手許流動性の維持による資金繰り管理
FY2016に初出。30回の記載のうち17回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017。直近の記載はFY2027-H1。
三陽商会がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より7年早い。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに7社。
- FY2027-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ36億9千2百万円減少し、148億円となりました。」
現金及び現金同等物は前期末の184億9,200万円から148億円へ減少した。営業活動によるキャッシュ・フローも9億6,700万円の支出であり、前年同期の21億6,400万円の支出からは改善したものの、資金流出は継続している。 - 2026-10-06悪化決算
「これは現金及び預金が41億9千2百万円、売掛金が7億8百万円、投資有価証券が10億8千3百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。」
現金及び預金が前連結会計年度末から41億9,200万円減少し、手許流動性が低下している。 - FY2026悪化有価証券報告書
「営業活動によるキャッシュ・フローは、9億9千5百万円の収入(前連結会計年度は、26億8千1百万円の収入)となりました。」
資金繰りについて、営業キャッシュ・フローは前年の26億8,100万円の収入から9億9,500万円へ減少し、現金及び現金同等物も前期末比10億4,100万円減少して184億9,200万円となった。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、長期前払費用の増加による減少額が6億6千万円、仕入債務の減少による減少額が14億3千2百万円あったこと等により、21億6千4百万円の支出(前年同期は8億7千4百万円の収入)となりました。」
営業キャッシュ・フローは前年同期の8億7,400万円の収入から21億6,400万円の支出へ転じた。また現金及び現金同等物も前期末比19億5,300万円減少し、175億8,000万円となった。 - FY2025対処有価証券報告書
「営業活動によるキャッシュ・フローは、26億8千1百万円の収入(前連結会計年度は、44億1千9百万円の収入)となりました。この結果、現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ4億3千1百万円増加し、195億3千4百万円となりました。」
営業キャッシュ・フローは前年より減少したものの、26億8,100万円の収入を確保し、現金及び現金同等物は前期末比4億3,100万円増加して195億3,400万円となった。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ2億8千6百万円減少し、188億1千7百万円となりました。」
営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期を上回る8億7,400万円の収入となった一方、現金及び現金同等物は前連結会計年度末から2億8,600万円減少した。 - FY2024対処有価証券報告書
「当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、44億1千9百万円の収入(前連結会計年度は、42億1千5百万円の収入)となりました。この結果、現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ6億8千7百万円増加し、191億3百万円となりました。」
営業キャッシュ・フローの収入を継続し、前期の42億1,500万円から44億1,900万円へ増加した。現金及び現金同等物も前期末比6億8,700万円増加し、191億300万円となった。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「これは、売掛金が18億4千6百万円、商品及び製品が9億7千3百万円、投資有価証券が22億1千万円それぞれ増加しましたが、現金及び預金が15億6千7百万円減少したこと等によるものであります。」
前連結会計年度末と比べ、現金及び預金が15億6,700万円減少した。利益計上は進んでいるものの、手許流動性の実績は減少方向となっている。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ21億9千8百万円減少し、162億1千7百万円となりました。」
現金及び現金同等物は前連結会計年度末から21億9,800万円減少して162億1,700万円となった。一方、営業活動によるキャッシュ・フローは7億5,600万円の収入となり、前年同期の1億5,500万円から改善している。 - FY2023前進有価証券報告書
「今期の資金変動の中で、2015年12月期連結会計年度以来7期ぶりの営業黒字達成と共に20億円を超える最終利益が計上できたことにより、営業キャッシュ・フローの基礎となる部分が大きく改善いたしました。結果として営業キャッシュ・フローは40億円を超えるプラスとなりました。」
運転資本管理、繰越在庫削減、仕入債務増加等により、営業キャッシュ・フローが前期のマイナスから42億1,500万円の収入へ転じたと記載している。 - FY2023-Q3前進有価証券報告書
「かかる状況下、当社は2022年11月末時点で、主要金融機関との間で、返済期限が到来した50億円の借入金の借換えを完了しております。」
資金繰り管理について、返済期限が到来した50億円の借入金の借換えを2022年11月末時点で完了したと記載している。一方、現金及び預金は前連結会計年度末比16億1,800万円減少している。 - FY2023-Q2前進有価証券報告書
「かかる状況下、当社は2022年8月末時点で、金融機関より総額68億円の安定した借入を継続しております。」
2022年8月末時点で金融機関から総額68億円の借入を継続していると記載している。また、当第2四半期累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは1億5,500万円の収入となり、前年同期の42億100万円の支出からプラスに転じた。 - FY2023-Q1前進有価証券報告書
「かかる状況下、当社は2022年5月末時点で、金融機関より8億円の長期借入金並びに50億円の短期借入金の借換えを完了しております。」
資金繰り管理について、2022年5月末時点で長期借入金8億円と短期借入金50億円の借換えを完了したと記載している。 - FY2022対処有価証券報告書
「上記のとおり、借入金の借換えや仕入改革、営業面での売上総利益率改善並びに販売費及び一般管理費の削減により、新型コロナウイルス感染症の影響に耐えうる財務面での安定化を進めており、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。」
営業キャッシュ・フローはなお16億3,800万円の支出で現金残高も減少したが、借換え、仕入改革、利益率改善、販管費削減を組み合わせ、財務安定化を進めていると説明している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「これは受取手形及び売掛金が18億4千1百万円、商標権が28億4百万円それぞれ増加しましたが、現金及び預金が64億4千5百万円、のれんが12億4千8百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。」
借換えや仕入改革を進める一方、前連結会計年度末と比べて現金及び預金が64億4,500万円減少し、手許流動性の実績は悪化したと記載している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ60億7千3百万円減少し、127億8百万円となりました。」
短期借入金の借換えを完了した一方、現金及び現金同等物は前連結会計年度末から60億7,300万円減少し127億800万円となり、営業活動によるキャッシュ・フローも42億100万円の支出となった。手許流動性の実績は悪化している。 - FY2022-Q1前進有価証券報告書
「しかしながら、当社は、「2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (6)継続企業の前提に関する重要事象等」に記載のとおり、短期資金の借換え完了等の資金面での追加施策を実行し、在庫の削減に代表される運転資本圧縮により、手元で157億円を超える現金・預金を確保し、新型コロナウイルス感染症の影響継続に耐えうる財務面での安定化が進んでおり」
短期資金の借換え完了と運転資本圧縮を追加施策として実行し、手元の現金・預金を157億円超確保したと記載している。貸借対照表上の現金及び預金は前期末196億5,200万円から163億9,400万円へ減少しているが、会社は追加施策による財務面の安定化が進んでいると説明している。 - FY2021対処有価証券報告書
「上記の資金面補強策により、当連結会計年度末の現金及び預金の残高は60億円以上増加しており、新型コロナウイルス感染症の影響が継続した場合でも耐えうる財務面での安定化が進んでおります。」
金融機関からの60億円の資金調達、資産売却、政策保有株式の流動化等により、期末の現金及び預金が60億円以上増加し、資金繰りの安定化が進んだと記載している。 - FY2021-Q3前進有価証券報告書
「しかしながら、当社は、第1四半期において取引銀行との契約等による新規借入を実行し、さらに持合の解消合意による政策保有株の売却並びに銀座の商業地に保有しておりました店舗用不動産の売却を通じ十分な手元資金を確保しております。加えて、11月末に取引金融機関と締結した当座貸越契約に基づき融資を受け、手元資金を補強しております。」
新規借入、政策保有株・店舗用不動産の売却に加え、11月末に当座貸越契約に基づく融資を受けて手元資金を補強したと記載している。現金及び預金も前連結会計年度末比15億2,400万円増加し、資金繰り対策の実行が進んでいる。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ36億4千万円減少し、92億9千6百万円となりました。」
手許流動性の維持方針を掲げる一方、現金及び現金同等物は前期末から36億4,000万円減少して92億9,600万円となり、営業活動によるキャッシュ・フローも87億4,700万円の支出となった。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結会計期間末における資産総額は、前連結会計年度末に比べ33億9千8百万円減少し、589億8千8百万円となりました。これは商品及び製品が29億6千万円増加しましたが、現金及び預金が35億4千万円、受取手形及び売掛金が26億4千7百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。」
手許流動性の維持方針が続く一方、前連結会計年度末から現金及び預金が35億4,000万円減少し、9,397百万円となった。商品及び製品の増加も記載されており、資金繰り・在庫面の負担が継続している。 - FY2020前進有価証券報告書
「これを支える資金といたしまして、現状の借入金90億円に加えて2020年3月末に40億円の追加融資の実行による資金調達を行っております。」
現金及び現金同等物が前期末から51億3,900万円減少する一方、2020年3月末に従来の借入金90億円に加えて40億円の追加融資を実行し、資金繰りを支える調達を行ったと記載している。 - FY2020-Q4悪化有価証券報告書
「当第4四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ71億8千3百万円減少し、108億9千3百万円となりました。」
手許流動性の維持方針は続く一方、現金及び現金同等物が前期末から71億8,300万円減少し、営業活動によるキャッシュ・フローも47億9,100万円の支出となった。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結会計期間末における資産総額は、前連結会計年度末に比べ67億3千万円減少し、670億6千1百万円となりました。これは商品及び製品が28億2千8百万円増加しましたが、現金及び預金が78億8千4百万円減少したこと等によるものであります。」
手許流動性の維持方針は継続しているが、現金及び預金は前連結会計年度末から78億8,400万円減少し、101億9,300万円となった。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ33億3千3百万円減少し、147億4千3百万円となりました。」
現金及び現金同等物が前連結会計年度末から33億3,300万円減少し、営業活動によるキャッシュ・フローも17億8,800万円の支出となった。手許流動性の維持方針は継続しているが、資金残高は減少している。 - FY2018悪化有価証券報告書
「当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、たな卸資産の増加による減少額が24億9千9百万円、退職給付に係る負債が19億9千9百万円減少したこと等により、48億2千1百万円の支出(前連結会計年度は、2千2百万円の収入)となりました。」
営業キャッシュ・フローが前期の2,200万円の収入から48億2,100万円の支出へ悪化した。手許流動性の維持方針は続くが、財務制限条項に関する担保提供も記載している。 - FY2017悪化有価証券報告書
「当社グループは、各部署からの報告に基づき経理財務本部が適時に資金計画を作成・更新するとともに、手許流動性を継続して維持することにより、流動性リスクを管理しております。なお、主な借入金には財務制限条項が付されており、当連結会計年度において抵触したため、当該契約に従い当社保有資産を担保に供する予定であります。」
資金計画と手許流動性の維持を継続する一方、主な借入金の財務制限条項に抵触し、保有資産を担保に供する予定となったことを記載している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループは、各部署からの報告に基づき経理財務本部が適時に資金計画を作成・更新するとともに、手許流動性を継続して維持することにより、流動性リスクを管理しております。」
経理財務本部による資金計画の作成・更新と手許流動性の維持を、支払不能リスクへの管理手段として記載している。