米中貿易摩擦による世界経済への影響
FY2019-Q3に初出。8回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020-Q1。直近の記載はFY2023。
クボテックがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。36社中13社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに3社。
- FY2023再言及有価証券報告書
「しかしながら米中貿易摩擦や新型コロナウイルス感染症拡大の影響による営業活動の制限、客先の設備投資計画の見直しや部品需給の逼迫などによる業績への影響は大きく」
米中貿易摩擦が主要リスクの独立項目ではなく、継続企業の前提に関する重要事象の説明の中で再び言及されている。 - FY2021削除有価証券報告書
「有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。」
今回の経営環境および主要リスクの記載では、米中貿易摩擦による世界経済への影響は明示されていない。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により経済活動が停滞し、先行き不透明な状況で推移しました。」
新型コロナウイルス感染症による経済活動の停滞が実際の事業環境として記載されている。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における我が国経済は、米中貿易摩擦に加え、新型コロナウイルスの感染拡大により世界経済が減速し、先行きの不透明感が強まりました。」
米中貿易摩擦に加えて新型コロナウイルス感染拡大による世界経済の減速を記載し、外部環境の不透明感が強まったとの認識を示している。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、米中貿易摩擦の長期化懸念が高まるなど、先行き不透明な状況が続きました。」
米中貿易摩擦について長期化懸念が高まったとの表現となり、先行き不透明な状況が続いているとの外部環境認識が示された。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、米中貿易摩擦の長期化が懸念され、先行きの不透明感が増しております。」
米中貿易摩擦の長期化への懸念が続き、先行きの不透明感が増しているとの認識が示された。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、米中貿易摩擦の長期化や海外経済の減速などの不安要素を抱え、先行き不透明な状況で推移しました。」
米中貿易摩擦について「激化」から「長期化」へ表現が変わり、海外経済の減速も不安要素として併記された。先行き不透明との認識が続いている。 - FY2019-Q3初出有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、緩やかな回復が続きましたが、米中貿易摩擦の激化による世界経済への影響が懸念されるなど、先行き不透明な状況となっております。」
米中貿易摩擦の激化が世界経済に及ぼす影響への懸念と、先行きの不透明感を外部環境リスクとして初めて明示している。