製品不具合による改修費用・製造物責任
FY2017に初出。7回の記載のうち2回が「対処」で、最初の「対処」はFY2018。直近の記載はFY2025。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。56社中11社が悪化側に。
- FY2025対処有価証券報告書
「また、品質重視の環境を整備するべく、品質本部を新設し、品質管理体制の強化、見直しなどにより、グローバル全体で製品の品質向上に取り組みます。」
製品不具合リスクへの対応として品質本部を新設し、グローバルな品質管理体制の強化・見直しを進める施策が追加された。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「半導体不足による急な生産変動や、資源価格上昇、中国ロックダウンの影響に加え、北米向け輸送コスト増加やタイにおける品質不具合への対応費用などの一過性のコストが発生した結果」
タイにおける品質不具合への対応費用が実際に発生し、通期業績に影響した。製品不具合リスクと品質保証体制による軽減策の記載は継続している。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「為替影響により売上高は24,038百万円(前年同期比12.7%増)となりましたが、タイにおける不具合対応費などにより営業利益は1,231百万円(前年同期比29.7%減)となりました。」
タイにおける不具合対応費が実際に発生し、アジアの営業利益が前年同期比29.7%減となった。製品不具合に伴う費用負担リスクが実績として現れている。 - FY2022再掲有価証券報告書
「IATF16949:2016の認証を取得しており、品質管理・品質保証体制を構築して、製品不具合リスクの軽減を図っております。」
製品不具合時の改修費用・損害賠償リスクと、IATF16949:2016認証および品質保証体制による軽減策が継続して記載された。 - FY2019再掲有価証券報告書
「自動車部品関連事業において、当社は世界に通用する品質保証体制を確立し、お客様に満足いただける製品を提供することを目的として、自動車産業における世界共通の品質管理・保証規格であるIATF6949:2016の認証を取得しており、品質管理・品質保証体制を構築しておりますが、当社グループが製造・販売した製品に何らかの不具合が生じた場合、得意先自動車メーカーが実施する改修費用のうち、責任割合に対応する負担が発生することとなります。」
IATF6949:2016認証と品質保証体制による対応を継続して記載する一方、不具合時の改修費用負担・損害賠償リスクも維持されている。 - FY2018対処有価証券報告書
「自動車部品関連事業において、当社は世界に通用する品質保証体制を確立し、お客様に満足いただける製品を提供することを目的として、自動車産業における世界共通の品質管理・保証規格であるIATF6949:2016の認証を取得しており、品質管理・品質保証体制を構築しておりますが、」
製品不具合時の改修費用・損害賠償リスクは継続して認識されている一方、品質保証体制とIATF6949:2016認証の取得が対応策として記載された。 - FY2017初出有価証券報告書
「当社グループが製造・販売した製品に何らかの不具合が生じた場合、得意先自動車メーカーが実施する改修費用のうち、責任割合に対応する負担が発生することとなります。」
製品不具合が発生した場合の改修費用負担と損害賠償責任の可能性が示され、ISO/TS16949認証、品質保証体制、製造物賠償責任保険による対応も併記されている。