中国の廃棄物輸入規制による古紙需給緩和と価格下落
FY2019-Q1に初出。9回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020-Q1。直近の記載はFY2023。
日本紙パルプ商事がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに1社。
- FY2023再掲有価証券報告書
「国内において古紙の発生数量が減少する中、中国の段ボール製品需要やアジア諸国の古紙需要の急激な変動により、輸出価格は乱高下し、今後の国内市況と需給状況は引き続き不透明なものとなっております。」
中国・アジアの需要変動、国内古紙発生数量減少、輸出価格の乱高下による古紙市況の不透明性が継続している。 - FY2021後退有価証券報告書
「コロナ禍において、米国や欧州の古紙発生量が減少したことと、アジア諸国への代替需要が急拡大したことに加え、海上コンテナの不足による運賃上昇も影響し、輸出価格が上昇する動きもあり、今後の国内市況と需給状況は不透明なものとなっております。」
中国の廃棄物輸入規制等を背景とする古紙需給リスクは残るが、代替需要の拡大等による輸出価格上昇の動きも記載された。 - FY2020悪化有価証券報告書
「この価格動向は中長期的には東南アジア諸国で製紙工場が多く新設稼働する2022年頃まで継続するものと見込んでおります。」
中国の古紙輸入制限による国内在庫滞留・価格低迷について、東南アジアの製紙工場新設が進む2022年頃まで継続する見通しが示された。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「中国における廃棄物輸入規制の継続実施により古紙の需給が緩んだことから国際市況が大幅に下落し、売上高は前年同期比21.1%減の22,428百万円、経常利益は93.0%減の88百万円となりました。」
中国の廃棄物輸入規制が継続し、古紙需給の緩和と国際市況の大幅下落により、資源及び環境セグメントの売上高が21.1%減、経常利益が93.0%減となった。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「中国における古紙等の廃棄物輸入規制の継続実施により古紙の需給が緩んだことから輸出価格が大幅に下落し、売上高は前年同期比14.6%減の15,180百万円、利益面では輸出古紙価格の下落に伴い粗利が大幅に悪化し、28百万円の経常損失(前年同四半期連結累計期間は387百万円の経常利益)となりました。」
中国の廃棄物輸入規制が継続し、輸出古紙価格の大幅下落により資源及び環境セグメントが経常損失へ転じた。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「中国における古紙や廃プラスチック等の廃棄物輸入規制の継続実施により古紙の需給が緩み、供給が大幅に増加したことにより国内向けおよび輸出価格が下落し、売上高は前年同期比7.6%減の8,111百万円、経常利益は78.4%減の55百万円となりました。」
中国の廃棄物輸入規制が継続し、古紙需給の緩和と国内向け・輸出価格の下落が資源及び環境セグメントの減収・大幅減益として表れた。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結会計期間においては、中国向け古紙の年末需要が高まり古紙価格が急上昇したことにより収益は改善しておりますが、当第3四半期連結累計期間全般においては中国における廃棄物輸入規制の影響により、売上高は前年同期比9.3%減の28,419百万円、経常利益は29.2%減の1,261百万円となりました。」
中国の廃棄物輸入規制による累計期間の減収減益は継続しているが、第3四半期会計期間には中国向け年末需要と古紙価格急上昇により収益が改善した。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「中国における廃棄物輸入規制の影響もあり、国内外向け需給が緩み古紙価格が低下したことにより、売上高は前年同期比16.6%減の17,768百万円、経常利益は74.2%減の387百万円となりました。」
中国の廃棄物輸入規制の影響が継続し、古紙需給の緩和と価格低下が資源及び環境セグメントの減収・減益として実際に表れている。 - FY2019-Q1初出有価証券報告書
「中国における古紙や廃プラスチック等の廃棄物輸入規制の実施により古紙の需給が緩み、国内向け供給が大幅に増加したことにより価格が下落し」
中国の廃棄物輸入規制が古紙の需給、国内向け供給および価格に影響し、資源及び環境セグメントの減収減益として実際に発生したと記載されている。