卸売市場経由率の低下と販売競争の激化
FY2016に初出。35回の記載のうち23回が「再掲」。直近の記載は2026-11-05。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。6社中2社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに3社。
- FY2026再掲有価証券報告書
「生鮮水産物の水揚げ状況は、サンマ、イカなど一部魚種で好転が見られたものの、その他の魚種では年間を通じて低調に推移しました。また、輸入水産物はカニ、サバ、タコなどの数量は減少しましたが、継続的な円安基調を背景に輸入魚の価格は高値圏で推移したことで、輸入金額は前年を上回りました。」
一部魚種の漁獲回復と他魚種の低調、円安による輸入魚価格の高止まりが併存する厳しい業界環境を再確認している。 - 2026-05-12再掲業績予想の修正
「需要面におきましては、訪日客による消費の下支えもあり外食需要は堅調に推移しました。一方で、物価上昇に伴う実質所得の伸び悩みもあり、消費者の節約志向は根強く内食需要は力強さを欠いた状況が続きました。」
外食需要の堅調さと、物価上昇・節約志向による内食需要の弱さが併存する状況を再確認している。 - FY2026-H1一部魚種の漁獲増と輸入魚高止まり・内食低迷の併存有価証券報告書
「当中間連結会計期間における水産流通業界は、サンマやマグロなど一部魚種で漁獲量が増加した一方、その他の魚種では引き続き低調な状況が続いております。また、円安の影響により、輸入魚の価格は高止まりとなっております。需要面では、インバウンド拡大を背景に外食向けが堅調に推移したものの、物価上昇や実質所得の低迷を受けて消費者の節約志向が強まり、内食需要は伸び悩むなど、依然として厳しい業界環境が続いております。」
一部魚種では漁獲量が増加した一方、他魚種の低調、円安による輸入魚価格の高止まり、外食向け需要の堅調さと内食需要の伸び悩みが併存する業界環境へ推移している。 - FY2025再掲有価証券報告書
「漁獲量の減少や世界的な水産物需要の拡大といった需給状況にあります。また、人件費や物流費の増加、円安等によるコストの上昇の影響も加わり、水産物価格は上昇傾向にあります。消費動向は、好調なインバウンド需要により外食関係は引き続き堅調に推移しております。一方で、物価高騰による消費者の節約志向の高まりにより内食需要の伸びは鈍化するなど、厳しい業界環境となりました。」
外食・インバウンド需要の堅調さと、漁獲量減少、コスト上昇、内食需要鈍化の併存を年間業界環境として再確認している。 - FY2025-H1外食堅調と内食伸び悩み・コスト上昇の併存有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、インバウンド需要の拡大等により外食関係は引き続き堅調に推移しました。一方で、円安に伴う食料品や電気・ガス価格の上昇やエネルギー価格の高止まり等により、生活防衛意識が更に高まったことで内食需要は伸び悩むなど、厳しい状況が続いております。」
外食関係はインバウンド需要により堅調である一方、円安・食料品等の価格上昇と生活防衛意識の高まりにより内食需要が伸び悩むという、回復と逆風の併存が記載されている。 - FY2024-Q3中国禁輸措置の継続を含む回復と逆風の併存有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、訪日外国人数の増加や各種イベントの再開等により、外食を中心に消費は回復傾向になりました。しかし、販売環境については、天然魚の漁獲が低位で推移し加えて円安の影響で魚価高が続いており、生活様式の変化や物価上昇による消費者の生活防衛意識が高まっています。また中国による日本産水産物の禁輸措置が続いており、依然として先行きは不透明な状況が続いております。」
外食需要の回復が続く一方、天然魚の漁獲低迷、円安による魚価高、消費者の生活防衛意識に加え、中国による日本産水産物の禁輸措置の継続が明記され、販売環境の不透明さが続いている。 - FY2024-Q2外食・インバウンド回復と魚価高・生活防衛意識の併存有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、訪日外国人の増加や各種イベントの復活等により外食を中心に消費は回復傾向になりました。しかし、販売環境については、天然魚の漁獲が低位で推移し加えて円安も影響して魚価は高値圏が続いており、生活様式の変化や物価上昇による消費者の生活防衛意識が高まっています。今後ALPS処理水の海洋放出による影響も懸念され、依然として先行きは不透明な状況が続いております。」
外食・インバウンド需要の回復が進む一方、天然魚の漁獲低迷、円安による魚価高、物価上昇による生活防衛意識が併存する状況へ推移している。 - FY2024-Q1外食需要回復と魚価高・購買力低下の併存有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、天然魚の漁獲量の減少や輸入魚における円安の影響が常態化しており、さらに原材料価格や物流コストも上昇傾向で魚価高が続いております。一方、消費面ではイベント等の復活や訪日外国人数の増加等により人流が拡大し外食の需要は回復傾向にあるものの、賃金の伸びを上回る物価上昇が購買力を低下させており、依然として厳しい状況が続いております。」
外食需要は回復傾向にある一方、天然魚の漁獲量減少、円安、原材料・物流コスト上昇、物価上昇による購買力低下が併存する状況へ変化している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「しかしながら、エネルギー資源の高騰による物流コストの増大、諸外国での消費の回復、為替の影響等により引き続き食品全般の価格上昇が続いております。魚価についても依然として高値で推移し消費量の拡大が難しい中、新型コロナウイルス感染症による生活様式の変化もあり、引き続き厳しい経営環境となりました。」
感染症影響が落ち着き消費が回復する一方、物流コスト、食品価格、魚価の高止まりにより消費量の拡大が難しい厳しい環境が続いている。 - FY2023-Q2感染症影響の緩和と魚価高騰・消費停滞の併存有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響は落ち着きつつあり、消費は徐々に持ち直しました。一方、エネルギー資源の高騰による物流コストの増大、円安および諸外国での個人消費の回復等により、食品全般の値上げが続いております。魚価についても依然として高騰が続いており、消費の拡大が望めない中、厳しい経営環境となりました。」
感染症の影響と消費は改善方向にある一方、物流コスト、食品全般の値上げ、魚価高騰が続き、消費拡大が望めない厳しい環境が併存している。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、天然水産資源の減少や養殖魚の在池量減少、物流コストの増大、諸外国での個人消費の回復及び円安の進行等を要因として、魚価の高騰は依然として続いております。新型コロナウイルス感染症の影響が一時的に改善され、外食関係の需要は回復傾向が見られたものの、量販店を主体とする小売業は物価上昇による消費マインドの低下の影響を受けました。」
資源減少、物流費増大、円安、魚価高騰および小売需要の弱さが継続している一方、外食需要には回復傾向がみられると記載している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「天然水産資源の減少、物流コストの増大に加え、諸外国での個人消費の回復及び日米の金利差による円安の加速等もあり、魚価は高値圏が続き、大変厳しい経営環境となりました。」
天然資源の減少、物流費増大、円安などが重なり、魚価の高値と厳しい経営環境が継続・深刻化している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、新型コロナウイルス感染症による外食需要の減少や天然水産資源の減少が見られました。また、物流コストの増大に加え、諸外国で個人消費が回復していることもあり、年末の需要期にカニをはじめ水産物の価格が高騰しました。このため販売数量が伸び悩み、水産物の流通が感染拡大前の水準まで回復するには至らず、大変厳しい経営環境となりました。」
外食需要の減少や天然水産資源の減少に加え、物流コスト増大、水産物価格高騰、販売数量の伸び悩みが記載され、感染拡大前の流通水準への未回復も明示されている。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「当水産流通業界におきましても、相次ぐ緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に伴う消費低迷の影響により、大変厳しい経営環境となりました。」
消費低迷と販売競争を含む厳しい業界環境が、前四半期から継続している。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「一方で、飲食店等への休業・時短要請により外食需要は落ち込んだままであります。水産物の流通が感染拡大前の水準まで持ち直すには至らず、厳しい経営環境となりました。」
外食需要の低迷と水産物流通の未回復が続く厳しい業界環境を再確認している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「イカ、サケ、サンマなどの主要な魚種の漁獲が不安定であったり、水産物流通の多様化により卸売市場を経由しての取扱量が減少したり、消費者ニーズの変化により水産物消費の減少傾向が続いております。加えて、昨年来の新型コロナウイルス感染症の拡大により社会、経済活動が停滞し、飲食業を中心に総じて水産物の需要が減少しています。」
魚種の漁獲不安定、市場経由取扱量の減少、水産物消費の減少、感染症による需要減少という厳しい業界環境を引き続き記載している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛で巣ごもり消費が拡大したことに伴い、内食需要はやや伸びたものの、飲食店の利用自粛は今も続いており、外食需要は大きく落ち込みました。新型コロナウイルス感染症の影響により減少した水産物の流通は、未だに回復しておらず厳しい経営環境となりました。」
外食需要の大幅な落ち込みと水産物流通の未回復が明記され、従来の厳しい業界環境が新型コロナウイルス感染症により一段と深刻化している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「水産物流通の多様化により卸売市場を経由しての取扱量が減少しています。また、消費者ニーズの変化により水産物消費の減少傾向が続いております。」
流通多様化による卸売市場経由取扱量の減少に加え、国内水産物消費の減少傾向が明記され、市場環境の厳しさが強まっている。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、国際的な水産物需要は引き続き高まる一方、国内では漁獲量の減少や暖冬の影響などもあり荷動きは伸び悩むなど、厳しい経営環境となりました。」
国際的な水産物需要の高まりと、国内の漁獲量減少・暖冬による荷動きの伸び悩みを、引き続き厳しい業界環境として記載している。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、国際的な水産物需要の高まりから、仕入れコストの上昇が続くなか、天候不順などの影響もあり国内での荷動きは伸び悩むなど、厳しい経営環境となりました。」
国際的な水産物需要による仕入れコスト上昇、天候不順による国内荷動きの伸び悩みという厳しい業界環境を引き続き記載している。 - FY2020-Q1再掲有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、国際的な水産物需要の高まりから、仕入価格が上昇するなか、国内での荷動きは伸び悩みが続くなど、厳しい経営環境となりました。」
国際的な水産物需要の高まりによる仕入価格上昇と国内荷動きの伸び悩みを、引き続き厳しい業界環境として記載している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「流通の多様化や加工品等の卸売市場を経由することが少ない物品の割合が増加した事等により、市場経由率が低下傾向で推移し卸売市場数及び卸売業者数並びに仲卸業者数の減少が続いております。」
市場経由率の低下、卸売市場・卸売業者・仲卸業者の減少、国内需要の伸び悩みを引き続き業界環境として記載している。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、国際的な水産物需要の増加等に伴い仕入価格が上昇しているほか、天候不順や温暖な天気が続いた影響等により、漁獲量の減少や消費者の購買意欲が低下するなど荷動きが低調に推移する厳しい状況となりました。」
国際需要による仕入価格上昇、天候等による漁獲量減少、消費者の購買意欲低下および荷動き低調という厳しい業界環境を引き続き記載している。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、国際的な水産物需要の増加等に伴い仕入価格が上昇しているほか、猛暑の影響や天候不順等により漁獲量が減少した影響で荷動きが低調に推移するなど厳しい状況となりました。」
国際需要の増加による仕入価格上昇、猛暑・天候不順による漁獲量減少、荷動きの低調という厳しい業界環境を引き続き記載している。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、国際的な水産物需要の増加等に伴い仕入価格が上昇したほか、天候不順等により漁獲量が減少した影響で荷動きが低調に推移するなど厳しい状況となりました。」
国際的な需要増加による仕入価格上昇、天候不順による漁獲量減少、荷動きの低調という厳しい業界環境を引き続き記載している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「天候不順などの影響もあり漁獲量が減少したほか、水産物の国際的な需要増加により仕入価格が上昇していることに加え、消費者の節約志向は根強く、引き続き厳しい状況となりました。」
漁獲量の減少、国際需要による仕入価格上昇、消費者の節約志向という厳しい業界環境が引き続き記載されている。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、水産物の需要が国際的に増加していることなどにより仕入価格が上昇するなか、漁獲量減少の影響などもあり水産物の取扱数量は減少傾向で推移しました。また、販売競争は引き続き激化するなど厳しい状況となりました。」
仕入価格の上昇、取扱数量の減少傾向、販売競争の激化という厳しい業界環境が引き続き記載されている。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「国際相場の上昇などにより水産物の仕入価格が上昇するなか、水産物の取扱数量が減少傾向となりました。また、販売競争も激化するなど厳しい状況となりました。」
仕入価格の上昇、取扱数量の減少傾向、販売競争の激化という厳しい業界環境を継続して記載している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「国際競争の激化や天然水産物の水揚げが不安定であった影響等により仕入価格が上昇するなか、個人消費の低迷等による水産物の取扱数量が伸び悩みました。また、当業界を取り巻く販売競争は依然として激化が続いている等、厳しい経営状況となりました。」
国際競争、仕入価格上昇、需要低迷、販売競争の激化が年間の業界環境として引き続き記載されている。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、国際競争の激化や天然水産物の水揚げが不安定であった影響等により仕入価格が上昇するなか、消費者の購買意欲に高まりが見られず水産物の取扱数量が伸び悩む等、厳しい状況となりました。」
国際競争、水揚げの不安定さ、仕入価格上昇、消費者需要の低迷という厳しい業界環境が引き続き記載されている。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、国際競争の激化や水産物の水揚げが不安定であった影響等により仕入価格が上昇するなか、消費者の購買意欲に高まりが見られない等、厳しい状況となりました。」
国際競争の激化、仕入価格の上昇、消費者の購買意欲の低迷という厳しい業界環境が前四半期に続いて記載されている。 - FY2017-Q1悪化有価証券報告書
「当水産流通業界におきましては、国際競争の激化などにより水産物の仕入価格が上昇するなか、消費者の購買意欲に高まりがみられないなど、厳しい状況となりました。」
国際競争の激化が当四半期の業界環境として明記され、仕入価格上昇と消費低迷を伴う厳しい状況とされた。 - FY2016初出有価証券報告書
「卸売市場経由率の低下が続くと予想されるなか」
市場流通構造の変化を前提に、収益基盤確保の課題として記載している。