地政学・供給不足・金融政策差による経済見通しの不透明さ
FY2022-Q3に初出。13回の記載のうち6回が「再掲」。直近の記載は2026-10-15。
FPパートナーがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。34社中23社が悪化側に。
直近の記載が「後退」なのは、ほかに1社。
- 2026-10-15後退決算
「2026年8月の景気DIは44.6となり、4か月連続で改善するなど、景況感に持ち直しの動きがみられました。先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果による緩やかな景気回復が期待される一方、中東情勢や自然災害等の影響には引き続き留意が必要な状況です」
景気DIの改善と景況感の持ち直しを記載する一方、中東情勢や自然災害への留意を引き続き示している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間会計期間(2025年12月1日~2026年5月31日)におけるわが国経済は、2026年5月の景気動向指数(DI)が41.6となり、3か月ぶりに改善しました。先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策効果により緩やかな回復が期待されるものの、中東情勢の影響や金融資本市場の変動の影響には引き続き注視が必要とされています。」
景気DIは3か月ぶりに改善した一方、41.6と低水準にあり、中東情勢および金融資本市場の変動を新たな注視要因として記載している。 - FY2025後退有価証券報告書
「当事業年度(2024年12月1日~2025年11月30日)における日本経済は、緩やかな回復基調を維持しています。2025年11月の景気DIは44.1となり、6か月連続で改善傾向が見られました。先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が全体の回復を下支えすることが期待されますが、米国の通商政策が国内経済に与える下振れリスクに対しては、引き続き、慎重な注視が必要です。」
景気DIは42.6だった前回中間期から44.1へ改善し、経済環境の説明はやや持ち直した。一方、米国の通商政策による下振れリスクは引き続き記載している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当中間会計期間(2024年12月1日~2025年5月31日)におけるわが国経済は、2025年5月時点の景気動向指数(DI)が42.6となり、2か月連続で悪化しました。これは、コロナ禍終盤にあたる2023年2月以来の低水準となります。国内景気は、米国トランプ政権による関税措置の影響を受け、先行きに対する不安が高まっており、個人消費の伸び悩みや景況感の悪化が見られました。」
景気動向指数DI42.6、米国の関税措置、個人消費の伸び悩み、景況感悪化を記載し、外部経済環境の下振れリスクを具体化している。 - FY2024再掲有価証券報告書
「先行きについては、雇用・所得環境の改善と政策効果で緩やかな回復の継続が期待されますが、欧米の高金利継続や中国の不動産市場停滞など海外景気の下振れがわが国経済へ与える影響や物価上昇、米国政策動向、中東情勢、金融市場の変動に注意が必要です。」
欧米の高金利、中国の不動産市場停滞、物価上昇、米国政策、中東情勢、金融市場の変動を、引き続き経済環境上の不透明要因として記載している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期累計期間(2023年12月1日~2024年5月31日)におけるわが国経済は、円安による原材料価格の高止まり等によるコスト負担増の影響をうけ、個人消費が低迷しています。先行きについては、雇用・所得環境が改善する見通しのもとで、緩やかな回復が続くことが期待されておりますが、世界的な金融引締めの影響等による海外景気の下振れが、わが国の景気の下押しリスクになっています。物価上昇や金融資本市場の変動による影響に引き続き注視が必要です。」
円安、原材料価格高止まり、個人消費低迷、世界的な金融引締め、海外景気下振れ、物価上昇および金融資本市場の変動を、引き続き経済環境上の不透明要因として記載している。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、緩やかな回復が続くことが期待されておりますが、世界的な金融引締めに伴う影響等による景気の下押しリスクもあり、引き続き注視が必要な状況です。」
物価高騰、消費者の節約志向、世界的な金融引締めによる景気下押しリスクを、引き続き経済環境上の不透明要因として記載している。 - FY2023再掲有価証券報告書
「当事業年度(2022年12月1日~2023年11月30日)におけるわが国経済は、世界的な物価高騰や世界経済の下振れ懸念の影響、円安の継続など不透明な要素はあるものの、新型コロナウイルス感染症の5類移行により、国内経済活動の正常化とインバウンド需要の回復がありました。」
世界的な物価高騰、世界経済の下振れ懸念、円安を経済環境の不透明要因として引き続き記載している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期累計期間(2022年12月1日~2023年8月31日)におけるわが国経済は、世界的なインフレや海外経済の下振れリスク、円安の進行など不透明な要素はあるものの、新型コロナウイルス感染症の5類移行で「コロナ禍」から「アフターコロナ期」への転換期を迎えたことで、国内の経済活動は大きく回復しました。」
世界的インフレ、海外経済の下振れリスク、円安を経済環境の不透明要因として引き続き記載している一方、国内経済の回復も説明している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「その一方で、製造業は世界的なインフレの影響で回復基調が鈍化し、さらに欧米諸国の金融引き締め等による経済不安も生じています。」
世界的インフレや欧米の金融引き締めによる経済不安を引き続き外部環境の不透明要因として記載している。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「昨期から引き続き、老後の生活資金準備などの資産形成ニーズへの対応から、生命保険販売の中心は貯蓄性・投資性商品となりました。当第1四半期累計期間における生命保険の新契約件数は45,185件となり、米国の景気後退懸念を受けて外貨建て商品の契約件数が減少いたしました。」
米国の景気後退懸念が外貨建て商品の契約件数減少として実際の販売動向に表れたと記載している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「しかしながら、日米の金融政策の違いにより金利差が拡大したことで2022年3月以降長期にわたり円安が進み、急激な為替相場の変動による市場の混乱が見られました。また、この円安に加え、2022年2月から続くウクライナ侵攻の影響による原材料価格の高騰で10月には消費者物価指数が3.7%と40年ぶりの高水準に達し、食料品、日用品の「値上げラッシュ」が1年を通じて繰り返されるなど、依然として先行きの不透明な状況が続いております。」
前回の地政学・供給・金融政策差に加え、円安、原材料価格高騰、消費者物価指数3.7%など、外部環境の不透明さを具体化している。 - FY2022-Q3初出有価証券報告書
「景気の先行きにつきましては、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や原材料の供給不足に加えて、日米の金融政策の違いが明確化したことによる金利差の拡大などを背景とした急速な円安進行などもあり、国内外における経済の見通しは依然として不透明な状況が続いております。」
地政学情勢、原材料供給、金利差、円安を外部環境上の不透明要因として記載している。