中国遊休資産の減損損失の発生
FY2016に初出。7回の記載のうち6回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2016。直近の記載はFY2024。
ユニ・チャームがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より4年早い。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに4社。
- FY2024顕在化有価証券報告書
「同国での事業に関連する「のれん」の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額682百万円を減損損失として「その他の費用」に計上したものとなります。」
中国遊休資産を起点として記録されていた減損リスクについて、マレーシアの買収関連事業で682百万円の減損が発生し、資産価値低下が継続した。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「Uni-Charm Corporation Sdn. Bhd.、DSG Malaysia Sdn. Bhd.及びDisposable Soft Goods (Malaysia) Sdn. Bhd.のパーソナルケアセグメントに属する事業において、事業環境の変化に応じて、使用価値の算定に用いる事業計画を見直した結果、買収時に想定していた超過収益力が低下したため」
従来の中国遊休資産等に加え、マレーシアのDSG関連事業で買収時の超過収益力低下に伴う減損が継続して発生した。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「また、当社子会社であるUni-Charm Corporation Sdn. Bhd.、DSG Malaysia Sdn. Bhd.及びDisposable Soft Goods (Malaysia) Sdn. Bhd.のパーソナルケアセグメントに属する事業において、原材料価格の高騰や割引率の上昇等の影響により、買収時に想定していた超過収益力が低下したため、同国での事業に関連する「のれん」の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額945百万円を減損損失として「その他の費用」に計上しております。」
従来の中国遊休資産等に加え、マレーシアの買収関連事業で945百万円の減損を計上した。また、タイ及びロシアの一部固定資産・無形資産についても、使用見込みの低下等により減損を計上した。 - FY2020対処有価証券報告書
「当連結会計年度において、のれん及び耐用年数が確定できない無形資産の減損損失は認識しておりません。なお、減損テストに用いた主要な仮定が合理的に予測可能な範囲で変化したとしても、重要な減損が発生する可能性は低いと判断しております。」
中国事業構造変化に伴う過年度の減損に対し、当年度はのれん等の減損を認識せず、重要な追加減損の可能性は低いとの判断を記載した。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「中国での事業構造変化に伴い収益性が低下したため、「機械装置及び運搬具」及び「その他」の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額11,987百万円を減損損失として「その他の費用」に計上しております。」
中国ベビーケア市場向け生産設備について収益性低下に伴う11,987百万円の減損損失が発生した。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度において、主に中国での事業構造変化に伴い、将来使用休止予定の資産につきましては、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額886百万円を減損損失として「その他の費用」に計上しております。」
中国の事業構造変化に伴う将来使用休止予定資産について、886百万円の減損損失が追加的に実際に計上された。 - FY2016顕在化有価証券報告書
「事業構造の変化に伴い将来の使用が見込まれていない遊休資産について、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失(1,355百万円)として特別損失に計上しております。」
中国の遊休資産について、事業構造の変化に伴う減損損失1,355百万円が実際に計上された。