銅資産・資源権益投資の価値下落リスク
FY2016に初出。16回の記載のうち4回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2016。直近の記載はFY2026。
三菱商事がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。19社中11社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに14社。
- FY2026対処有価証券報告書
「当連結会計年度において、連結会社は、20.4%出資するチリ国銅資源権益保有会社アングロ・アメリカン・スール社宛ての投資について、事業環境の変化を踏まえ、過年度に認識した減損損失の一部の戻入れが必要と判断し、53,193百万円の減損損失の戻入れを「持分法による投資損益」を通じて計上しています。」
アングロ・アメリカン・スール社の銅投資について、銅価格上昇や中長期価格見通しの上方修正等を背景に、過年度減損の一部532億円を戻し入れた。 - 2026-05-01対処決算
「過年度に認識した減損損失の一部の戻入れとして532億円を「持分法による投資損益」を通じて計上し、当連結会計年度末の帳簿価額は2,165億円となっています。」
チリ銅資産について、銅価格上昇等を受けて過年度減損損失の一部532億円を戻し入れた。 - FY2025銅事業投資の公正価値を更新有価証券報告書
「当連結会計年度にその他の包括損益で認識した金額には、中長期事業計画の見直し等を主因とする銅事業宛て投資の公正価値の増加147,946百万円」
銅事業宛て投資について、中長期事業計画の見直し等を主因とする公正価値の増加1,479億46百万円をその他の包括損益に認識した。前年度までの公正価値減少から増加へ変化している。 - FY2025-H1銅事業投資の公正価値を更新有価証券報告書
「当中間連結会計期間にその他の包括損益で認識した金額には、中長期事業計画の見直し等を主因とする銅事業宛て投資の公正価値の増加56,191百万円及びロシアにおけるLNG関連事業宛て投資の公正価値の増加8,822百万円が含まれています。」
銅事業宛て投資について、中長期事業計画の見直し等を主因とする公正価値の増加561億91百万円をその他の包括損益に認識した。前年度までの公正価値減少の開示から、増加の開示へ更新された。 - FY2024中長期銅価格見通しを更新有価証券報告書
「当連結会計年度末においては、2029年以降、第三者により公表されている見通し(2024年3月時点での金融機関等のアナリストによる価格予想の平均値1ポンド当たり約3.9米ドル(インフレの影響を除く))と近似しています。」
銅資産評価に用いる中長期価格見通しを、2028年以降の約3.5米ドルから、2029年以降の約3.9米ドルへ更新した。アングロスール社の帳簿価額は1,555億円としている。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「なお、当第3四半期連結累計期間にその他の包括損益で認識した金額には、中長期事業計画の見直し等を主因とする銅事業宛て投資の公正価値の減少87,992百万円、ロシアにおけるLNG関連事業の公正価値の増加28,370百万円が含まれています。」
銅事業宛て投資について、中長期事業計画の見直し等を主因とする公正価値減少額が879億92百万円となった。前第2四半期累計期間の680億69百万円から減少額が拡大している。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「なお、当第2四半期連結累計期間にその他の包括損益で認識した金額には、中長期事業計画の見直し等を主因とする銅事業宛て投資の公正価値の減少68,069百万円、ロシアにおけるLNG関連事業の公正価値の増加23,805百万円が含まれています。」
銅事業宛て投資について、中長期事業計画の見直し等を主因とする公正価値減少680億69百万円をその他の包括損益に認識した。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「なお、当第1四半期連結累計期間にその他の包括利益で認識した金額には、中長期事業計画の見直し等を主因とする銅事業宛て投資の公正価値の減少75,967百万円、及びロシアにおけるLNG関連事業の公正価値の増加14,171百万円が含まれています。」
銅事業宛て投資について、中長期事業計画の見直し等を主因とする公正価値減少759億67百万円をその他の包括利益に認識した。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度において、2022年5月の環境許認可却下を踏まえ総合的に精査を進めた結果、371億円の減損損失を「持分法による投資損益」を通じて計上し、当連結会計年度末の帳簿価額は1,449億円となっています。」
チリのアングロ・アメリカン・スール社の銅資産について、環境許認可却下による開発スケジュール遅延・開発難度上昇を背景に371億円の減損損失が実際に発生した。2023年4月には再審査による承認を取得した。 - FY2023-Q3ケジャベコ関連投資簿価・融資額を更新有価証券報告書
「当第3四半期連結会計期間末時点のAAQ社に関する投資簿価と融資額の合計は約4,700億円となっています。」
ケジャベコ銅鉱山プロジェクトに関する投資簿価と融資額の合計を約4,700億円として開示した。 - FY2022中長期銅価格見通しを更新有価証券報告書
「当連結会計年度末においては、インフレによる影響を除き、2027年以降、第三者より公表されている見通し(2022年3月時点での金融機関等のアナリストによる価格予想の平均値1ポンド当たり約3.6米ドル)と近似しています。」
銅資産の評価に用いる中長期価格見通しを、2026年以降の約2.9米ドルから2027年以降の約3.6米ドルへ上方修正した。 - FY2021中長期銅価格見通しを更新有価証券報告書
「当連結会計年度末においては、インフレによる影響を除き、2026年以降、第三者より公表されている見通し(2021年3月時点での金融機関等のアナリストによる価格予想の平均値1ポンド当たり約2.9米ドル)と近似しています。」
銅資産の減損テストに用いる中長期価格見通しについて、2026年以降は第三者予想の平均値である1ポンド当たり約2.9米ドルに近似すると開示した。銅資産の帳簿価額は約1,500億円となっている。 - FY2020銅資産の帳簿価額を更新有価証券報告書
「銅市況の低迷に加え、当初想定からの未開発鉱区の開発時期の遅れ等も踏まえて総合的に見直した結果、2015年度末に2,712億円の減損を実施し、当連結会計年度末の帳簿価額は約1,500億円となっています。」
銅市況低迷と未開発鉱区の開発遅延を背景とする2015年度末の2,712億円の減損実績を継続して開示し、帳簿価額を約1,500億円へ更新している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「銅市況の低迷に加え、新規鉱山プロジェクトの開発期間の長期化等も踏まえて総合的に見直した結果、平成27年度末に2,712億円の減損を実施し、当連結会計年度末の帳簿価額は約1,600億円となっています。」
銅資産について、平成27年度末の2,712億円の減損実績と、当年度末の帳簿価額約1,600億円を継続して開示している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「銅市況の低迷に加え、新規鉱山プロジェクトの開発期間の長期化等も踏まえて総合的に見直した結果、前連結会計年度末に2,712億円の減損を実施し、当連結会計年度末の帳簿価額は約1,800億円となっています。」
銅資産の減損リスクと前年度減損実績を継続して開示している。当年度については注記すべき重要事項はないとしている。 - FY2016顕在化有価証券報告書
「銅市況の低迷に加え、新規鉱山プロジェクトの開発期間の長期化等も踏まえて総合的に見直した結果、当連結会計年度末に2,712億円の減損を実施し、当連結会計年度末の帳簿価額は約1,900億円となっています。」
アングロ・アメリカン・スール投資について中長期銅価格見通しを引き下げ、2,712億円の減損を計上した。ブラウズLNGでも403億円の減損を計上している。