関係会社の投資価値低下・債権放棄損の発生
FY2016に初出。7回の記載のうち7回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2016。直近の記載はFY2024。
ユニ・チャームがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より6年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。19社中11社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに5社。
- FY2024顕在化有価証券報告書
「エジプト国内において主に製造及び販売を行う子会社であるUnicharm Middle East & North Africa Hygienic Industries Company S.A.E.の株式1,487百万円については、実質価額が著しく低下しており、将来の事業計画によって回復可能性が認められないことから、1株当たり純資産額を基礎とした金額を実質価額として関係会社株式・出資金評価損を1,487百万円計上しております。」
エジプト子会社について、投資価値の著しい低下と回復可能性の欠如を理由に、1,487百万円の評価損を計上した。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「Unicharm Middle East & North Africa Hygienic Industries Company S.A.E.の株式10,709百万円については、実質価額が著しく低下しており、将来の事業計画によって回復可能性が認められないことから、関係会社投資評価損引当金8,321百万円を取崩し、1株当たり純資産額を基礎とした金額を実質価額として関係会社株式・出資金評価損を1,575百万円計上しております。」
エジプト子会社について、投資価値の著しい低下と回復可能性の欠如を理由に1,575百万円の評価損を計上した。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「東南アジア地域における成長を図るために2018年9月に取得したDSG (Cayman) Ltd.の株式7,910百万円について、株式取得時に見込んでいた超過収益力が減少したと判断しました。超過収益力の減少を反映した実質価額が著しく低下しているため、1株当たり純資産額を基礎とした金額を実質価額として関係会社株式・出資金評価損を43,414百万円計上しております。」
DSGへの投資について、買収時に見込んだ超過収益力の低下を理由に43,414百万円の関係会社株式・出資金評価損を計上した。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「Unicharm Australasia Holding Pty Ltd.株式評価損 8,184百万円」
オーストラリア子会社の超過収益力低下を受け、関係会社株式・出資金評価損8,184百万円を計上した。関係会社の投資価値低下が会計上継続して発生した。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「関係会社投資評価損引当金繰入額4,928百万円、関係会社株式評価損23,337百万円」
関係会社投資評価損引当金の繰入れ4,928百万円と関係会社株式評価損23,337百万円を計上し、関係会社の投資価値低下が継続して会計上発生した。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「関係会社投資評価損引当金繰入額」
関係会社投資評価損引当金について、当事業年度に611百万円を繰り入れ、投資価値低下への対応が継続した。 - FY2016顕在化有価証券報告書
「関係会社投資評価損引当金繰入額7,769百万円、関係会社債権放棄損8,187百万円」
関係会社投資評価損引当金の繰入れ7,769百万円と関係会社債権放棄損8,187百万円を計上しており、関係会社に関する資産価値低下・債権回収の問題が会計上実現している。