方、長期金利は、期初より日本銀行が上限と位置づけしている0.25%近辺で推移しましたが、12月後半に日本銀行が市場機能の改善を目的に、金利の変動許容幅を拡大したことから、一時的に0.50%近辺まで上昇し、期末には0.30%近辺で推移しました。」
短期金利のマイナス圏が続く一方、長期金利は一時0.50%近辺まで上昇し、期末には0.30%近辺で推移した。 - FY2023-Q3長期金利上昇・短期金利低位継続有価証券報告書
「金融面では、日本銀行による金融緩和政策が維持され、短期金利は、0%を下回る水準で推移しました。一方、長期金利は、期初より日本銀行が上限と位置付けしている0.25%近辺で推移しましたが、12月後半に日本銀行が市場機能の改善のため、金利の変動許容幅を拡大したことから0.50%近辺まで上昇しました。」
短期金利は引き続きマイナス圏で推移する一方、長期金利は日銀の変動許容幅拡大を受けて0.50%近辺まで上昇した。低金利による預貸利鞘・資金利益への圧力が残る環境を記載している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「金融面では、日本銀行による金融緩和政策が維持され、短期金利は0%を下回る水準で推移しました。一方、長期金利は期初より欧米の金融引き締めを背景に、日本銀行が上限と位置付ける0.25%近辺で推移しました。」
短期金利がマイナス圏で推移する低金利環境は継続した。長期金利は0.25%近辺で推移し、低金利による預貸利鞘・資金利益への収益圧力が続く環境を記載している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間の資金運用収支は前年同期比46百万円減少して1,419百万円」
短期金利が0%を下回る低金利環境が続く中、資金運用収支は前年同期比46百万円減少しており、資金利益への収益圧力が続いている。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間の資金運用収支は前年同期比58百万円減少して3,871百万円、役務取引等収支は前年同期比77百万円増加して774百万円、その他業務収支は前年同期比369百万円増加して110百万円となりました。」
短期金利が0%を下回り、長期金利が0%~0.1%のレンジで推移する中、資金運用収支は前年同期比58百万円減少しており、低金利による資金利益への収益圧力が表れている。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「金融面では、 日本銀行による金融緩和政策が維持され、期中を通して短期金利は0%を下回る水準で推移し、長期金利は0%~0.1%のレンジで推移しました 。」
短期金利がマイナス圏で推移する低金利環境は継続した。長期金利は0%~0.1%のレンジで推移し、資金運用収支は前年同期比2百万円増加したが、低金利による収益圧力が解消したとは記載されていない。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「金融面では、日本銀行による金融緩和政策が維持され、期中を通して短期金利は0%を下回る水準で推移し、長期金利は0.1%近辺で推移しました。」
短期金利がマイナス圏で推移する低金利環境は継続している。資金運用収支は前年同期比9百万円増加したが、低金利による収益圧力が解消したとは記載されていない。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当連結会計年度の資金運用収支は前連結会計年度比608百万円減少して5,065百万円」
低金利環境が続く中、資金運用収支は前期比608百万円減少して5,065百万円となり、資金利益への収益圧力が通期で表れている。有価証券利回りも2.13%から1.55%へ低下した。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間の資金運用収支は前年同期比396百万円減少して3,930百万円、役務取引等収支は前年同期比6百万円増加して697百万円、その他業務収支は前年同期比361百万円減少して△258百万円となりました。」
短期金利が0%を下回り、長期金利が0%近辺で推移する中、資金運用収支は前年同期比396百万円減少して3,930百万円となった。低金利による収益圧力が続いている。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間の資金運用収支は、前年同期比441百万円減少して2,601百万円となりました。」
短期金利は0%を下回り、長期金利は0%近辺で推移する中、資金運用収支は前年同期比441百万円減少した。低金利による収益圧力が続いている。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「金融面では、日本銀行による大規模な金融緩和政策が維持され、期中を通して、短期金利は0%を下回る水準で推移し、長期金利は0%近辺で推移しました。」
短期金利がマイナス圏、長期金利が0%近辺で推移する低金利環境が続いた。資金運用収支は前年同期比148百万円減少して1,456百万円となり、低金利による収益圧力が表れている。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「金融面では、短期金利は期中を通して0%を下回る水準で推移しました。長期金利は一時、△0.2%台後半まで低下しましたが、追加緩和観測の後退などを背景に、期末には0%近辺まで上昇しました。 金融面では、短期金利は期中を通して0%を下回る水準で推移しました。長期金利は一時、△0.2%台後半まで低下しましたが、追加緩和観測の後退などを背景に、期末には0%近辺まで上昇しました。」
短期金利のマイナス圏は継続した一方、長期金利は期末に0%近辺まで上昇した。資金運用収支は前年同期比180百万円増加したが、低金利環境による収益圧力は継続している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「金融面では、短期金利は期中を通して0%を下回る水準で推移しました。長期金利は米中の通商政策を巡る問題や米欧の利下げ観測などを背景に、期中には△0.2%台後半まで低下しました。」
短期金利のマイナス圏が続き、長期金利も期中にマイナス0.2%台後半まで低下した。低金利による預貸利鞘・資金利益への収益圧力が続いている。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「金融面では、短期金利は期中を通して0%を下回る水準で推移しました。長期金利は米国の通商政策を巡る不透明感や米欧の利下げ観測などを背景に、期末には△0.1%台後半まで低下しました。」
短期金利のマイナス圏が続き、長期金利は期末にマイナス0.1%台後半まで低下した。貸出金利息も前年同期の801百万円から795百万円へ減少しており、低金利による収益圧力が続いている。 - FY2019悪化有価証券報告書
「金融面では、短期金利は期中を通して0%を下回る水準で推移しました。長期金利は、日本銀行の金利変動幅の拡大容認を受け、期前半は0.1%近傍を推移しましたが、期後半は世界経済の先行き不透明感を背景に再び低下に転じ、期末には△0.1%近傍のマイナス圏まで低下しました。」
短期金利のマイナス圏が継続し、長期金利も期末にマイナス圏まで低下した。貸出金利回りは前年度の1.14%から1.07%へ低下しており、収益圧力が続いている。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「金融面では、短期金利は0%を下回る水準で推移しました。長期金利は、世界経済の不透明感を受け下落傾向となり、期末には△0.01%と1年3か月ぶりにマイナス圏まで低下しました。」
短期金利がマイナス圏で推移する中、長期金利も世界経済の不透明感を受けてマイナス圏まで低下した。資金運用収支は前年同期比52百万円増加したが、低金利環境自体は一段と明確になっている。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「金融面では、短期金利は0%を下回る水準で推移しました。長期金利は、7月に日本銀行が金融政策における長期金利変動幅の拡大を容認したことから、期末には0.12%台まで上昇しました。 当第2四半期連結累計期間の資金運用収支は、前年同期比17百万円増加して2,839百万円となりました。」
短期金利がマイナス圏で推移する低金利環境は継続している。資金運用収支は前年同期比17百万円増加したが、低金利による預貸利鞘・資金利益への収益圧力が解消したとは記載されていない。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「金融面では、日本銀行による金融緩和政策が継続され、短期金利は△0.1%近辺で推移し、長期金利は0%近辺で推移しました。 当第1四半期連結累計期間の資金運用収支は前年同期比18百万円増加して1,539百万円」
金融緩和政策と短期金利のマイナス圏、長期金利のゼロ近辺が継続している。資金運用収支は前年同期比18百万円増加したが、貸出金利息は前年同期の809百万円から801百万円へ減少しており、低金利環境による収益圧力は継続している。 - FY2018悪化有価証券報告書
「当連結会計年度の資金運用収支は前連結会計年度比245百万円減少して5,205百万円」
低金利環境のもと、資金運用収支は245百万円減少し、貸出金利回りも1.25%から1.14%へ低下した。 - FY2018-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間の資金運用収支は前年同期比207百万円減少して4,093百万円」
短期金利が0%を下回る環境が続く中、資金運用収支は前年同期比207百万円減少した。貸出金利息も前年同期の2,608百万円から2,447百万円へ減少しており、低金利による収益圧迫が続いている。 - FY2018-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間の資金運用収支は、国内業務部門の資金運用収支が前年同期比139百万円減少したことを主因に、全体では前年同期比150百万円減少して2,821百万円となりました。」
短期金利が0%を下回る環境が続く中、資金運用収支は前年同期比150百万円減少し、貸出金利息も前年同期の1,759百万円から1,625百万円へ減少した。低金利による収益圧迫が続いている。 - FY2018-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間の資金運用収支は前年同期比115百万円減少して1,521百万円」
低金利環境が続く中、資金運用収支が前年同期比115百万円減少した。貸出金利息も前年同期の886百万円から809百万円へ減少しており、利鞘・資金利益への圧力が続いている。 - FY2017悪化有価証券報告書
「当連結会計年度の資金運用収支は前連結会計年度比418百万円減少して5,450百万円」
低金利環境が続き、資金運用収支は418百万円減少し、貸出金利回りも1.40%から1.25%へ低下した。 - FY2017-Q3悪化有価証券報告書
「金融面では、短期金利は0%を下回る水準で推移しました。長期金利は、一時マイナス0.2%台後半まで低下しましたが、米国の長期金利の上昇などから、期末には0%近傍のプラス圏で推移しました。 当第3四半期連結累計期間の資金運用収支は前年同期比202百万円減少して4,301百万円となりました。」
短期金利はマイナス圏で推移し、長期金利は期末にプラス圏へ戻ったものの、資金運用収支は前年同期比202百万円減少した。低金利による収益圧迫が続いている。 - FY2017-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間の資金運用収支は、国内業務部門の資金運用収支が前年同期比65百万円減少したことを主因に、全体では前年同期比91百万円減少して2,971百万円となりました。」
低金利環境が続く中、資金運用収支は前年同期比91百万円減少し、貸出金利息も前年同期の1,921百万円から1,759百万円へ減少した。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「金融面では、日本銀行による「マイナス金利付量的・質的緩和」の導入を受け、短期金利は0%近辺のマイナス圏で推移し、長期金利は米国利上げの期待後退による海外金利の低下もあり、期末にはマイナス0.2%台まで低下しました。」
マイナス金利環境が継続し、資金運用収支は前年同期比49百万円減少して1,636百万円、貸出金利息は963百万円から886百万円に減少した。 - FY2016初出有価証券報告書
「しかし、市場金利の変動等に対し預貸金の金利改定のタイムラグや資産負債の構成等により預金等の調達利回りと貸出金等の運用利回りの利鞘が縮小した場合、資金利益の減少により当行グループの業績へ影響する可能性があります。」
貸出金利回りは1.52%から1.40%に低下し、資金運用収支も5,953百万円から5,869百万円に減少している。